笠井あゆみさんのレビュー一覧

処女執事~the virgin-butler~ 小説

沙野風結子  笠井あゆみ 

なるほど面白い

最近漫画にマンネリを感じて評価の高い小説読み漁ってます

表紙だけみると、エロエロだけの作品か?と思いますがそんなことありません
小説だからこそできる緻密な設定とキャラクター表現、そして情景
キャラクターの心情なんてそりゃあもう細かく書かれてます
巳裕がもう絵に描いたような執事で、序盤はそんな巳裕を策略で引き裂いたサイが敵にしか見えなかった
なぜ、そんなに巳裕に執着するのか?なぜ則雅を…

2

天使の定理 小説

沙野風結子  笠井あゆみ 

兄弟の定理から読むのをおすすめします

スピン元の「兄弟の定理」未読。
未読でも読めるつくりと沙野先生が仰っていたのを何かで見たので。ツイートでだったか。
その通りにこちらのみでも読めました。もちろん楽しめました。
しかし、これは確実に「兄弟の定理」から読んだ方が良いのではと思います。
まず、スピン元のカプが出てきて何やら萌える描写があるのですが、悲しいかな私は知らないカプのことなので萌えまではいかず、癒しだわー♡程度の熱にとど…

9

「ギフテッド~狼先生は恋をあきらめない~」コミコミ特典SS小冊子「狼さんと赤ずきん」 グッズ

気持ちの問題です

本品は『ギフテッド~狼先生は恋をあきらめない~』の
ミコミスタジオ特典小冊子です。

本編後、祭の母が哲平を紹介しろと迫るお話です。

祭は1人暮らしを始めたものの1人分の夕食を作るのが
面倒で頻繁に実家に出入りしています。

そして哲平の大学合格が発表されてから数日後、
祭は母に「哲平を連れてきなさい」と言われます。

祭はここ数日、
自分が浮かれすぎていて哲平に手を出し…

2

ギフテッド~狼先生は恋をあきらめない~ 小説

寺崎昴  笠井あゆみ 

重なる痛みと優しさ

今回は先天性獣化症の大学生と高校を中退した少年のお話です。

攻様が大検を目指す受様の家庭教師となった事で
抱えていた孤独と悩みを分ちあえる人を得るまで。

攻様は母のお腹の中にいた時に先天性獣化症と診断されます。

健康な人間の両親から、何の前触れもなく突然
全身が毛で覆われた子どもが生まれるこの病気は
難病のひとつと認定されていますが

病気の1種と結論付けられた現代で…

5

天使の定理 小説

沙野風結子  笠井あゆみ 

「愛」について深く考えさせられました

作家買い。
沙野作品の『兄弟の定理』で、当て馬として登場した式見が主人公のお話です。前作が未読でも理解できるかと思いますが、できれば読んでいた方が「式見槐」という人物像をより深く理解できるのでは?と思いますので興味のある方はぜひそちらから読まれることをお勧めします。

『兄弟の~』のあとがきで沙野先生が式見視点のスピンオフを書かれると述べられていたので発売を心待ちにしていましたが、表紙がヤバ…

9

天使の定理 小説

沙野風結子  笠井あゆみ 

クソデカ感情が渦巻く

「兄弟の定理」スピンオフ。
捉えどころのないキーマンになっていた式見のお話です。

個人的には前作未読で大丈夫かな~?と思いますが、
前作キャラが登場し内容に触れるシーンもありますので合わせて是非(﹡´◡`﹡ )

さてさて。
期待して待ってたスピン、すげーー良かったです!!
とにかく受けを殺したい!っていう攻めの迫力ね!!
殺すか生かすかのヒリヒリ感や激情が迸っていました。

13

恋々 疵と蜜2 小説

遠野春日  笠井あゆみ 

1巻で書かれていない背景が描かれていた

面白かったけれど、
テンポよい展開ではないので、焦れものが嫌いな人には向かないと思う。
焦れ焦れジワジワ。
どうして、あの破天荒な里村靖祐の下に、怜悧で有能な青柳美紀が就いているのか、その訳が書かれている巻でした。

母親ソックリな里村の容貌。里村の親は強盗に殺されてしまった。
引きこもりの帰国子女で、親が離婚して子を顧みない人だった青柳。
二人は幼少期近くに住んで居た。

人の…

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ギフテッド~狼先生は恋をあきらめない~ 小説

寺崎昴  笠井あゆみ 

魅力的なデビュー作

こちらが作家様のデビュー作とのことで驚いています。
すごい作家様がデビューされましたね。

あのですね、まずお話がすごく面白いんです。
読み始めから一気にあとがきまで読んでしまったというか。
本当に読みやすい文で、なおかつ登場人物の1人1人に自然と心を持っていかれる。
何気ない発言のひとつひとつにサクッと刺さるものがあったりして、印象に残らなかった人がいないのです。
なんだろうな、上…

11

忍姦~蜜戯の策~ 小説

丸木文華  笠井あゆみ 

鬼のような風貌と初心な恋心のギャップ戦国版

すごい体格差…
その時代ならではの言葉やシチュで萌え上がらせるところも、文体を時代の雰囲気に合わせて変えているところも(“〜だった”が多く、若干読みづらさはあるものの)、いつもながら素晴らしかったです。
笠井あゆみ先生の挿絵は構図もかなり凝っていて華々しく、文章と相まって壮絶なムードでした!細い線で描かれる妓楼の部屋やお尻を握るような対面座位も最高でした…

戦国の時代に無双の強さを誇る太…

2

「ギフテッド~狼先生は恋をあきらめない~」コミコミ特典SS小冊子「狼さんと赤ずきん」 グッズ

本編より好み

本編は若すぎる印象で、今一つピンとこなかったんですけど、こっちはさすが番外編!好みのタイプのお話だったので、萌にしました。哲平、恋人母ご対面!という小話です。

大学合格して数日後、攻め母がいきなり「哲平くんをうちに連れてこい」宣言。「自分がいなかったら二人は会うこと無かっただろ、挨拶するのが筋」だとか。母強し。

で哲平に話すと、心の準備が出来てないからぷりぷり怒りだしてですね、弟の楽の…

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