カモミールおばさん
オメガバースらしい展開もあり、オメガバースらしくない設定もあり、オメガバースの王道を踏襲しながらおまる先生独自の感覚も盛り込んだ作品になっていたと思います。秋山と笠原が働く会社はオメガバース作品では珍しいくらい、ホワイトな会社ですよね。αを必要以上に崇めることも、Ωを蔑むこともなく。オメガバース作品の中でこういう会社に出会えると嬉しいですね。
そして、秋山の隙のある感じも作品の1つの魅力…
◆インモラルと紙袋(表題作)
すごくハマりました。チャットでやりとりをするようになり、そのまま転がり落ちるように、電話する関係、実際に会ってセックスする関係になっていくヒロとイチ。ヒロは会う時には必ず紙袋を被り顔を見せない。誰かも分からない男に犯され続けて、それでもその関係から抜け出せないイチ。気持ちいいことに抗えない彼の素直なところに好感が持てましたし、1つひとつのプレイが濃密で、じわじわと…