れーこ
丸木戸先生の物語は痛すぎる。あまりに辛過ぎる。
それを余す事なくこれでもかと我々に見せつける。
決して大っぴらに言えない職業、ゲイビ男優になった経緯はきっとそれぞれ後ろ暗い背景がある。
光のそれはとてつもなく重いものだった…。(仁さんは何だったんだろう?)
半ば諦めた様に淡々と仕事をしている様に見えていた光が、仕事で関わりを持った人たちとの間で心を開き、過去を乗り越えて愛を知る物語。
…
ちるちるさんで時々特集される、怒涛の淫語の羅列に驚かされる。
それをひたすらに音読する、ちょっといけないことを想起させる艶めいた木島先生。
最初に読んだ時は、そのやるせなさと何とも言えない寂しさ、寂寥感に。しばらく再読出来なかったけれど。
どちらかというと、場面転換の無い、緊張感を伴うこのトーンの低い物語をどうしてドラマにしたいのだろうか?と、思っていたけれど。再読したら分かる。
どの場面…