笠井あゆみさんのレビュー一覧

式神の名は、鬼 小説

夜光花  笠井あゆみ 

一筋縄でいかないストーリー展開に圧倒される

夜光さんに笠井さんの挿絵。この時点ですでに最高なのですが、とにかく、めっちゃ、すっごく

面白かった…!

ネタバレ含んでいます。ご注意ください。




主人公は陰陽師の櫂。
彼は子どものころから、月に一度の満月の夜、数多の魑魅魍魎から命を狙われ続けている。理由は、彼の一族は人魚の肉を食べて不老不死になった八百比丘尼の子孫だからだ。だから、彼を喰らう事で、妖力を高めようとする…

19

幼生竜を飼いならせ 暴君竜を飼いならせ 6 小説

犬飼のの  笠井あゆみ 

双子の今後の成長が楽しみです!

物語としては特に大きな進展も無く、
パパとママの子育て日記なんですが、
今後の波乱を予感させるエピソードも⁈

正直、ちょっと物足りなさを感じはしましたが、
シリーズをずっと読み続けているファンには
美味しい一冊ではあります!

昔はこういう夫婦的な子育て物語は、
わざわざBLでやらないで、
男女でやればいいじゃない!と思っていたのですが、
最近は、男女でも男男でも女女でも、…

0

溺愛アルファに娶られたホテル王 小説

秀香穂里  笠井あゆみ 

エロ×痛いストーリーかと思いきや

秀さん×笠井さんと聞いたら買わずにいられようか、という事でお買い上げ。

リアル書店で購入するのはちょっと躊躇う表紙。
そしてオメガバースもの。

という事でエロい作品かなあと思いつつ読み始めました。そのイメージを損なうことのないエロ度の高い作品ですが、でも、それを上回る純愛と萌えがぎっちり詰まってました。

オメガバースものって作家さまによって世界観が若干異なりますが、今作品のオメ…

10

溺愛アルファに娶られたホテル王 小説

秀香穂里  笠井あゆみ 

超ツボ作品でした!(* ´ ▽ ` *)

「溺愛アルファに娶られた」と来て「ホテル王!?」と、もうタイトルだけで私の心をわしづかみにしてくれた今作ですけど。
実際に読んでみたら想像以上にツボ作品で、萌え転がってしまいました。

いや、ホテル王って事で強気なクールビューティー系を想像しちゃってたんですけど、実は真面目で一生懸命で自己評価の低い、結構な不憫受けなのです。
そんな健気な受けが、ひたすら優しくて包容力のある攻めに心から愛さ…

10

永劫の束縛 小説

井上ハルヲ(オハル)  笠井あゆみ 

主人公を挟んだ『2人の男の話』に見えた

ハルヲさんはもう痛くてたまらないお話を時折書かれますよね。
これ、そういうお話です。
評価が『中立』と『しゅみじゃない』が多いのも頷けるんです。
だって最後まで『悪は滅びず、主人公2人には解放が訪れない』からです。
正直言って、読後感は大変よろしくない。
2人の間に生まれるものも、恋愛と言うにはあまりにも甘くない。
実は私もレビューを読んで、手に取るのを躊躇っていたんです。

で、…

2

シンデレラ王 ~罪を抱く二人~ 小説

犬飼のの  笠井あゆみ 

とてもユニークで奥深いシンデレラもの

「シンデレラ」をモチーフにしたBL小説という事で、BLモノだから、シンデレラと云っても一味違った作品になるんだろう・・という予測はしていました。

実際に読んで見ると、さすが犬飼先生。想像より右斜め上の展開で先が気になって仕方が無いし、夢にも出てきそうなくらい、魅力的な登場人物達で繰り広げられる耽美でドロドロとした世界観に引き込まれること、引き込まれること。

全体的に美しくお上品な童話風…

5

溺愛調教 小説

西野花  笠井あゆみ 

まさに溺愛調教

西野花先生の作品を初めて読みました。今までひたすらどえろい(失礼!)イメージしか無かったので敬遠していたのですが…勿体ないことした~。
複数プレイが苦手で3Pすら滅多に読まないのに4Pかっ!大丈夫か私。読みきれるのか?なんてチラリと思ったのは最初だけ。あっという間に本の中に引き込まれました。受け様に対する愛があれば(まさに溺愛!)4Pでも全然OKなのね~。
笠井さんのイラストもほんとうに美しく…

8

夜間飛行 小説

遠野春日  笠井あゆみ 

シリーズ化して欲しい

さすが遠野先生面白かったです。
やはりベテランの先生は文章力が凄いです。長く活躍される方は違うと思いました。
20周年おめでとうございます。

他の作品を知らなくても本作だけでも充分に楽しめました。

脇坂の男らしい魅力が、脇坂大好き過ぎる深瀬目線で語られます。素直に感情をぶつけて行く深瀬は育ちがいいからなんでしょうね。

このまま脇坂は深瀬を拒否し続けるのか、寄りは戻るのかとドキ…

3

「夜間飛行」コミコミ特典SSペーパー「ファーストコンタクト」 グッズ

一目惚れだったんじゃ無いの?

脇坂と深瀬が本庁のエレベーター内で初めて会った時のお話でした。
脇坂視点です。

エレベーターは何機もあるのに、扉が閉まりかけてたところに無理矢理乗り込んで来た若い男、それが深瀬です。

脇坂の背後には警視総監が同乗しており、エレベーター内は緊張感に包まれるます。

でも若い男は気にした風もありません。良く見れば仕立ての良いスーツにこれまた高級な靴を履き、乗り込む時にちらっと見た顔は…

3

伯爵様の花嫁選び 小説

あさぎり夕  笠井あゆみ 

書き下ろしが…

雑誌掲載時に読んだ表題作がわりと好みで、単行本になるのを楽しみに待っていた作品です。

『伯爵様の花嫁選び』
受けの玻瑠はその境遇から現実的で少し悲観的な性格をしています。
だからアシュレイとのことも一夜の夢、一生の思い出だと割り切ろうとしますが、予想に反してアシュレイから誘いが来るし、つい誘惑に負けて応じてしまいます。
従兄弟のふりをしていることや身分の違いから恋人にはなれないと思う気…

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