華藤えれなさんのレビュー一覧

王子とオメガの秘密の花宿り~祝福の子とくるみパイ~ 小説

華藤えれな  yoco 

ひたむきで強い想い(つд;*)

ラストが気になりまくりで、ページをめくる手が止まりませんでした。

受け様は、エデッサ公国の第二王子でオメガのシダ。
義母で魔女のイリナが兄を狼に変えてしまい、その呪いを解くために1人『聖なる森』へ。
薔薇を育て、その薔薇を使って糸を紡ぎ、魔物を払う絨毯を作る。
その間、言葉を封じなければならない。

ここで出会うのが、攻め様であるスタボリア国の王子レオニード。
何事にも執着せず、…

6

王子とオメガの秘密の花宿り~祝福の子とくるみパイ~ 小説

華藤えれな  yoco 

うっとりとため息しか出てこない、ロマンチックオメガバース

切なくも甘くてロマンチックな、おとぎ話風オメガバース作品になります。

こちらですね、故国を救おうと重い使命を負う主人公と、ストーリー自体は結構過酷なものなんですよね。
なんだけど、印象としてはひたすら美しいしただただロマンチック。
もう、うっとりとため息しか出てこないんですよー!

これな、二人の愛がとにかく純粋なのと、健気で芯の強い主人公に穏やかで心根の優しい攻めと言う、彼等のキャ…

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王子とオメガの秘密の花宿り~祝福の子とくるみパイ~ 小説

華藤えれな  yoco 

二転三転するストーリーに引き込まれます

華藤さんて個人的に当たりはずれがあるので(いや、失礼)購入をためらいましたが、yocoさんの描かれた表紙がとっても素敵で。思わず手に取りました。

ネタバレ含んでいます。ご注意ください。




主人公はオメガのシダ。
彼はエデッサ公国の第二王子だが、オメガであること、そして第一王子である兄とは腹違いであること(王の正室が生んだ子ではない)ことから利権争いとは無縁の立場にいる。

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王子とオメガの秘密の花宿り~祝福の子とくるみパイ~ 小説

華藤えれな  yoco 

『眠れる森の美女』のような雰囲気が素敵

yoko先生の表紙に惹かれて拝読させて頂きましたが、童話チックな雰囲気の素敵なオメガバースでした。
 
童話×BL=エロの方程式(偏見?)を打ち破る、健気なイノセントラブに何度もうるっときてしまいました。
健気×健気、敵国の王子同士という大好きなカップリングで、特に攻めのレオニードの一途な愛には感動しかなかったです。

魔女になった継母に義兄を狼に変えられてしまった、第二王子のシダ。

12

シナプスの柩(下) 小説

華藤えれな  佐々木久美子 

美しい景色の中の愛の夢

ドラマチックBL下巻。

「シナプスの柩」名義の物語は、一冊の1/3位で一度終結。
上巻の終盤、記憶の混乱の中で樋口がなぜ長山のことを話してくれないのか、長山の言うことは本当なのか、どうしても知りたいんだ…という水斗は長山に会いに行ってしまう。
というところからの下巻。
当然、長山は再び水斗を手篭めにしようと。
そこに樋口が現れて、これまでの癒着やら医療過誤やらの長山の犯罪は今から警察…

2

シナプスの柩(上) 小説

華藤えれな  佐々木久美子 

No mercy 無慈悲すぎるドラマ

これ、私には「悲報」ですよ。
時々、粗筋も何も見ず小説をドバッと買う時があります。本作も「メディカルサスペンス」とチラ見して購入してあったもの。
ただ…吟味してたら多分買わなかったかも。なぜなら「記憶喪失」ものなんだもの。
私、記憶喪失ものってイマイチなんですよね。
とにかくコレが絡むと物語に逃げを感じるし、ドラマチック過剰だし。
本作も途中で気付いてあらら…だったけど、何かご縁があった…

1

クリスマスワルツ 伯爵家の情人 小説

華藤えれな  葛西リカコ 

込み入った筋書きで惹きこまれました

小説らしい小説だった。
危なっかしい沈没寸前の小舟に乗っているような展開で、面白い。
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レンベルク伯爵家の弁護士イザークは、行方不明の伯爵の孫を見つけることが出来たら、代々継承する伯爵家の仕事を辞めて、自由になる約束を交わしていた。
パリの男娼館で働いていた「伯爵の孫」と自称する東洋系の美貌の男娼、清春と出会い、屋敷に連れ帰る。
実はルカはナリスマシ。ロシアンマフィアが財産を狙って…

2

禁じられたアルファの子 ~誓いのはちみつマドレーヌ~ 小説

華藤えれな  八千代ハル 

マドレーヌを食べたくなった

感想。
貝殻型の本物のマドレーヌを、紅茶に浸して食べたくなります。
優杏の作るマドレーヌの描写が、美味しそうでたまらなくなります。

物語は、いつもの華藤えれな先生の「健気な受」物語の定番型にはまった展開なので、どんだけ苛められてもハッピーエンドを信じて安心して読める作品です。
読み終わってみると、全くあとがきに記載の通りの展開でした。
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シャレード文庫のオメガバース祭り参加作…

4

シナプスの柩(下) 小説

華藤えれな  佐々木久美子 

「魂の再生」の夢分析が「幸福の領域」

この小説は、深層心理に興味を持つ人が読んだら、多分物凄くオモシロイ内容だと思います。特に、ユングの夢分析にほぼ沿っています。自分探しのヒントになると思います。

なので、この小説を深層心理分析に興味がない人が読むと、エロ少な目だし、訳不明の陳腐な内容に感じると思うので、お薦めしません。読まない方が良いです。
不評レビューが上がると、努力して再編集した著者の労が報われない、気の毒すぎます。

4

シナプスの柩(上) 小説

華藤えれな  佐々木久美子 

「シナプス(ニューロンの接合部分)」の棺=記憶の遮断

BL版白い巨塔? 
あとがきに書かれていましたが、著者が専門家の情報を得ながら書きあげた作品だけあって、いい加減ではなく真面目に細かく書かれていてとても面白かった。
でも、テーマを欲張りすぎたのか、少し物足りない。悪徳院長をもっと追い込んでやって欲しい。

特に、主人公の水斗が記憶喪失になって、記憶を取り戻すまでのプロセスが、専門家の情報を元にしてしっかり書かれているなーと、興味深々でのめ…

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