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樋口美沙緒 街子マドカ
てんてん
ネタバレ
今回は幼馴染同士の大手製薬会社の部長代理と 大手広告代理店営業マンのお話です。 片恋相手の攻様と再会した受様が新たな関係を築くまで 本編後の2人を描いた後日談を収録。 遠い昔、地球に栄えていた文明は滅亡し、 人類は強い生命力を持つ接触動物と融合して 生き延びる道を選びます。 今の人類は起源種であるムシの特性を受け継ぎ、 ハイクラスとロウクラスの2種類に分かれ 弱肉強食…
kurinn
私は長らくムシシリーズから遠ざかっていて既刊の内容も朧げだったのですが、こちらの新刊だけでも問題無く楽しめました。 読み始めは志波の人でなし具合に胸糞悪くなってたんです。でも読み進めて行くと今度は黄辺の最初から諦めていて、気持ちを伝えないどころか話をしないですぐ逃げるところに腹が立って仕方なくなりました。 そして終盤の2人の気持ちがずっと平行線を辿る流れに、コレってもしかしたらバッドエ…
あかるぽん
いっきに読みましたー! 巻末短編の満足度が特に高かったです。 これが2人にとっての愛。こういう愛のかたちもあるよねというお話。 しっかりと本編、あとがき、巻末と読んで欲しいです!長いですけど一気に読みましょう! ちょいちょい志波に対しては思考回路どうなってるの?と思うところもありましたが、でも志波のいいなと思うところは嘘がなく、自分の言葉で話をしてくれるところだなと。黄辺は後悔や贖罪の…
Ciy
シリーズで行く末が気になっていた志波×黄辺です。虫シリーズは受けが痛いことになることが多いので、少なくありますように…と思って読み始めましたが、オオムラサキの特性上やはりそれなりでしたね。。自分の生活も黄辺の描写とリンクしていて、読んでいて泣けてきました。傍目からはそれなりの人生で、見目麗しく、きちんと社会生活をして、自活していても、明けない夜の中にいるように空っぽで虚しい。自分だけ愛の循環の中に…
空回りみっちー
黄辺が心配で心配で堪らない気持ちで読み始めました。予想を裏切らない志波の冷たさに、黄辺の健気さに9割がた心を痛めながら読みましたが、まさかの展開にお花畑に迷い込んだ気持ちになりました。 樋口先生、生まれてきてくださってありがとうございます。
茶々丸53
ムシシリーズでずっと気になっていた志波と黃辺の話。 『愛の本能に従え!』や2人のSSを読んでて一筋縄ではいかないと思ってたけど想像以上に辛かった。黃辺は優しい一途な人って印象だったので、黃辺目線だと志波の言動に怒りを覚えてしまって…でも最後には黃辺の出した答えや志波の言動に納得、色んな形があるもんね。この2人らしいと思いました。 巻末の『夜が明けてから』が黃辺くん良かったね〜と泣き笑いで読みま…
たおやかななか
大好きな樋口先生のムシシリーズ! と期待しましたが、自分とは少々相性がよくない作品でした。ともかく長い。長すぎる。ふつう厚いだけよろこぶべきでしょうが、受けの心情を丁寧に描かれるゆえ、黄辺のようなキャラクターに寄り添うには疲れました。でも頁をすすめればきっと……! と思うのですが、最後まで攻めの志波が物足りない。 樋口先生の著作はどんどん1冊が長くなっているような傾向を感じるのですが、個人的に…
コタカ
シリーズいち共感出来ない攻めと、シリーズいち一途な受けの物語だったと思う。 決して手放して喜べるラストじゃなかった。 それなのに、書き下ろしは一変して甘々。 ここに違和感を抱かずにはいられませんでした。 それでも、この難儀な愛を最後まで書き切った樋口先生はすごい。 最後までハラハラさせられた。 熱量を感じる筆致に圧倒された。 その点が素晴らしかったと思う。 黄辺の元に帰…
aaaiiiai
今回も神作品でした、ムシシリーズは全部良き。 タイトルに毎回『愛』が入ってますが、いろんな愛のカタチがあるなーって思わされる。 報われなくてもずっと愛し続ける受け(このタイプはムシシリーズの受けの子大体そうかな)と 人と比べて自分の愛が希薄だな、人を愛せないから愛は要らないと愛を拒否する攻め 久史の行動と発言が予想つかなくて振り回される黄辺くんが可哀想でずっと感情移入して読んでしま…
さもさ
志波は綺麗なものが好き。俺は汚れてる。だから好かれてない、と落ち込む黄辺君の話でした。一途で辛い。 一方の志波は自分は実の娘にすら興味が無い。人を愛することが出来ないなどとのたまうのですが、根本のお手本が黄辺君なので優しくて大きな包容力あって寛容力あるものを愛だと誤解しているんじゃないのかこの人と思いながら読んでました。 なんだかんだ黄辺君限定に執着も独占欲もあるようですし、聖地巡礼て…