笠井あゆみさんのレビュー一覧

奈落の底で待っていて 小説

宮緒葵  笠井あゆみ 

宮緒葵 ディアプラス文庫進出記念本

今回の犬はたとえご主人様であっても自分の要求に従わないなら牙をむく、我慢の効かないタイプ。ご主人様とのわずかな思い出だけを糧にしてきたせいで飢え過ぎて暴走気味。しかも体格・財力・地位と大型なので深窓の令息だった飼い主様も手を焼いている様子。リードを引きちぎる勢いで敵とみなした相手に襲い掛かろうとするので、線の細いご主人様の悩みは尽きなさそうです。が、ダメな犬ほどかわいいというところに落ち着く宮緒作…

5

奈落の底で待っていて 小説

宮緒葵  笠井あゆみ 

わんこというより…

宮緒さんに笠井さんの麗しい表紙ということで購入。内容はすでに書いてくださっているので感想を。

伯爵家の嫡男でありながら借金のかたに男娼として売られ身を落とした馨。
そんな馨を助けようとする、学生時代の同級生だった千尋。

と、何とも既視感のあるお話。

財力にモノを言わせて馨を見受けしようとする千尋ですが、なぜか馨は首を縦に振らなくて。
その理由はいったい何なのか、というのがこの…

9

奈落の底で待っていて 小説

宮緒葵  笠井あゆみ 

見どころは出産プレイ

あらすじ:
借金のカタに妓楼に売られた伯爵令息・馨(受け)は、学院時代の同窓生で実業家の千尋(攻め)に身請けされる。
馨を「お姫様」と呼び崇める一方で、夜な夜な彼を犯す千尋の真意は……

千尋は、宮緒さん十八番の(駄)犬攻め。
凄腕の実業家ながら、馨に対しては常軌を逸した執着ぶりを見せる、その落差が不気味でもありコミカルでもあります。
千尋を「お姫様」、自身を「下僕」と称し常に敬語で接…

22

奈落の底で待っていて 小説

宮緒葵  笠井あゆみ 

やっぱり犬だった(笑)!

今回も期待を裏切らない攻の犬っぷり。
ハイスペックなのに受に関することになると残念になるのはお約束(笑)

千尋(攻)が、妓楼に売られた馨(受)をなんとかして身請けしようと
ほんでもって自分を下僕にしてもらおうと奮闘するお話です。
男娼にとって身請けされることは幸せなはずなのに
なかなか馨本人が了承しない。
馨(受)の意思はどうであれ、楼主と千尋(攻)の間の交渉で
身請けはいつでも…

14

奈落の底で待っていて 小説

宮緒葵  笠井あゆみ 

さすがの宮緒先生

宮緒先生がディアプラス文庫でどんな話を書くのかと疑問を感じながら読むと、いつも通りの作風。つまりあまりディアプラス文庫らしくはない1冊。私はいつもの宮緒先生が大好きなので、もちろん何の問題もなく楽しく読了。
宮緒先生らしく攻が犬で、しかもかなりの迷犬かつ狂犬ぶりを発揮している。でも受には一途で必死なので時には可笑しくなってしまう。脇役もいい味を出していて良かった。
エッチシーンはディアプラス文…

8

happiness グッズ

恋人としての時間とは

本品は『淫雨に溺れて』の
コミコミスタジオオリジナルの特典ペーパーです。

本編直後、湊視点で
神代家に引っ越す下準備をするお話です。

神代家の離れに引っ越す事になった湊。

湊が本当に引っ越してもいいのかと
悩んでいるうちに

神代は波との弟である彬を巻き込んで
とんとん拍子で話を進めてしまいます。

しかも彬は神代は言わないけど
湊と一緒が良いはずだと
離…

0

淫雨に溺れて アニメイト限定SSペーパー グッズ

朝の余韻をつくるのは

本品は『淫雨に溺れて』の
アニメイト特典ペーパーです。

本編直後、湊視点で
神代と初めて夜を過ごした翌朝のお話です。

ある朝、
目覚めた湊の前には広がったのは
大きな掃き出し窓に映る白みかけの空
という見なれない景色でした。

しかも身じろぎしようとすると
なぜか上手く身体が動かせません。

湊の後ろから
巻きつく腕があったのです。

首筋に触れるかすかな…

0

鬼子の夢 小説

丸木文華  笠井あゆみ 

孤独な鬼×不遇の美少年

不遇の美少年と孤独な鬼の交流を描いた時代劇ファンタジーです。

面白かったけれど、匂い立つほど濃厚なセックスシーンを除くとあまり起伏のないお話だと思うので私は「萌」評価です。丸木文華さんの作品らしいというかなんというか…主人公二人さえ幸せならあとは不幸になろうが殺されようが気にしない!という清々しい展開なので、そこが引っかからなければ更に楽しめると思います。

クライマックスに描かれる験者…

3

愛を棄てた金糸雀 小説

犬飼のの  笠井あゆみ 

こっちの方が好みかも

電子書籍版を購入。
表題作の「愛を棄てた金糸雀」、二人のその後を描いた「久しき花」(蓮が登場)、電子限定おまけの「愛を歌う金糸雀」(芙輝が登場)が収録されています。


スピンオフということで、本作を読む前に『妓楼の軍人』を読み返して復習しようと思っていたのですが、時間がなくてそのまま読み始めることに……。
すっかり設定を忘れていたので、「あー、はいはい、そんな話だった」と思い出しながら…

4

暴君竜を飼いならせ 小説

犬飼のの  笠井あゆみ 

エロいというか痛い(正しい意味で)

ファンタジーBLとしては非常に面白く
スピード感のあるストーリーと
弱肉強食表現の躊躇いの無さは圧巻です。が、

交通事故→拉致→体質改造→強制的に転校(妾?奴隷?)
→筆舌し難いプレイ→束の間のイチャコラ→裏切
→イチャコラ再び→血肉を争うバトル

この流れで絆されるとか
良いところに目を向けるとかそういう次元じゃない気が・・・
どこをどうしたら受からの愛情に繋がったんだと考…

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