笠井あゆみさんのレビュー一覧

奈落の底で待っていて 小説

宮緒葵  笠井あゆみ 

表紙の出来ばえが素晴らしい

笠井あゆみ先生の近年のBL表紙群の中で、この表紙は一番のお気に入り。特に2人の表情が良い。この一枚で、物語世界と2人の心情をあらわした素晴らしい出来ばえの表紙だと思う。

中身は、「犬攻め」ってどういう意味なんだろ・・・て思って読んでたが、読み進めて納得。吹き出した。
自分的にはこの攻めはかなりのお気に入りの部類に入る。が、同時に、(近年の笠井あゆみ先生の挿絵のBL作品群の中で)こんな攻めは…

6

妓楼の軍人 小説

犬飼のの  笠井あゆみ 

どんどん引き込まれていった


最初歴史物なのかな?と思ったら特殊設定ものでちょいと引いたが、読むほどに引き込まれていった、BLは笠井あゆみ先生のイラストのものしか読んだことがないが、まだそれほど沢山読めてる訳ではないが、今のところ自分の中ではこの話のあらすじがよく練られていて波乱万丈で面白く最後まで引き込まれていった。
文章の表現も上手でキャラが動いて見えるよう。
特殊設定でなければならないことにも納得がいった。
そ…

5

復讐は闇の果てに 小説

矢城米花  笠井あゆみ 

あゆみ先生ホイホイ2 

すいません、他のお姐さまのタイトルに爆笑して、
大変申し訳ありませんが、拝借させていただきました(TT)
敬意を表すべく 2 をつけさせていただきました・・・お許しを。

しかしキレイな表紙ですよね。。。。
blackとも矢城先生とも相性悪いのに、ついつい。
恐るべし笠井先生ホイホイ。

そして読み終わった後は、はらはらしつつも あーよかった なので
ちょっと上振れかも。萌2.

3

御伽艶夜 ~かぐや皇子と花咲か小鬼~ コミコミスタジオ特典小説ペーパー グッズ

想いの温度差とは

本品は『御伽艶夜~かぐや皇子と花咲か小鬼~』の
コミコミスタジオオリジナル特典ペーパーです。

本編後、シロが寵姫となって1年後のお話です。

輝夜が帝位につき
シロが白妙として寵姫となって1年。

輝夜は1年目の記念として
シロに何か贈り物をしたいと考えます。

しかし、
シロが望んだのは鬼ヶ島に行く事でした。

月蜜桃に問題がないか
両親や兄がどうしているか

2

さよならトロイメライ コミコミ特典書き下ろしSS小冊子「シャツ」 グッズ

弓削くんが隠そうとしたものは…

コミコミスタジオさんで購入するといただける、おなじみの小冊子。A5サイズで、本誌と同じ絵柄のカラーの表紙+モノクロの表紙+小説部分7P+裏表紙の合計12Pの小冊子でした。

もう、表紙の美しさにうっとり。本誌よりもちょびっと大きいサイズなので隅々まで美しい絵柄を堪能しました。

で、内容はというと。すみません、ネタバレを含んでいます。ご注意を。





時系列は弓削が18歳で…

4

さよならトロイメライ 小説

尾上与一  笠井あゆみ 

切ないけれど、それだけじゃない。

尾上さんの新刊という事で楽しみに待っていましたが、挿絵が笠井さんと知ったとき正直びっくりした。笠井さん大好きなんですよ、絵師さん買いするくらい。でもイメージがちょっと合わなかったので。

でもでも、読後は笠井さんの挿絵しかイメージできないほどストーリーにぴったりだった。美しく、儚く、そして切なく。笠井さんの挿絵が萌え度を確実にアップしました。

内容はすでに書いてくださっているので感想を。…

10

熱砂と月のマジュヌーン 小説

木原音瀬  笠井あゆみ 

異色のBL

そもそも何でこの作品を買ったんだっけ…。表紙見て何かエロそうだな〜位の軽い気持ちで買いましたが、とんでもねぇ作品でした(笑)。
なかなかここまで愛の無いセックスが延々と続くBLも無いですね。異色の作品なので読んで良かったと思いますが辛いので読み返せないです。
最後の方で少し愛が出てきます。1番印象に残ってるのはラクダにヤラれるシーンです(笑)。獣姦モノなかなかないんで読んでみてほしい。

5

御伽艶夜 ~かぐや皇子と花咲か小鬼~ 小説

犬飼のの  笠井あゆみ 

痛い話かと思いきや甘々☆

犬飼さんの童話や日本昔話をリスペクトしたお話は、記憶が確かならこれが3冊目。ちょびっと食傷気味で手に取らなかったのですが、でも笠井さんの描かれた表紙を見たら素敵すぎて思わず購入。またしても笠井さんホイホイされてしまった。

内容はすでに書いてくださっているので感想を。

「輝夜」と書いて「かぐや」と読む。
がしかし、かぐやは女性ではなく男性で、しかも攻め。天仙(月に住む人)のトップに立つ…

7

誘春 小説

吉田珠姫  笠井あゆみ 

狂気を孕んだ幸福感?

病的な程お互いに恋焦がれる曾我親子の執着愛が描かれた異色作。
端から見れば完全に狂っていて、もはや破天荒すぎてどこから突っ込めばいいのかわからない話だけど、不思議と妙な緊張感と爽快感が生まれる。
ここまでぶっ飛ぶといっそ清々しくて気持ちいい。
後日談『狂秋』の最後、山際先輩と第二の「あきらくん」の話に背筋がゾワッとなる……。こうしてまた新たな悪魔が生み出されたのか……

清明と暁の前世話…

7

さよならトロイメライ 小説

尾上与一  笠井あゆみ 

遠い昔に閉じ込めた夢の欠片

待ち遠しかった尾上さんの新作。
表紙の美しさにまず打ち抜かれ、口絵の扇情的な様にうひょーっと舞い上がる。
本の厚みに期待いっぱいに読み始めるともうダメでした。
何度も何度もこみ上げてくるものを飲み下しながら一気読み。

時代は大正、貿易商を営む宗方家に執事見習いとして奉公に上がった弓削は、そこの跡取り息子である鉄真と強く惹かれ合います。
少年特有の淡い恋心をお互い胸に秘め、ゆっくりとそ…

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