街子マドカさんのレビュー一覧

愛の夜明けを待て! 小説

樋口美沙緒  街子マドカ 

「愛」とは何かを問いかけられる

シリーズいち共感出来ない攻めと、シリーズいち一途な受けの物語だったと思う。
決して手放して喜べるラストじゃなかった。
それなのに、書き下ろしは一変して甘々。
ここに違和感を抱かずにはいられませんでした。


それでも、この難儀な愛を最後まで書き切った樋口先生はすごい。
最後までハラハラさせられた。
熱量を感じる筆致に圧倒された。
その点が素晴らしかったと思う。

黄辺の元に帰…

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愛の夜明けを待て! 小説

樋口美沙緒  街子マドカ 

表紙からして先が読めなかったけど

今回も神作品でした、ムシシリーズは全部良き。
タイトルに毎回『愛』が入ってますが、いろんな愛のカタチがあるなーって思わされる。

報われなくてもずっと愛し続ける受け(このタイプはムシシリーズの受けの子大体そうかな)と
人と比べて自分の愛が希薄だな、人を愛せないから愛は要らないと愛を拒否する攻め

久史の行動と発言が予想つかなくて振り回される黄辺くんが可哀想でずっと感情移入して読んでしま…

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愛の夜明けを待て! 小説

樋口美沙緒  街子マドカ 

綺麗なもの

志波は綺麗なものが好き。俺は汚れてる。だから好かれてない、と落ち込む黄辺君の話でした。一途で辛い。

一方の志波は自分は実の娘にすら興味が無い。人を愛することが出来ないなどとのたまうのですが、根本のお手本が黄辺君なので優しくて大きな包容力あって寛容力あるものを愛だと誤解しているんじゃないのかこの人と思いながら読んでました。

なんだかんだ黄辺君限定に執着も独占欲もあるようですし、聖地巡礼て…

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愛の夜明けを待て! 小説

樋口美沙緒  街子マドカ 

萌え不足、愛は満ちている。

黄辺の愛せる事が幸福だと思えるが刺さりました。夜が明けてからを読めばムシシリーズを読んでいると思うけども、本編は純文学でした。夜が明けてからを読めば久史も黄辺を愛する心が持てたと漸く昇華されたと嬉しくなりますが、久史は恋が出来ないアセクシャル的な意味合いではなくそもそも、人を愛せない自分の子供でさえも愛する事が出来なかった欠落した人間だと思っている。だから愛を知る黄辺を近くに置き、自分を愛している…

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愛の夜明けを待て! 小説

樋口美沙緒  街子マドカ 

本能と魂の狭間で

待望の虫シリーズの最新刊
愛の本能に従え!に登場した黄辺と志波のお話
正直本能〜や短編で黄辺君は後悔して苦しんでいるのは伝わってきたけど
志波君の内面が分からなすぎたので
今回この二人と聞きどうなる事やらと不安でしたが虫シリーズらしい愛について考えさせられるお話でした

このシリーズというか樋口作品でのもう一つのテーマは孤独と思っているのですが今回も愛と孤独をどう受け入れるかがテーマか…

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うさんくさい男 小説

松雪奈々  街子マドカ 

憎可愛い攻め?

「いけ好かない男」の続編です。
うさんくさい男というのは弟涼太の彼氏、三上のことかな?

とにかく仁科がね。
再読なんですが年下攻めについて色々考えるきっかけになったというか。

攻めには受けを溺愛して欲しい、包容力があって欲しい、これはもう自分の譲れないポイントだと気付いてるんです。
攻めの仁科はもんのすごいイケメンでスタイルも男らしくてセンスも良くて仕事熱心で。
受けの蓮が困っ…

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いけ好かない男 小説

松雪奈々  街子マドカ 

いけ好かない男だけど改めて読むと可愛くもある。

思い出して何度めかの再読です。

意地とプライドの張り合い?
仁科はすぐ蓮に意地悪言ったりからかったりして。
でも助けてくれるし忙しいのにプレゼント作ってくれたり…。
姉によると好きな子ほどイジメるタイプらしいですが。

蓮もブラコンで美形だからってその計画はどうなの?
面白かったし、バレバレで返り討ちにあって。

男同士でも抵抗はなかったみたい。

仁科が自分から蓮を挑発…

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初恋姫 小説

凪良ゆう  街子マドカ 

姫に笑って泣いた

とにかく受け様が魅力的でホレました(≧▽≦)
笑っちゃうし泣けてくる、大好きなお話です。

受け様は、蝶よ花よと育てられた高貴な生まれの箱入り息子、花時雨。

攻め様は、両親から引き継いだ定食屋を切り盛りしている一心。

ご先祖様の御恩返しのため、と一心の所へ住み込みでお仕えにあがる事になる花時雨。

のっけから、すっとんきょうとも言える姫様過ぎる花時雨の言動に、吹き出しました。…

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水曜日の嘘つき 小説

かわい有美子  街子マドカ 

もうちょい攻めザマァください。

攻めザマァの流れかな、と思われるこちら。
でも、攻めザマァ成分が足りないんですよね、私的には。

受け様は、芸能一家の御曹司で、幼少期より天才子役の名を馳せていた真尋。
今は引退しているけど、百戦錬磨との噂を持ち大学内では高嶺の花的存在。
なんだけど、実は誰ともお付き合いしたことのないまっさらさん。

攻め様は、三大ポイ捨て男の中の入っちゃううくらい適当なお付き合いをしてきている椎名…

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愛の巣へ落ちろ! 小説

樋口美沙緒  街子マドカ 

分かりやすく面白い

大人気シリーズの一巻だけ手元にありまして、10年近くぶりに読みました。10年前なので今より一層多かった俺様×可愛こちゃんモノ。テンポがいいし、虫という珍しさや階級付け、豊富なエッチシーンが受けるのはよく分かる。ライトなBL小説として十分楽しみました。記憶よりずっと延々エッチシーンでびっくり。学生なのに授業シーンや勉強してる素振りはほぼなく、奨学生で追試になるってとんでもない話だよな〜と思ってしまう…

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