丸木戸マキさんのレビュー一覧

ポルノグラファー コミック

丸木戸マキ 

ずっと煙草の煙が燻っている感じ

BLにハマりたての頃にシリーズ3冊を一気読みした記憶。
購入のきっかけは多分表紙買いだったと思います。
意味深な表情の眼鏡に惹かれて…。
何度も再読したのち、久しぶりにまた読みました。
木島の煙草の煙がずっと漂ってるような作品の雰囲気もとても官能的というか、陰鬱な感じも良い
拗らせ官能小説家と純朴大学生ワンコのお話なのですが、この小説家・木島理生氏のキャラクターが好きですね。

ワン…

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インディゴの気分 コミック

丸木戸マキ 

作品の完成度自体はとても高いです!!

レビューみて初めて知りましたが、これ木島くんの過去編なんですね。
木島くんの未来がわからないまま読んだ人のレビューです。

読み終わって一言、
城戸くん…後悔してるのかな…という感想。
彼の最後の表情が、それこそ『インディゴの気分』って感じで、見ていて辛かったです。
未練タラタラのくせに、なんで結婚したんだよ…城戸くん…。あんなに想い合ってたじゃんか…。
こっちが裏切られた気分だわ……

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アケミちゃん コミック

丸木戸マキ 

さすがとしか言えない

久々に再読して自分の中の評価が変わり、
レビューしたくなったので投稿します。

元々丸木戸先生作品は商業デビュー前、二次創作の別名義時代から拝読していました。
その時からキャラの心理描写を丁寧に描き、同じ作品のファンのファンをしていても気づけないような可能性、キャラの多面性を引き出した作品を描かれる唯一無二のサークルさんという印象でした。

本作はレイプで犯罪歴ありのクズ男が主役という…

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アケミちゃん コミック

丸木戸マキ 

傷ついたからこそ優しくなれた2人

「續・ポルノグラファー プレイバック」に登場していたスナックアケミの息子・静雄と元同級生・蒼介の話。

出版は本作の方が先。
時系列は本作がプレイバックの後なんですね。

蒼介と静雄があんな過去がありながら…あったからこそピュアにくっつく場面にぐっときた。
ちゅうのシーンや。
描き下ろしの、セックスするまで半年かかったとか。
過去のトラウマを、2人一緒にいることで乗り越えたんやね…

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非BL作品

オメガ・メガエラ 4 非BL コミック

丸木戸マキ 

そんな偶然あります⁈ 的な、お決まりのシーン再び。

とうとう真宮はΩである事が結構な人数にバレてしまう。この世界では、性別詐称したΩは直ちに銃殺刑かもしれない、という。そう、バレた時点で人生は詰んでしまうのだ。
しかし。バレるだけバレまくったところで、皆それぞれの思惑があり。そんな簡単に物語は終わらない。おさらいしてみよう。真宮がΩと知って、利用しようとしている犀門。犀門の企みを知り加勢する執事の斯波。発情した真宮を前に、知る事になるリリィ様こと…

4
非BL作品

オメガ・メガエラ 3 非BL コミック

丸木戸マキ 

非BLらしい学園ものに突入⁈

真宮は英家の優秀なαという触れ込みで、名門校に編入する。
それは、家督争いをする麗子と同じ学園だった。次期生徒会長の座を狙う麗子に、当主・善次郎は、次の選挙に勝てたら麗子を跡取りと認めよう。そして真宮にはそれを阻止する様にと課題を与える。別に麗子が憎いわけでは無いが、この闘いに勝たねば自分の人生が詰んでしまう。どんな手を使っても、戦わなければならない。自分の中の正義と、切羽詰まった中で苦しむ真宮…

3
非BL作品

オメガ・メガエラ 2 非BL コミック

丸木戸マキ 

斯波の真っ黒に開かれた瞳の読めなさが恐ろしい。その眼に何を写すのか。

不遇のΩであった真宮はαを擬態する。その為に甥っ子に 未遂とは言え手をかけ、事故とは言え妹の家の使用人を死なせてしまった犀門。哀れな主人公かと思われた彼は悪の道へと転がり落ちて行く。そんな犀門の策略に乗ろうと、手を差し伸べる斯波。もー‼︎ 彼の真っ黒に塗られた眼が怖くて。怖くて。本作ではまだ彼の本当の企みは分からず。

征十郎に愛情と言うには異常過ぎる執着を見せる犀門は、もう少しずつ狂い始めて…

4
非BL作品

オメガ・メガエラ 1 非BL コミック

丸木戸マキ 

復讐の女神は誰に微笑むか。

おおお。聞きしに勝るドロドロ度に早々にノックアウトされました。皆さまのレビューを読んでいたとは言え、これはおぞましいですね!うねる様な感情の縺れ、怒涛の展開。
昼ドラも真っ青。往年の韓流ドラマみたく。
また、オメガバース設定なのに。そこここに漂う昭和(しかも前期)感。一筋縄では行かなかったであろう財閥の腐臭漂う悪しき風習。しっちゃかめっちゃかになりそうな設定をこれでもかと盛り込み、練り上げてし…

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續・ポルノグラファー プレイバック コミック

丸木戸マキ 

木島にとっての城戸とは、春彦とは

基本的にBLに関して情報収集をしないので、新刊情報や続刊、ドラマ化や映画化のニュースもものすごく後になってから知ることが多いです。
ドラマ化してたんですね、「ポルノグラファー」と「インディゴの気分」。
さらに映画化までとは…、存じ上げず。
木島役が竹財さん…。絶対美しいじゃないですか。

というわけで11カ月遅れで読みました、こちら。
すっかり忘れてしまっていたので「ポルノグラファー」…

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インディゴの気分 コミック

丸木戸マキ 

分かりたくないしんどさ

遅ればせながら「續ー」を購入して、この作品は読み返すかどうか悩みました。
木島の「今」を読んだ後に過去の思いや関係を知るのは結構つらい。
「彼氏の元カノの話を聞いてもいいことなんてひとつもない」のと同じ気持ち。

意を決して読み直しましたが。

純文学が書けなくなって、落ちぶれていた時期の木島。
大学の恩師の通夜で偶然城戸と再会して、一緒に暮らすようになり、官能小説に転向することにな…

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