笠井あゆみさんのレビュー一覧

猫屋敷先生と縁側の編集者 小説

砂原糖子  笠井あゆみ 

猫作家

おもしろかった!

事前にここのレビューをチラ見して、「トンデモ設定ばっかかな?」と心配しながら読み始めたのですがそんなことはなかった!!
……いや確かに冒頭の出会いの場面はちょっとびっくりしましたが(笑)、読み進めるうちにそんなのは消え失せて、お話にのめり込んでしまいました。

猫まみれの猫屋敷先生(攻め)のワガママっぷりが可愛い!
そして綺麗系編集者(受け)の必死さがたまらない!!…

5

皇帝竜を飼いならせII 暴君竜を飼いならせ 8 小説

犬飼のの  笠井あゆみ 

攻め視点が嬉しい

長く続いている作品では定番の記憶喪失モノの亜種って感じでした。

前巻から一転してサクサク読み進められました。苦手としている潤視点が少なめで、可畏視点が多く、ツァーリ視点もあったことと、好きな恐竜化&戦闘がしっかり書かれていたからかと!

ガイ(ツァーリ)が潤と出会って2週間後のガイ目線が、まるで可畏のようで、少々愛しい。潤以外見えなくなって全てが二の次になる男たち…潤、恐るべし。…

0

皇帝竜を飼いならせI 暴君竜を飼いならせ 7 小説

犬飼のの  笠井あゆみ 

電子書籍の統合版で購入

1,2巻統合版を電子書籍で購入しました。
小説には苦しさと痛さを求めているところがあり、1巻がピークで面白いと感じ次点で双竜王、前巻の甘さが辛かった人でなしです。申し訳ない。幼生竜で読むのを止めるべきなのかもしれませんが、1巻の興奮が忘れられなくて読んでしまう。

以下、直接的ネタバレ

終盤、潤が拐われてから途端に読むペースがはやくなったので、自分の分かりやすさに笑ってしまいます。暴力…

0

視淫に溺れる 小説

沙野風結子  笠井あゆみ 

これは受けがTバックを履いているのが悪い

一風変わった検事×弁護士。サイキックもの。
冒頭、勝ち確だと思っていた裁判をひっくり返され、証人に偽証させただろうと食ってかかる西賀は、弁護人の灯に激しい怒りを抱いている。おっ、これはケンカップルだな?とワクワクして読み始めたんだけど、結構あっさり懐柔されてしまう攻めに、ちょっと拍子抜け。
実は灯は天人と呼ばれる不思議な一族に生まれ、人の気持ちを操作する力を持っている。ただし、西賀が灯にオチた…

11

幕末オメガバース! 小説

宮緒葵  笠井あゆみ 

読後に物悲しい余韻を引きずります

『小説b-Boy2019年秋号』掲載作品です。
『華は褥に咲き狂う』と同じように架空の江戸を舞台にしたオメガバースですが、あちらで書かれる『恵度』とは異なり、こちらの『武都』は少しばかり暗い感じ。
血で血を洗う幕末ですからねぇ……天下泰平の世とは異なります。

時は大政奉還後(正史の言葉で書きますがお許しを)でございます。ただし、まだ幕府が政権の中枢を放していない時代。南虎と長龍(このネー…

4

有翼の獅子は愛に翔ける 小説

柑子花乃  笠井あゆみ 

溺愛執着攻めが読みたい方向け

安心して読める内容でした。
ピンチはありますが、登場人物の誰かが死ぬことや酷い怪我を負うこともありません。

攻めの紅耀は有翼騎士団を率いていますが、戦に行くような事もない平穏な時代になっています。
国境警備が主な仕事です。

受けのファイの一族は発情期があり匂いに惹かれあった者同士が結ばれると、香久の番と呼ばれ男同士でも子をなすことが出来るのです。ここだけがオメガバっぽいですね。

3

君と僕と夜の猫 小説

かわい有美子  笠井あゆみ 

京都舞台

先生おっかけで購入。中盤まで「しっとりよろしいなあ~」だったのですが、少し焦れったかったので萌にしました。あと一押し欲しいような、いやこれが先生のテイストというべきなのか京都という町の持っている味なのか・・本編260P弱+あとがき+後日談2P。祇園さんも出てくるので、京都の雰囲気を楽しみたい方におススメどす。

二年前から京都、麩屋町通で刃物専門店を営む夏生(なつき)。昔、交通事故にあって足に…

2

シンデレラ王 ~罪を抱く二人~ 小説

犬飼のの  笠井あゆみ 

凄いとしか言いようがない

読み始めてから何て難しいお話なんだろうと思いました。
犬飼先生なので登場人物も魅力的だし、ストーリー展開もとても面白いです。

でも主人公に次から次へと襲いくる不幸、愛する王子は眼が悪くて現状を打開する権力は皆無です。

離宮で逢瀬が出来るのは、兄の王太子が他国に出かけてて留守の間だけです。

読んでも読んでもエラルドには困難ばかりで、遂にはシャロンを置いて逃げなければならなくなりま…

0

春淫狩り ―パブリックスクールの獣― 小説

高月紅葉  笠井あゆみ 

『悪辣非道な当て馬』の方が気になっちゃって

大層評価が高かい作品なのですけれども、出版社あらすじの『処女オークション』という単語に若干の拒否反応を示してしまいまして。
頭では理解出来ない訳ではないのですけれども『真っ新』に価値を見出してしまうことに、少しばかり萎えがあるのです。
方や『公開』は割と萌えなのです(……公の場でで言うことか?)。
でもですね、萎えなかったし、その手の萌えはありませんでした。
確かにみなさまの言う通り予想を…

2

誘春 小説

吉田珠姫  笠井あゆみ 

父子

中立というかなんというか。

変態具合は神です。神以外あり得ない変態です。文句無しの変態。キングオブ変態。
メインディッシュの料理人父に至ってはもう異常者です。危ない人です。
いやとても楽しく読んだんですよ。

もう3話目なんて設定に感心してしまいましたよ。さすが吉田先生、発想力すっげーなってなりました。

何というか1話目の母乳ならぬ父精で子育てしてたっぽいとこで吉田先生の発想力…

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