大森小鳩さんのレビュー一覧

よるにきんのあめのふる コミック

大森小鳩 

じんわり切ない、そして最後は泣いた

どこで知ったのか忘れたのですが、読みたいリストに入っていたこちらをようやく読みました。
3つのお話が収録されている短編集です。

表題作は少し長くて、3話構成となってます。
イチョウの木のそばに住む翠が、夜中に銀杏を拾っていた男、夏目と出会って片思い10年間。この度夏目が結婚する事になり…なお話です。
10年親友として、言えない気持ちを夏目の寝顔に向って呟いたり、時にはエロい妄想で自分を…

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よるにきんのあめのふる コミック

大森小鳩 

中編と短編2つ

絵が、絵津鼓さんとか里つばめさんに似て、さらっとした線。

表題作は、10年ノンケに片思いの黒髪メガネくんの恋。
相手は同級生の夏目で、ほだされて女性とつきあってきた、ちょっと流されやすい性格?それがいよいよ婚約する。しかし、相手の女性はあてつけに婚約しただけで、結局刺されて翠のところにくる。
10年隠してきたが、思わずキスしてしまい、本人にばれる。そっから、夏目も悩むが、見たこともない翠…

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「よるにきんのあめのふる 」協力書店特典ペーパー グッズ

翠のこっそりアピール

「10年間 夏目への想いを隠し続けていた翠だったが…」というタイトルの漫画です。

PCに向かっていっぱいたまった昔の写真を整理している夏目。
過去の写真をパラパラ見ていて気づいたことは…

自分の後ろに翠が写っている写真。
その翠がこっそり両手でハートマーク作って写っているんです。
ところどころでさりげなく…

それに気づいた夏目は思わずゾッとする…というオチでした。

本…

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よるにきんのあめのふる コミック

大森小鳩 

切なさが心に沁みて、泣いた。

三つのお話が収録されていました。
私は表題作【よるにきんのあめふる】でじわーっと泣いて、三つ目の【またねの言葉も残さずに】でおいおい泣きました。
どれもノンケに恋したお話で、そういう作品を今までも沢山読んできたけどそれらの中でも切なさが群を抜いてました。

【よるにきんのあめふる】
しっとりとした秋の気配と切なさに満ちた作品。
翠(受け)は大学時代からの友人・夏目(攻め)に10年間片思…

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よるにきんのあめのふる コミック

大森小鳩 

何ともやるせない恋

「恋と粗相」に引き続き、購入しました。
中編と2つの短編が収録されています。
三者三様、ノンケに切ない恋をする3人の話でした。
ただ3つ目が強烈すぎて、表題作と2つ目の印象がすっかり消えてしまいました。
2つを何度読み返しても最初に感じた「何か」を全く思い出せません。
3つ目の威力が本当にすごいです。

【よるにきんのあめのふる】萌
大学の同窓生の話です。
好きなひとは銀杏好きの…

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恋と粗相 コミック

大森小鳩 

テンポがいい。

正直メガネ受は好きではなく、ビジュアルだけで言うなら攻受逆の方が好きですが、まあこの作家さんの描くメガネキャラはあまり気になりませんでした。
何て言うか、テンポ・感情の描き方がすごく秀逸。
全てのキャラクターに愛がある感じですね。
絵がずば抜けて上手い作家さんではありませんが、こんなに秀逸なテンポを見せられると、他作品も読もう!と思えます。

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恋と粗相 コミック

大森小鳩 

絵が可愛いので許せてしまうフェチ

表紙の可愛さに惹かれて。
タイトルにもしっかり出ているし帯にもはっきり「お漏らし」という文字が踊っていたので、そういうものを楽しむ趣味はないけど大丈夫かなと不安に駆られつつも、絵の魅力には逆らえず。

結果、大丈夫でした。
そんなにフェチガン推し!という話ではありませんでした。
なので、わたしと同じような気持ちで絵の雰囲気とフェチを天秤にかけたまま、どっちにも定まらないという方にはおすす…

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恋と粗相 コミック

大森小鳩 

プレイじゃない「おもらし」

「粗相」
1:不注意・そそっかしさから、あやまちをおかすこと。そのあやまち。
2: 大小便をもらすこと。
この本の粗相は2番のおしっこを漏らす意味のほうです。

でもプレイじゃなくて、小学校の校外学習で電車の中でおもらししちゃって恥ずかしくて泣く中瀬と、土産に買った新品のバスタオルで受けを包んで隠した松田という記憶を軸にお話が進みます。
当然、中瀬にとって忘れたい過去の…

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恋と粗相 コミック

大森小鳩 

かわいい、色物でもエロ物でもありません

小学校の同級生の再会物と、大学生と高校生の二組のカップルのお話。
再会物の方の攻めが営んでいるラーメン店がベース。
おもらしといってもスカトロ系のプレイは登場しない。
ラーメン屋の店主と、たまたま入ったお客が、小学校の同級生で、その二人の間には、小学生時代のおもらしと、それをかばってあげて、ついでに泣き顔にキスした思い出がわだかまっていて…、という、子どもの時はわからなかった相手に対する感情…

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恋と粗相 コミック

大森小鳩 

きゃわゆいのにオトナ。

たまに子供が見せる、訳のわからない変態的な欲求みたいなものって興味深かったりするのですが、このお話のモチーフはおもらし。なんだけど、大人のプレイ中のとかではなく、子供が性に目覚めるきっかけのような描かれ方だったので、切り口が面白かったです。

ストーリーの軸は、小学生の頃に電車の中でおもらししてしまったハカセとそんな彼を庇ってくれた同級生の松田の恋模様。そこに松田が営むラーメン店のバイトの春日…

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