笠井あゆみさんのレビュー一覧

あの夏から戻れない 小説

宮緒葵  笠井あゆみ 

推薦図書です!

宮緒葵先生がツイートしてた、ほのぼの爽やか青春ストーリーだなんて端から信じてませんでしたが(www)、ある意味この季節にピッタリの作品でした。

読み進めているうちに、あちこちに散らばるヒントによって凄く考えて推理してしまう自分がいるんです。

ある程度想像付く展開と全くといって考えてなかった決着の仕方に、お見事と言う他ないストーリー展開でした。

宮緒先生らしい人間の業があちこちに散…

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「あの夏から戻れない」コミコミ特典SS小冊子「呪い、あるいは祝福」 グッズ

本編後の生活

本編後の二人の生活を書いたお話でした。その後が気になってしょうがないのよという方はご検討いただいてもよいのでは。

++

勿論一緒に生活しているし、両親からもらったという当面の生活費だけではなく、どこから湧いてくるんだ?と思う資金を元手に順調に生活なさってます。笠井先生の挿絵の攻めですもん、どんくさいとかありえないですよね。仮想通貨に手を出されて順調に稼ぎ中。

でも可愛いところもあ…

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あの夏から戻れない 小説

宮緒葵  笠井あゆみ 

不思議ワールド

先生買い。すごく不思議な世界観ではらはら一気読みしてしまうお話でしたが、攻め受けの恋話にきゅーんとはしなかったので萌にしました。本編230P+あとがき。

10年前、家族ぐるみの付き合いをしていた幼馴染、柊(しゅう)が目の前で行方不明となった夏生(なつお)。行方不明になった沼で13年前に行方不明になった男性の遺体が発見されたことから、柊がまだ生きているという確信をもち、現場を再び訪れ・・・と続…

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あの夏から戻れない 小説

宮緒葵  笠井あゆみ 

真夏に読みたい怖いお話

タイトルとカバーイラストに惹かれて購入。

因習×SF的要素有り(読まれると設定は明らかになります)。愉しめるか否は特殊設定と作者様の性癖に共鳴するかに拠るところが大きいのかなと思いました。

8歳の時に忽然と目の前から消えてしまった同い年の幼馴染みとの、不思議な再会を描いたお話です。

民俗学者だった父親に「山は異界」だから近づくなと言い含められていたにもかかわらず、家族ぐるみで日無…

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拝啓、百年先の世界のあなたへ 小説

中原一也  笠井あゆみ 

素直に読める人はハマるかも。

タイムトラベル物の、王道が好きな人にはお勧め。
私は物語に入りこめませんでした。
1つは、キャラクターに魅力を感じられませんでした。主人公がかわい子ぶりっ子で、アンドロイドは、あまりにもいい人間に完璧に作られているように思いました。
2つ目は、設定も展開も、予想がついてしまったからです。お姉さんの設定など、あるべきハピーエンドに向けて都合よく進んでしまっているような気がしました。最後も、いか…

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あの夏から戻れない 小説

宮緒葵  笠井あゆみ 

めちゃめちゃ面白い。

作家買い。
作家買いですが、宮緒先生×笠井さんというゴールデンコンビ、ということであらすじも確認せずに早々に予約していました。

時に非常に肌色率の高い絵柄で表紙を飾る笠井画伯。
が、今作品はなんとも可愛らしい。あれ?あれれ?もしかしたら優しくって温かな、そんなお話かな?なんて思いつつ読み進めました。

いやー。
やられました。
めっちゃ面白い…!
こんなにもネタバレしたらアカン…

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あの夏から戻れない 小説

宮緒葵  笠井あゆみ 

不気味な世界観にページをめくる手が止まりませんでした

作者の宮緒葵先生がSNSで「ほのぼの作品」「純愛と青春」と宣伝されていましたが、私個人はカテゴリ的に「サイコスリラー」かなあと思いました。

10年前に目の前で消えてしまった幼馴染の柊(攻め)を探して、異界の不気味な村に迷い込んだ主人公の夏生(受け)。その村がとにかく不気味で怖い。再会した幼馴染も村民達も何かおかしい…!?

笠井あゆみ先生の描かれた表紙もパッと見は夏らしくて爽やかですが、…

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愛されたがりさんと優しい魔法使い 小説

川琴ゆい華  笠井あゆみ 

母親に愛されたことがないせいで諦めてしまった幼少期が哀しい


切ないのにぶっ飛び具合のアンバランスさが楽しい

卵料理専門店営む史(受け)は毎日通勤電車の行き帰りでなんとなく気になる人がいます。
ある日その人がいつもと違うスーツに大きなハートのタイピンをつけ、アニメでよくみる魔法のステッキを持っているのを見て驚きます。その彼がこちらを睨むように見ていて焦るのですが、逃げようとする史を捕まえて、自分は魔女に記憶と心臓を取られ魔法使いにされてしまったと…

0

誘春 小説

吉田珠姫  笠井あゆみ 

さっすが吉田珠姫先生!激ヤバ近親モノ2作!

■誘春
とんでもないド変態エロ小説なのですが、吉田珠姫先生の圧倒的な文章力で唯一無二の名作に仕上がってると思いました。
父✕息子というだけではなくて、親子揃って凶悪で変態。2人揃って周りの人間を見下してバカにしているのに、お互いのことだけは病的に愛し合って、赤ちゃん言葉で甘々イチャラブしているという胸焼け設定。
ところが心理描写が巧みで、前半の離れ離れになった父と子が年に1度息子の誕生日だけ…

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情恋~乱世の蜜華~ 小説

丸木文華  笠井あゆみ 

戦国時代の純愛物語

ずっと気になっていた本。
もの凄く淫靡な表紙だけど、中身は戦国時代の城主同士の純愛物語。
時代物が好きなので、何度も再読してしまった。面白かったです。

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白鹿高清は、傾国の美貌を持つ城主。本人は容姿に無関心。
父の死後、慕っていた腹違いの兄/高春が毒殺。
高清はショックで失語、以後性格が豹変。
高清の母は、溺愛する高清の為に次々と手を回し、逆に高清を追い詰めていく。

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