kurinn
前巻から2年の休載があって。気長に待つと決めていた。だから。思いがけず完結をお迎えして、緊張してしまった。パタパタと終わってしまっていたら、どうしようかと。
つい最近、完結するとは知らずに思い立って通して読んでいたので。感激はひとしお。
私にとっては、前作はついこの間の事なのだ。だから。
甲子園の大事な試合で。葵が頭に大怪我をしてしまう。というところからの再開。
両親への不信感、弟・葵への…
待望の第5巻‼︎ はい、まだまだです‼︎ 中原くんでさえ、自分の気持ち(=きゅんきゅん♡)を、『ムズムズ…?ワクワク…?する感じ、未だに慣れねぇな⁈』などと思ってます⁈
それに、これもぅBLじゃないかもー⁈ な展開です。二人の周りを取り巻く人間模様を丁寧に描いていて。家族との関わり方、これからの未来。友情。BLを越えて、普遍的な人の在り方、拠り所、そして若者たちの悩みや恋愛以上の愛について、描か…
第5巻が刊行されるというので、おさらい読みしているのですが、今のところ4巻が一番好きだな。
絵も一番キレイ。と、いうか、この1巻の絵の拙さよ。今と全然違う。五十嵐なんて、全然違う。背が高いのはともかく、ガタイ大き過ぎないか⁈ いかついなぁ。っていう。そして、最初の頃はまだ、荒れているので、ちょっと嫌なヤツですね。中原くんに「クズ」呼ばわりされるのも致し方無いです。
そして、全然BLぽくは無い。…
もうすぐ5巻が刊行されるというので、遡って読んでいるのですが、多分この2巻までは、BLぽくは無い。3巻が五十嵐のターンなら、本作は中原くんのターン。彼の辛かった中学生の頃の話を中心に、彼がイジメにも似た、惨めな思いをして来たこと、高校デビューをした思いなど。その心中を思うと、涙が止まりません。中原くんが、ドア越しに「オレは自分が嫌いなんだよ‼︎」と、泣きながら激白するところには、つられて大泣きして…
4巻でやっとBLらしくなるのだが。この3巻にて、五十嵐の方は先に自分の気持ちを自覚している。
読み手側としては、何故⁈ という、ちょっと急な気もするんだが。その好きと、恋とは、ハッキリと違うということを、とにかく五十嵐は自覚する。
そして、五十嵐の精神的負債。裕福な家庭で、長男として過大な期待に押し潰されそうになって、自分の意思は常に諦めなくてはならなかった事。両親の期待に応えられずに、進学に…