篁ふみさんのレビュー一覧

お側にいます いつまでも 小説

夢乃咲実  篁ふみ 

かなり意表を突かれました

こちら、大正浪漫+主従ものです。

放蕩者で無能な若様に、女の子のドレスを着てお人形のように愛玩される小姓の、ひたすら甘い主従ものー。

と、思ってると、なかなか意表を突かれる作品になります。
健気でいじらしい主人公に、もう完全にノックアウトですよ。
また、何故か攻めザマァの心地ですよ。


内容ですが、大実業家、折坂家の若様・威史×奉公に上がった小姓・志信による、時代もので主従…

14

お側にいます いつまでも 小説

夢乃咲実  篁ふみ 

沢山の「愛」が描かれています

初読みの作家さまですが、あらすじと表紙の可愛らしさに惹かれて購入。





時は大正。
もともと庄屋で、人望のある父をもつ志信(5歳)が主人公。

東京の大家の奥様、と言う人が現在志信の家の離れに病気療養の目的で滞在中。優しい奥様のために毎日花を摘みそして届ける志信だけれど、ある日、奥様の息子さんという男性が訪れていた。

優しいその男性と会話を交わしたことをずっと忘れずに…

10

恋の病が重すぎて 小説

名倉和希  篁ふみ 

面白かった〜!

ちるちるの作家さんプロフィールにある「受けを好きすぎてちょっとおかしな事になっている暴走気味な攻め」を期待してこの本を購入したのですが、途中までは、あれ?作品間違えたかなぁ?と思ったほど。

途中までは。

というのも、攻めの浩輔は紳士でカッコいい同僚として登場し、受けの一樹に正々堂々と情熱的にアプローチし、浩輔のあまりのいい男ぶりに一樹はノンケでありながらクラっときちゃってついに恋人同士…

6

にわか雨の声 小説

水白ゆも  篁ふみ 

『謎解き』に走っては楽しめないお話

『花宿人』の不思議な世界観と、文章の間から漂う濃密な香りが良かったので手に取りました。
こちらも不思議な世界観。
ある特殊な設定があり、それを説明してしまうとお話を読む楽しみが激減してしまうと思うのですよ。なので、感想のみを。

前半は太陽主軸に描かれていて、とてもサスペンスフル。
話として辻褄が合っていない状態が続くんです。
「あれ?あれ?」と思いつつ、謎がどんどん深まっていく力で読…

1

恋の病が重すぎて 小説

名倉和希  篁ふみ 

攻めが面白く笑えます!

浩輔が一樹を褒め称える言葉の多さに感心しました!浩輔にとって一樹は二丁目の暴れん棒を卒業する程の衝撃だったのですね。

入社式で一目惚れし四年間同期として仲良くやってきたのですが、浩輔は一樹に相応しい男であろうと?真面目で紳士で仕事熱心な男として振る舞ってました。

浩輔の告白から一樹が受け入れるまでも自然な流れで良かったです。

浩輔はエッチも我慢してひたすら一樹に快感を与え開発して…

5

恋の病が重すぎて 小説

名倉和希  篁ふみ 

名倉先生のコメディ路線♡

名倉先生のコメディ系が好きになって、過去作品を探索中。
この作品もツボに入って、電車の中で噴き出すこと数回(恥)
イケメン優秀営業マン(実は・・・)と、告白にこたえようと頑張るプリンス系
の遠距離恋愛ものです。
地雷は、プリンスが襲われるところ?かな。

挿絵の先生は初めましてでした。
表紙は?に思いましたが中はプリンス君がきっちり綺麗系だけど、
ちゃんと男子に見えるし、
攻めさ…

5

意地悪バトラーと恋のレッスン 小説

宮本れん  篁ふみ 

さらっと読めます

アラン(攻・理央の教育係)×理央(受・執事見習い)の終始甘々なお話。
表紙に惹かれて購入しました。Kindleで読みましたが、挿絵はナシで残念。

123ページとお話が短いのもありますが、内容はそんなに濃くなく
作品紹介のあらすじで内容の80%は説明がすみます。
理央(受)が、代々執事を努めてきた家系の息子であり、一流の執事を目指している割には基礎知識もなく、本気で執事になりたいのか終始…

4

恋の病が重すぎて 小説

名倉和希  篁ふみ 

オトナな紳士かと思っていた攻めの恋の病がふふふっです

 受け攻め両視点で書かれているのですが、初めの受け様である一樹視点ではめっちゃイケメンで余裕のあるオトナな紳士の攻めだったのに、攻め様である浩輔視点になると、浩輔の印象がガラリと変わってビックリですよ。
イラストの浩輔がまたかっこよくて紳士なのに。
 なんだ実際はこのヘタレでやせ我慢エロ妄想攻め様は。ニヤニヤにまにまがとまらないです。

 ノンケの一樹を甘く情熱的に口説き落として、その後は…

7

憑いていきます 小説

白露にしき  篁ふみ 

さらっと読めるライトコメディBL

初めて読むBL小説だったので、軽い物からと思い手に取りました。
辛口なレビューをしますが、描写が少々物足りないと感じてしまいました。
玉鬘を最初に見て人形のようと描写されていますが、どんな人形を想像すればよいのでしょうか。
ここでは尾山人形と例えたほうがよいのでしょうか、
掘りあげたようなとあることから陶器のフランス人形ではないことはわかりますが、日本人形とすると市松人形等ふくよかな顔や、…

0

百ヘクタールの愛をきみに 小説

李丘那岐  篁ふみ 

カメラマン攻めとトラウマ受けの12年愛

幼い頃に母親から疎まれ、蔑まれて育った受けと、そのため後ろ向きで人と関わろうとしない受けに唯一付きまとっていた幼なじみ攻めのお話です。

母親には「お前のせいで不幸になった」と言われ、母親に殺されそうになったところを助けてくれた人が大怪我をし、自分を構ってくれていた攻めまでもが怪我をして野球の道をあきらめた、というコンポで、自分に関わる人は皆不幸になると思い込んでいる受けです。BL界には卑屈で…

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