honobono
以前読んだ際は、どういうわけか「無理‼︎」と感じていた筈なんだけど。
再読してみると、それが何だったのかは今はもう思い出せない。
表題作の前に描かれる、冒頭の「淵底の蛇」が無理‼︎ だったのかも知れないし、表題作のラストがそうだったのかも知れないし、よく分からない。
表題作は、作者が同人誌で発表した「淵底の蛇」から展開している。
美しい保健医に淡い恋心を抱いた吉井は、何かと理由を付けては保…
不思議な四角関係でした。と言っても、悠司→朔巳(養護教諭)←直輝←稜で、直輝は序盤で朔巳に失恋しますから、複雑に絡まり合うわけではないんですが。直輝は失恋を引きずることもなく、むしろ朔巳に植え付けられたトラウマによって朔巳自身や男同士でのセックスに恐怖を感じるようになります。4人の中で唯一病んでいる朔巳は、学生時代に好きだった同性の先輩に踏み躙られた経験があり、それ以来純粋な愛を信じられず、自分…
二重人格というか攻めの知らないところで強かな受けや、それを更に上回り実はすべてお見通しの攻めなど、色々と驚きを与えてくれる作品ではあったのですが、もう一歩踏み込んで欲しいというか、少し詰めが甘いかなぁという印象を受けました。ダークな展開と、キャラの言動が所々軽くギャグっぽいところにどうにも温度差を感じてしまい、いまいち世界観に入り込めない気がしました。シリアスな部分と笑える部分が混ざってプラスに…