笠井あゆみさんのレビュー一覧

狼に捧げたい -眷愛隷属- 小説

夜光花  笠井あゆみ 

受けちゃんを愛でる攻めさんに激しく共感

作家買い。

『眷愛隷属 -白狐と狢-』→『きつねに嫁入り -眷愛隷属-』に続くシリーズ三作目です。前2作は超一流の討魔師の有生×半人前の討魔師・慶次のお話だったのに対し、今作は有生のお兄ちゃんの耀司のお話。

スピンオフものなので前作未読でも理解できないことはないと思いますが、それでもやっぱり読まれてからのほうが楽しめると思います。





母子家庭で育ち、その母親から虐待…

10

狼に捧げたい -眷愛隷属- 小説

夜光花  笠井あゆみ 

耀司と柚に萌えるかどうか

狼に捧げたい
今回は長男耀司と柚のお話ですね。
柚は耀司の遠縁の子供で母子家庭で耀司の叔父がたまに母親に連絡を取っていたのですが、連絡が途絶えて様子を見に行く所から始まります。
当時耀司は15歳、柚は10歳。

柚の境遇に胸が痛み、それ故耀司に依存し崇拝するのもある意味仕方ないかも。でもそのままではいけないと、何度も耀司や眷属の白鹿からも言い聞かせられてたのに。

こちらを読む前に前…

8

永劫の束縛 小説

井上ハルヲ(オハル)  笠井あゆみ 

絵とお話のシンクロ率が高い

中盤まで時々「まだ続くのか…」としんどくなる暗めな話ですが、
主人公の性格が男らしいので持ち堪えられます。

確かに過酷な状況ですが、設定が特殊すぎて絶望感にも共感しきれないのも
読み手としてはある意味バランス取れてて良かったかも。
ていうか陵辱やら痛い系の話は、もっと酷い物を読んでしまったので
何だかんだで受けはまあまあ大事にされてるし…とすら思いました。

それより!
ストー…

6

狼に捧げたい -眷愛隷属- 小説

夜光花  笠井あゆみ 

タスマニアデビル

1作目は読んだのですが、どうも攻め受けとも好みから外れていたので、2作目は未読。当作は1作目で気になっていた1作目攻めのお兄ちゃんだ!!!!と喜んで購入したものの・・・すいません、今回は受けが全くハマらず、無念。このシリーズはどうも波長が合わないのか‥悔しい。二回読んで、ちょっとは可愛いと笑えるようになったのですが、中立です。本編170P弱+1作目カプの本編途中にあたるエピ50P弱+あとがき です…

6

狼に捧げたい -眷愛隷属- 小説

夜光花  笠井あゆみ 

受けに死ぬほどハマったよ!ストーリーも最高だよ!!

こちら、眷愛隷属のシリーズ三作目になります。
シリーズものではありますが、主役がチェンジしているため、今作だけでも読めると思います。
シリーズ未読の方もぜひぜひ。

ところで私は、実は受け大好き人間です。
私の世界では受けが中心になるため、攻め→→→→受けと言う図で無くてはいけません。
とにかく攻めが受けを溺愛していたり、異常に執着してると言う設定が大好き。
で、受けは攻めを嫌悪感丸…

17

シンデレラ王 ~罪を抱く二人~ 小説

犬飼のの  笠井あゆみ 

幸せだけど、切ない


本屋で表紙に一目惚れして購入。
犬飼のの先生が書く本は初めて読んだのですが素晴らしかった。描写からストーリーの展開やら何もかもが好み。笑
笠井あゆみ先生のイラストがまた、物語の世界観と見事に会っていて感動。
誰もが知っているシンデレラの童話がもとになったBL、しかもそのシンデレラが攻めです。
その他あらすじは説明がされているので省略しますが、以下ネタバレ感想です。


_____…

8

魔女の血族 オリジナルウィッチ 小説

西野花  笠井あゆみ 

イラスト萌え

電子書籍で読了。挿絵あり。あとがきなし。

美しいのですが、何と言ったら良いのかもうよく解らない笠井画伯のイラストにやられて購入。
カラーイラストがもう1作あるのですが、こちらもやたら凝った構図がすごい。
そんでもって、司くんの肋骨が禍々しくエロい。

「魔女は性的に奔放」であるのならば、やはり「性的に奔放な女性というのはダメな存在とされているのだろうなぁ」と思いつつ読み終えた本作。

3

累る-kasaneru- 小説

凪良ゆう  笠井あゆみ 

微ホラー

凪良ゆう先生の作品を読むのはこれで3作目になりますが、今のところこの『累る』が一番好きです。もともとホラーとかおどろおどろしい話が好きだったので、趣味にどんぴしゃりと嵌りました。
内容については他のレビュアーさんが書いていらっしゃるので、私は感想をば僭越ながら書かせて頂きます。

『累る』で好きなのは、全編に漂うホラーな雰囲気です。
不審な母の死、繰り返しみる不思議な夢、夢の中で男たちに犯…

4

Chara BIRTHDAY FAIR 2018 D キャラ文庫創刊記念21周年バースデーフェア小冊子 グッズ

変人コンビ

毎年恒例の既刊本を対象にしたフェア小冊子。
このタイプ「D」は、栗城偲「玉の輿ご用意しました」番外編、中原一也「花吸い鳥は高音で囀る」番外編
、凪良ゆう「美しい彼」番外編の詰め合わせ。
元作品既読なのは「美しい彼」のみ。
一緒に暮らしていても、相変わらず清居の隠し撮りをやめられない平良。
平良は、大学では小山に野菜を押し付けられ、その後は二日酔いのカメラマン野口に呼び出され、清居との待ち…

0

蜜華の檻 ~堕ちた麗人~ 小説

丸木文華  笠井あゆみ 

主人公に共感できず

戦争、没落華族、生活に困窮し家を売るしかない美貌で中性的な主人公と彼に執着するかつての同級生、しかも男ぶりがよく事業を成功させ。失礼ですがありがちな設定ですね。

主人公千秋の空回りにこちらもぐったりです。
本人は姉の為にと奔走し自己犠牲というほど心を砕いてますが、姉はそんなことは望んでおらず千秋に自分の幸せを求めて欲しい。

姉を思う故にこんがらかっていく千秋。姉は千秋が思う以上に聡明…

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