笠井あゆみさんのレビュー一覧

すべてはこの夜に 小説

英田サキ  笠井あゆみ 

武井に全部持ってかれました

英田さんはたま~に当たりはずれがあるので(いや、失礼)買おうかなあ、どうしようかなあと悩んでいましたが、笠井さんの表紙につられてしまいました。めっちゃカッコいい…!

読み始めてすぐに、「ハズレかも…」と思いました。受けの加持が情けなさすぎる。

自分では解決できないほどの多額の借金を抱えているのに自己破産せず。
喫茶店の開店資金を横領されても警察に訴えることもできず。
その理由が「世…

20

魔女の血族 オリジナルウィッチ 小説

西野花  笠井あゆみ 

アブノーマルプレイの目白押し

魔女研究をする美形で魅力的な大学教授の浅葱×いにしえの魔女の血族で神秘的な青い瞳をもつ大学生の司、という先生×生徒もののカップリング。

玩具責め、木馬責め、拘束、媚薬、乳首責め、尿道プレイなど…司は魔女の血を目覚めさせるという名目で、あらゆるマニアックプレイで調教されます。
また挿絵も美麗でエロチックかつ分量も的確で、ここは絵で見たいと思わせる箇所にきっちりと入っています。
従順で快楽に…

2

累る-kasaneru- 小説

凪良ゆう  笠井あゆみ 

胸が疼く。

今、読み終えて、なんてすごい作品なんだろうと奮えました。
多種多様な設定と読み手をどんどん惹き付ける美しい文章で、このBLの世界を一段も二段も高みにあげてくれる素晴らしい作家様です。
何度も読み直したくなるような台詞や場面、頭の中に次々と思い浮かべる事の出来る情景が時に甘く、苦く、このシリアスで複雑な物語をハッピーエンドへと誘ってくれます。


とにかく奥が深い。
夢だけのミステリーで…

8

視姦に沈む 小説

沙野風結子  笠井あゆみ 

純愛でした

沙野さんは作家買いする作家さまですし絵師さんが笠井さんときたら即買いで、あらすじも何も確認せず購入しました。読み進めていくうちに、タイトルといい、出てくる登場人物たちの名前といい、既視感があるなあと思っていたら、『視淫に溺れる』のスピンオフでした。はい。

『視淫に~』で篠束と「天人」の力をかけて戦った弥上のお話。





主人公は精神科医の紺野。彼視点で話は進みます。
紺野の…

10

三日月姫の婚姻 小説

弓月あや  笠井あゆみ 

勝手な思い込みではありますが

笠井先生おっかけでこの本に到達。
笠井先生、きっと総絞りの振袖などを描くのが好きに違いない!
この緻密な絵ったら、楽しんでお描きになられてるとしか思えない。
美しすぎる・・・

お話の方はちっと足りなかった。
なぜかわからんが 攻めさんが「ふふふ、じつは悪党だぜ、俺は」てな
展開だと思い込んでて、いつ化けるいつ化けると
ドキドキしながら読んでたのに、「げ、終わってもた・・・・どゆこ…

1

四季無情 小説

神崎春子  笠井あゆみ 

愛の臨界点。

今年に入り著者の作品がレビューされたのを拝見したのがきっかけで、笠井あゆみ先生の挿絵目当てに本書を入手しました。耽美とJUNEのボーダーに位置する作品ですが、さすがにゲイ小説に転向した作家さまだけあって、ただただ美しいだけのお話では終わりません。巻末に著者顔出し写真付きでインタビューも収録されており、BL小説のルーツに興味があるわたしとしては、当時を知るにはありがたいおまけでした。

主人公は…

11

水竜王を飼いならせ 暴君竜を飼いならせ 3 小説

犬飼のの  笠井あゆみ 

また読み返したいです♪

大好きなシリーズなので嬉しいです!

少しせつない内容で、また竜人の常識と、人間の常識とで可畏と潤がもやもや・・・。
そして、水竜と事はおこります~。
世話焼きで人間くさい水竜が、せっせと潤の世話をしててそんな生活風景もなんだか良かったなぁ~。

展開も良くて、きっとまた読み返す作品です。
もちろん、甘い甘い場面もしっかり満足です(●^o^●)

3

すべてはこの夜に 小説

英田サキ  笠井あゆみ 

不器用にも程がある

絶版なのでなかば諦めていたところに文庫化の朗報!
小躍りしてしまいました。

不器用にも程があるぜ、湊サンよ…。
と頭抱えたくなるぐらい、感情の表しかたがとことん下手くそなヤクザさん。
加持は加持で臆病というかなんというか…二人ともすれ違いばかりで、何一つ理解できてないところが焦れったい。
武井さんと志郎がいなけりゃ二人は平行線どころか反比例したままだったんじゃなかろうか。


6

宮廷愛人 小説

かわい恋  笠井あゆみ 

笠井さんの絵には萌えました

なんというカバーなのでしょう。
笠井さんの麗しいイラストが見たい一心で内容も確認せずに購入に至った自分を反省しています。
もちろんカラーイラストもモノクロの挿絵も大変素晴らしく大満足いたしました。
イラストだけで神萌えしました。
が、ここでの評価は作品全体ということなので心を鬼にしてこの評価です。
いえ、お話が悪いというんじゃもちろんなくて私の狭い萌えポイントから外れ萌えに至らなかっただ…

0

淫紋の贄 小説

和泉桂  笠井あゆみ 

脇キャラが気になる

巫として暮らす時雨が妹を助けるために、陸上(外法使い)の命に従って、楸(咒禁師)に近づきます。
時雨は相反する力を持つ陸上と楸の力をため込む器として利用されるのですが、陸上に付けられた淫紋のせいで発情すると驚くほど淫乱になります。

その時に時雨が呂律の回らないしゃべり方になるのですが、その口調とか幼稚な言い回しがちょっと苦手でした・・・(苦笑)
個人的に、普段のちょっと強気な時雨の方が好…

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