戸田環紀さんのレビュー一覧

熱砂の相剋〜獅子は竜と天を巡る〜 小説

戸田環紀  小山田あみ 

ある意味現実的なファンタジー

設定が興味深い作品だった。霊獣の性質や生死に関する思想が独特。ファンタジーだけど、勧善懲悪でなくままならなさに現実味があり、良く言えば地に足がついてる感じ。終盤の先祖たちには泣かされた。あの二人の物語も読んでみたい。

主人公は国を追放されたミフル。といっても偽の許可証で国内に住み、家族のような存在もいるし、毎年母の命日にはイザークが会いに来る。精神的な辛さはあっても、それなりの生活はできてお…

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異世界もふもふクリニック~年下ライオンと恋する動物のお医者さん~ 小説

戸田環紀  yoshi 

ほのぼのもふもふ溺愛BL

獣人クラウスを助けるため異世界に聖者として召喚された獣医師みずきが恋や仕事に奔走するお話。
目が覚めて外見たら異世界って恐怖でしかないけど、求められる聖者ではなく獣医師として患者に向き合い、全力を尽くすみずきはかっこいい。同時に獣人である彼らはみずきの大好きな動物と同じ要素があったから、心の垣根を取りされたんではないかと。
またそんなみずきを近くで見てきたクラウスだから好きになったんだろうなぁ…

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異世界もふもふクリニック~年下ライオンと恋する動物のお医者さん~ 小説

戸田環紀  yoshi 

ほのぼのもふもふラブコメ。さいたま、異世界につながる

様々な獣人が出てくるお話で、リラックスして楽しく読みました。ディテールがしっかりした診察シーンがあって、なんぼでも読んでられる。戸田先生はお仕事BLを書いても得意そう。かえるの皮をかぶっていたあひる鳥人リヒャルトとヨハンのその後が気になる。リヒャルトは厨二病の甘えん坊でチートと、歪んだ魅力がてんこもり。ヨハンは真面目で優しくてものすごい美人、次期族長と背負うものがある。けっこうな年の差カプだけど、…

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森羅 ~救いの狼王と祈りの騎士~ 小説

戸田環紀  円之屋穂積 

運命のつがい未満。ストーリーは面白い

一瞬、間違った運命のつがいを受け入れちゃう攻め様、減点ですw スパダリ系の攻めが犯していい過ちの種類は少なく、受けに対する処遇の誤りについては大減点かと。その一方、受けが大活躍してボロボロになりながらも運命を切り開きます。ストーリーとしては申し分なく楽しく読めましたが、運命のつがいという設定があるのに、絆の絶対性を崩してしまうと、味のしない果実を嚙んだようで、期待した甘さや余韻が舌に残らない。BL…

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熱砂の相剋〜獅子は竜と天を巡る〜 小説

戸田環紀  小山田あみ 

20年越しの幼馴染の執念と、本音がダダ洩れる霊獣が見どころ

受けは蛮獣と忌避される霊獣を持って生まれ、幼い頃に王命で国を追放される。攻めは、幼少期にはどうすることもできなかった無念さを抱えながら、受けを取り戻すために執念で力をつけていく。受けを宮殿に迎える為に周りに頭を下げる様子が感動的。巧みに伏線を貼りつつ、回収しつつ、テンポよく話は進み、退屈なシーンは一つも無く、あっという間に読んでしまった。小山田あみ先生の描く竜がド迫力でとても美しいです。右宰相家、…

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異世界もふもふクリニック~年下ライオンと恋する動物のお医者さん~ 小説

戸田環紀  yoshi 

獣医に獣人!

タイトルとあらすじで楽しみにしてました。
獣医がクリニックの建物ごと獣人の世界に召喚!そんなの鬼に金棒?キン肉マンに牛丼?
最強じゃないですか!

作者さんのお話をあまり読んだことがないせいか、描写やエピソードや展開に、んん?となるところがいくつかあり。

途中まではワクワクだったんですよ。
獣人たちを治して、ヨハンと病気の原因をつきとめて。
なんですがみずきがヨハンとクラウスとの…

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異世界もふもふクリニック~年下ライオンと恋する動物のお医者さん~ 小説

戸田環紀  yoshi 

癒し

一言でいうなら癒し。
この異世界に繋がるドアはどこですか…?もふもふパラダイス!主人公のみずき視点からそのモフ姿を想像してキュンキュンできました!
エチなシーンは後半も後半で少しですが、なんと挿絵が!!
主人公CPはもちろん、ヨハン×リヒャルトで続編書いて欲しいな〜

動物のお医者さんという珍しさとイラストの可愛さに惹かれて購入しましたが買って正解でした。

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異世界もふもふクリニック~年下ライオンと恋する動物のお医者さん~ 小説

戸田環紀  yoshi 

年下スパダリ×獣医さん、癒しと萌えと驚きの展開+モフモフモフモフ

もーー電子限定のおまけSSに、声を出して笑った〜!
思わず”ハダカデバネズミ”で画像検索してしまいました(*´艸`)

一部研究者に”男性生殖器に歯がついたような動物” って言われてるなんて、
その姿が気になるじゃないかー..!ꉂ(๑˃▽˂๑)

画像を見てみたら、確かにしわしわで毛が全くなく、
ながーい出っ歯が2本出てるのが妙に愛嬌あって可愛らしかったです◎
(普通のネズミの3…

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彷徨う記憶と執愛の星 小説

戸田環紀  北沢きょう 

記憶喪失受けへの、攻めの一途ピュアラブ

戸田環紀先生の作品で今まで読んだ3作、全て「神」評価で、読み始めてからすぐドキドキ止まらず…という感じだったのですが、こちらの作品はどうも、いまいちハマりきれず。。

とはいえ、これからも引き続き先生の既刊は読んでいく気、満々です。
たまたま、今回自分にはあまり合わなかったのだろうな、と。

というのも、記憶喪失になったアシュリー(受)が記憶を取り戻し、真相が明らかになるまでーーが、(自…

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君の瞳に愛をささやく 小説

戸田環紀  麻生ミツ晃 

涙なしには読めなかった…受け様の再生と、攻めの包み込む愛の物語

ぐわっ…途中、切なさに涙が込み上げてきて、思わずスマホを置いて深呼吸しました。刺さった。。

『熱砂の相剋』から入った戸田環紀先生の作品。既刊を読み漁っているところです。

あらすじなしで、感想のみを。

受けの秋文が隠し、トラウマとなっているある事情ー
こちら、読んでいるうちになんとなく気付いてしまったのですが。

攻めのことが好きすぎて、粉々に散った前の恋のトラウマが消えてい…

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