笠井あゆみさんのレビュー一覧

兄弟の定理 小説

沙野風結子  笠井あゆみ 

お兄ちゃんを求める心と弟を愛しく思う心

笠井先生だし沙野先生だし購入。兄弟ものの良さがようやく分かってきた気がしたので萌2.ドロドロしいとは思わないものの、兄弟ものの味わいが濃いと感じるので、苦手だと思ってる方は難しいかもしれないです。そう、恋人なんだけど、ちゃんと兄弟、「兄ちゃんと可愛い弟」だと感じました。全編書き下ろし、本編250P弱+あとがき。二人にめっちゃ絡んできたサブキャラというか当て馬のお話も、今後書かれるとのことでした!楽…

12

兄弟の定理 小説

沙野風結子  笠井あゆみ 

萌えより切なさが強い

先生初めてのディアプラス本だそうです。
ディアプラスは現代のリーマンなど、
どこにでもいそうなB達のLを描くことが多いレーベルな印象があるのですが、だから今回は現代物兄弟なのかな〜と思っていました。
でも実際は三角関係物…の方が表現があってるかも、というくらい当て馬さんがグイグイでてきます。
以下ネタバレです。

この当て馬氏が一筋縄ではいかず、
売れっ子イケメン俳優とスペックが高く…

11

紅狐の初恋草子 小説

鳥谷しず  笠井あゆみ 

仔猫がかわいい


呪術師一族の末裔で翻訳家の花染千明(受け)は希代の大呪術師だった大叔父の遺した家を譲り受け引っ越しをしたその日、担当編集から譲りうけた仔猫(猫宮と命名)が玩具にしていた指輪を戯れにはめてみると突然赤狐・朱理(攻め)が現れます。
この指輪を大叔父が作った使い魔召喚の呪具だと察し、朱理の外見にとても好感を持った千明はうっかり契約してしまうのですが、直後に朱理はすでに主が決まっている式神だったとい…

2

誘春 小説

吉田珠姫  笠井あゆみ 

末永く、できれば来世でさえ幸せになって欲しい親子


やばい…
なにそれやばい…

これに尽きると思います。

想像していた内容よりはるかに、親子共々ブッ飛んでいて
こんなに下半身が冷静なままで居られたエロ小説は初めてです(すごく良い意味で)
全然興奮しなかったです、すごすぎて(感服しています)

完全に親子二人だけの世界が広がっていて、読者という存在さえ置いて行かれてしまうような
まるで私はこのご家庭のあらゆるところに設置さ…

6

兄弟の定理 小説

沙野風結子  笠井あゆみ 

頭の良くない人間のレビューとなっております

ネタバレする前に、
兄弟モノがお好きな方は
新しい切り口を楽しんで頂けると思います!

三角関係がお好きな方は
十二分に苦しんで頂けると私は思います(笑)


さて、ネタバレ行きます!
兄弟、と言うよりもほとんど三角関係のお話と言っても過言では無いと思います。

兄弟の話は他のお姉様方にお願いするとして、私は式見君という第二の、いえ…

もう一人の攻め君

についてち…

26

兄弟の定理 小説

沙野風結子  笠井あゆみ 

隙間のない論理、清々しいモラル

まず最初に感想を一言で。
「沙野風結子さんの本はとても頭を使う」。
「まぁ、いいじゃないの。そんな感じで」という曖昧なまま、緩くまとまってしまうことを許さない。
登場人物達がとても潔癖だと思うのですよ、いつも。
いや、行為はいつもぶっ飛んでいらっしゃるのですけれど(毎回、異なる濡れ場を考えてくださって、その工夫に感心いたします。こっそり『当代一のエロティック・チャレンジャー』と呼び、尊敬の…

16

兄弟の定理 小説

沙野風結子  笠井あゆみ 

私の知ってる兄弟もののセオリーを軽く超えてくる

すっっっごく面白かったですね!
もう最初からグッと引き込まれるストーリー運びで、ページをめくる手を止める事が出来ませんでした。

私は元々兄弟ものが好きで、攻めは弟で超執着していて欲しいとか妙なこだわりがあるのです。
が、そんな私の固定概念を軽く吹っ飛ばすと言うか、全然兄弟ものとしては好みの設定では無いはずなのに、圧倒的なパワーで読ませてくれると言うか。
兄弟ものはたくさん読んでるのです…

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兄弟の定理 小説

沙野風結子  笠井あゆみ 

「兄弟」という枷を超えて

作家買い。さらに笠井さんが挿絵を描かれていると知って、発売されるのを心待ちにしていました。

ネタバレ含んでいます。ご注意ください。





主人公はスタントマンの要斗。
表紙の、向かって右側の黒髪の男の子です。

彼には医師の兄・聰一郎がいるが、要斗は子どものころからずっと聰一郎のことが好きだった。けれど、兄弟という禁忌に耐え切れず、想いに蓋をして生きてきた。

要斗…

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狼に捧げたい -眷愛隷属- 小説

夜光花  笠井あゆみ 

長男様のオーラに萌えました!

夜光花先生、初読みです。
気になってはいたもののなかなかきっかけがつかめずだったのですが、今回『狼に捧げたい-眷愛隷属-』電子発売企画で既巻がお得に買えるということだったので、前作の『きつねに嫁入り-眷愛隷属-』を読了したあと長男のことが気になりすぎて本作も購入しました!
(なぜ1作目を買わなかったかというと、あらすじ読んでみて自分の好み的に2作目からがいいだろうという予感がしたので…。)

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狼に捧げたい -眷愛隷属- 小説

夜光花  笠井あゆみ 

柚に感情移入できるかどうか…

前巻の有生と慶次のコンビが好きすぎて、番外編目当てに購入。
もちろん表題作も楽しみだったんですが、何せ電子化が遅すぎてやきもきさせられました!
次からはもっと早めにお願いしたいです。

まず表題作の耀司と柚カップル。
柚の耀司への依存がすごすぎてついていけない部分はあるものの、ひたむきでひたすら一途な姿が可愛かったり哀れだったり…。
柚の一方的な想いが独り歩きしてる感じで読者が置いてき…

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