笠井あゆみさんのレビュー一覧

処女執事~the virgin-butler~ 小説

沙野風結子  笠井あゆみ 

面白かった〜

過去のアワードや不朽の名作などにランクインされていていつかは読みたい作品でした。
タイトルや表紙から、執事が主人に処女奪われちゃうエロいやつやんだろうなぁ、などとふんわり思ってたんですが…。

「処女執事」の意味が想像してたのと全く違ってました。
一瞬、主人のためだけに作られたアンドロイドかとも思いましたが、人間でありながら主だけに仕えるように作られた執事であるという設定がすごく良かったと…

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桜吹雪は月に舞う (2) ~奉行と閻魔~ 小説

宮緒葵  笠井あゆみ 

流石としか

雑誌に掲載された「奉行と閻魔」が凄く面白くて凄く記憶に残っていたのですが、書き下ろしの「奉行と人斬り」が入ることによって次巻への流れが自然と出来上がっているのが流石でした。

明星の狙い通りにやがて好文は明星と同じところに堕ちてしまうのかと、そこにばかり気を取られていたところで、書き下ろしで爆弾を落とされた気持ちになりました。
今回は謎だった実醇の出自が分かったところか、思わぬ人物と血縁関係…

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桜吹雪は月に舞う (2) ~奉行と閻魔~ 小説

宮緒葵  笠井あゆみ 

細部までしっかり時代物

史実と創作とBLが絶妙なバランスで展開する、唯一無二の世界観のシリーズのスピンオフ。こちらの方がちょっと血生臭い展開が多いのでライトなBLが好きな方には重いかも。でも、登場人物もストーリーもすごくみっちり隙なく展開するので本当におもしろい。時代物の設定とか色々細かいお約束などは読み進めるうちに理解出来るので、ぜひ一度挑戦して欲しいです。宮緒先生以外にこんなにしっかりした時代物のBLはないので、知ら…

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桜吹雪は月に舞う (2) ~奉行と閻魔~ 小説

宮緒葵  笠井あゆみ 

2作目だけど、まだまだこれから"(ノ*>∀<)ノ

雑誌『小説Dear+』さんにてこちらを初読みして、めっちゃ面白い!めっちゃ好きなやつ!とすぐさま1作品目を買いました(*^^*)
なので、こちらも文庫となるのを心待ちにしてましたよ♡

受け様は、恵渡の民を守る北町奉行、統山好文。
攻め様は『百人切り』との悪名名高い大罪人、明星。

よく知られた時代劇『遠山の金さん』の宮緒先生バージョン。
好文は錦さんとして市井におりて、事件を解決し…

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あの夏から戻れない 小説

宮緒葵  笠井あゆみ 

色々すごいです

執着攻めなら宮緒先生が1番だと思いますが、予想のはるか上をいく濃さです。おどろおどろしいくらいの濃さなので、ライトがお好きな方にはおススメ出来ませんが、ストーリーの複雑さや人間関係のしっかりした話が読みたい方にぜひ読んで頂きたい。

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気難しい王子に捧げる寓話 小説

小中大豆  笠井あゆみ 

複雑なのにするする読める

何重にもかけられた仕掛けがパズルのように解けていく感じがすごく好きでした。この作家様、他の作品ではサラッと終わっていたのでこれからもこの感じで書いて欲しい!

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桜吹雪は月に舞う コミコミ特典書き下ろし小冊子 永崎夜話 グッズ

そのころ永崎では・・・

本品は『小説Dear+ vol. 82 2021ナツ号』の
コミコミスタジオ限定特典小冊子になります。

内容は雑誌掲載作『桜吹雪は月に舞う~奉行と閻魔~』の
番外編で、永崎にいる鷹文視点の後日談になります。

西海道の北西に位置する永崎は幕府直轄領で
海運の要であり陽ノ本唯一の貿易窓口です。

統山大隅守鷹文は当代の奉行として
もう1人の奉行と交代で恵渡と永崎を行き来しており…

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「桜吹雪は月に舞う (2) ~奉行と閻魔~」ご購入特典書き下ろしペーパー「遠い幸せな日々」 グッズ

全てはただ1人のために

本品は『桜吹雪は月に舞う (2) ~奉行と閻魔~』の
フェア店特典ペーパーです。

本編前日譚、好文が4才の頃のお話です。

その日初めて会う若い女性は
4才の好文に母がいないことを憐みます。

しかし好文は実醇がいるため
寂しいと思った事は有りません。

女性は女親は衣装の誂えや手料理などで
必要だと訴えるのですが

今好文の来ている小袖も三食の食事もおやつも
実醇…

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桜吹雪は月に舞う (2) ~奉行と閻魔~ 小説

宮緒葵  笠井あゆみ 

北町奉行は闇を暴く光となるのか

今回は百人斬りの大罪人と北町奉行のお話です。

忽然と消えた赤子を追った閻魔王冤罪事件の顛末と
姦通の冤罪を掛けられた男の無実を晴らす顛末を収録。

受様は譜代旗本で永崎奉行の統山家当主の嫡男です。

受様は父の家臣を母親代わりとして育ちますが
彼が父の愛人と知って飛び出した恵渡の町で
不思議な近眼をもつ攻様と出会います。

攻様は受様を気に入り、受様を虜にしますが
攻様は…

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眷愛隷属 -白狐と狢- 小説

夜光花  笠井あゆみ 

スタートはピリ辛味

この作者さまの作品(新作)をつい最近読み始めてからどハマりしてしまった私。
いくつかの長編作を書かれていて、しかもどれも人気作。BL小説の経験値がまだ低い私は長編作物を避けていたので、夜光花作品を知らなかったことを後悔しました。物語の展開が神ですね。

私はあまりファンタジー作品が得意な方じゃないのですが、得意じゃないものを好きだと思わせる程にストーリー運びが秀逸。キャラクターの動きがいきい…

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