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丸木文華 笠井あゆみ
ゆーちん24
ネタバレ
苦しいほどに求め合う愛に、胸が張り裂けそうでした。 鬼子と呼ばれ虐げられ、弄ばれ、村から逃げ出した美しい与六と、人を殺めてしまったことから、人目を忍んで山でひっそりと暮らす鬼の佐助。 悲しい過去を背負った2人が、互いの優しさに触れ、愛情を感じ、貪るように求め合う姿に熱いものがこみ上げてきました。 鬼とは何なのか。人とは何なのか。 深く考えさせられました。 与六はこれまで人の優…
柑子花乃 笠井あゆみ
ぴれーね
Ruby collection創刊第三弾、獅子族の王子と猫族の王子による、溺愛主従ものです。 エブリスタ「天下分け目のBL合戦」ルビー文庫賞、大賞受賞作になります。 で、こちら、ストーリーとしてはそれほど目新しさなんかは無いのです。失礼ながら、どこかで読んだみたいな。 が、とにかく世界観だったり、キャラクターが魅力的なんですよね~。 もうこの主従が一緒に居るシーン、永遠に読んでいられる…
高月紅葉 笠井あゆみ
男前
ほぼ同名の人気BLがあるが、醸し出すイギリスの雰囲気、(霧に包まれる夜、若草燃える春、イギリスの各階級の子供達の将来につながる交流が既に始まっているパブリックスクールの内情〜日本でも慶応大学系の学校はそういう噂がある)登場人物達の美しさ(いろんな意味での) 全てこちらの方がうまく表現できている。 しかも、物語に割いたページ数は断然少ないが、主人公と主人公の愛した男性との子供の頃からの確執? …
尾上与一 笠井あゆみ
カラフル
尾上与一先生と言えば、1945シリーズの印象が強く、それ以外の本を手に取るのに永らく勇気が入りました。実際に読んで見ると、1945シリーズと同じ熱量で、生半可な気持ちで読める作品でなかったです。尾上作品はじっくり向き合う必要がありますね。 貿易商の宗方家で仕える執事の弓削が主人公の物語ですが、自分の執事に対する認識が甘かったです。映画やアニメ等で分かった気分になっていたんです。この作品…
犬飼のの 笠井あゆみ
まぎぃ
うむ。やはり犬飼さんは筆達者だなあと思いました。 おとぎ話にモチーフをとったファンタジー中編が3つ。 男娼だったユリアスは弟のテオを守り育てるが、耐えられず二人で逃げ出す。鬼が棲んでいると噂されていた家にたどり着くが、家人は留守でこっそり入った家にはおいしそうな料理が並び。。 家主は鬼ではなく青々とした髪の農作物研究者。隆々としたフェルナンとユリアスはやがて恋仲となって幸せに。というお話…
沙野風結子 笠井あゆみ
chikakumaco
プロローグを読みかけて、これは…自殺願望のヤバいヤツかも? と、手に取ったことを少々後悔する。 別の意味で、それが当たらずとも遠からずだということを知る。 命知らずのスタントマンの要斗は、大怪我をしては、兄の病院に担ぎ込まれることを常としていた。 ここでもやはり、美しく優秀な兄に構われたい、ヤバいヤツだと思っている。 ことはそれほど簡単では無い。両親にも自分にも似ていない兄が、自分を気遣い…
東雲月虹
攻めがねぇ…………嫌な感じだったんですよ。 そりゃカリスマ性さえあるイケメンですもの、 傲慢であっても仕方ないのかもしれませんけど 受けに対する愛じゃないような気がしてしまいました。 いやいや、そういう愛もあるでしょ、とも言えますが(どっちだ) 自分が女とできなくなったからだけみたいに受け取ってしまって。 友哉は性志向をひた隠して“普通の男”でいたかったのに 絢斗に一目惚れしてキスさ…
渡海奈穂 笠井あゆみ
春先
久しぶりに頭が冴えるようなお話でした。 渡海先生の作品は「運命かもしれない恋」で目覚めました。 前作「狼は闇夜に潜む」がとても良かったし、新刊「空はちゃんと晴れてる」も注文済みなんですが、こちらの作品はあらすじからSFちっくな印象を受けてたので、何となく手が伸びてませんでした。 しかしこれがとても面白かったんです! SFちっくというより、精神的な恐怖をメインに置いたお話で私…
中原一也 笠井あゆみ
ぴんか
勝手にシリーズにしていますが、公式には動物の生態シリーズはありません(笑) 私的に、クジラの次は鳥なのかと、わくわくしつつ読み始め大満足で読破。 この前に鳥人BL(『梟は〜』)も有りなのですが、残念ながらそちらはまだ未読。 早く読まなきゃ! 前回のマッコウクジラの時も思ったのですが、 今回も眼白の設定が面白い。 ストーリーは眼白(というか、妖鳥)の妖艶さに惑わされそうですが、 …
よしぴす
これ表紙がすごくて、通販で購入しました。 題名もね、すごい中身を想像されてしまいそうですよね。 たしかにエロも丁寧に描写されております。 ですが、内容的にはとても深い愛の話です。 そして、人間のエゴが作り出す生命に対する責任の重さ。 作り出された生命に宿る心を無視してはならないとか、 何かちょっと難しいこと考えちゃいました。 それはさておき、お互い記憶を失くしても何度でも…