花本安嗣さんのレビュー一覧

上海金魚 小説

かわい有美子  花本安嗣 

穏やかで、でも強い恋

ごく普通の地方公務員の水端佑季は初めて訪れた上海で恋人と別れた。
一人上海に残ることを選んだ佑季は元恋人の計らいで、彼の取引先の社員、滝乃と共に観光地をまわることになる。
狡いところのあった元恋人とは違う包み込むような滝乃の優しさに惹かれ始める自分を止められない佑季だったが……

遠い異国で生まれた恋。
ゆっくりゆっくり話が進むのが良い意味でじりじりする。
上海の空気感まで書き込まれて…

6

春告虫 コミック

花本安嗣 

名作です!

花本さんは挿絵では知っていて好きな絵だなーと思っていたんですが漫画を描かれていたのは今まで知らなかったのです。
挿絵が上手い方が=漫画が上手いとは限らないんで期待半分位で手に取ったんですが、数ページで魅き込まれて、読み終わった時には花本さん凄ぃいいいいい、凄いよ!!何これ凄い名作!!!ってしばし呆然となりました。

ページ数的に多いのは表題作より、巻頭の2話連作です。
陸上部先輩、国枝に想…

4

透過性恋愛装置 小説

かわい有美子  花本安嗣 

なんだかんだで、北嶋勝利?!(笑)

もうね、もうね牧田さんがいいの~っ(><)
大人の男性ってカンジがとにかくいいの~っ!!
それだけでいいっvv

感想終了…って訳にはいかないけれど(笑)

あらすじにも書いてある通り、牧田と北嶋は出会う訳ですがっ。
牧田に惚れた北嶋のプチストーカーのような行動に苦笑(^^;)
そして告白、玉砕。

だけどそのままお話が終わるわけもなく…
牧田の方も、なんとなく北嶋が気になる…

3

お仕事ください! 小説

音理雄  花本安嗣 

ヤクザと天使

リストラされた慎一は
下町の活版印刷所の営業として面接にいったら
そこは元ヤクザが経営する印刷所で・・・

と、いうお話。


あれよあれよと、ぽぉっとしてる間に
社員として採用されてしまう慎一。

元若頭だった黒川とほか元舎弟2名。
どっからどーみてもヤクザな印刷所で
慎一は、自分の役割を見つけていくんですよね。

慎一は天然で素直ないい子。
あまりにも純粋すぎて私…

3

透過性恋愛装置 小説

かわい有美子  花本安嗣 

CDを聴いてから

CDを聴いてから原作読みです。
CDもですがこの作品は前作「上海金魚」を読んでから読むと
ますます楽しめます。
皆さんもおっしゃる通り、北嶋のギャップにやられます。
ほんとに可愛い・・(*^_^*)
CDでは北嶋目線のお話で終わっていたので、なんだか急で慌ただしい
感じでしたが、ノベルのほうでは牧田目線の「Night&Day」というお話が
あり、どうして北嶋に・・・の理由がわ…

2

上海金魚 小説

かわい有美子  花本安嗣 

水槽の中に漂う金魚のような・・・

水槽の中に漂う金魚・・そんなイメージを思わせる作品でした。
CDであらかじめ「透過性恋愛装置」を聴いて、原作を読んでみたくなり、CDにも
なんだか不思議と存在感アリアリだった北嶋の友人のお話だと知り、「透過性恋愛装置」
を読む前に読んどいたほうがいいかな?って感じで購入。
・・・大正解でした!
滝乃と水端。この2人の恋愛の過程を知ってから「透過性恋愛装置」を読むと
ますます楽しめると思…

1

お仕事ください! 小説

音理雄  花本安嗣 

脇役強し!カンキチさん好きだぁー

先にドラマCDを聴いてあるのですが、やっぱり小説のほうが詳しい背景がわかってよろしかったです。

真面目だけれどパッとしない営業マン・藤咲の再就職先「黒川印刷」で巻き起こる、お仕事と近所付合いと、ヤクザと恋愛のお話です。

元ヤクザの印刷会社社長・黒川は、俺様中の俺様、対する藤咲はヘタレ中のヘタレと、王道な展開な訳で、お話が進むとともに黒川の別の面も見え隠れし、藤咲の方は自分の居場所を見つ…

2

お仕事ください! 小説

音理雄  花本安嗣 

天然受けちゃん炸裂

天然なおバカちゃんって、結構好みだと再認識。
ひとりでグルグルして完結しちゃう受けちゃんも、それはそれでいいんですが、何も考えず、楽~な気分で読めるっていうのも、貴重な存在だなぁ~と。
天然とはいえど(天然だから?)、ちゃんと自分というものをしっかり持っているので、いくら脅かされようがすかされようが、ゴーイングマイウェイでございます。

押しが弱く営業の成績が上がらず、製薬会社をリストラさ…

4

上海金魚 小説

かわい有美子  花本安嗣 

地味ですがしっとり

題名にもなっている「金魚」が出てくるシーン。橋の上で金魚を売っているところに出会う2人ですが、滝乃がいろいろと金魚に関してのうんちくをしゃべるわけです。でも、余計なことは言わない。
ここで売られている金魚は、観賞用に売られているのではなく、徳を積むという仏教的な観念で橋の上から放流するためのものだと言うこと。そして放流された金魚は、じきに他の魚や鳥たちの餌になってしまう…と言うことを。だって、佑…

2

透過性恋愛装置 小説

かわい有美子  花本安嗣 

毒を食らわば~病みつきになりそうです

決して受け様が毒夫というではありませんが、この毒にやられました。
とてもつもないスーパーツンデレは、牧田さんと読者と、一部S&Mの方にしか効かないでしょう(笑)
初めて読んだ時、北嶋のわがまま王子ぶりに腹が立ち、牧田さんはきっと北嶋をいじめて喜ぶSなんだわ!と思いこみました。
しかし2度3度と読みたくなるこの中毒性の話。
滅茶苦茶性格の悪い北嶋が、牧田さん一筋の乙女に変身するのが見事すぎて…

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