紗久楽さわさんのレビュー一覧

百と卍 コミック

紗久楽さわ 

絵の迫力抜群、表情、身体、着物から背景まですべてが美しい!

とにかく絵が綺麗です。
表紙から見てわかる通り、引き込まれるような迫力ある絵。

言葉選びも、テンポも良い。
「堪忍して」「後生や」「そなたの菊座と私のへのこ」なんかは時代モノBLじゃないと味わえない言葉づかいだと思います。
あと「~だゼ」とか「虫の居所が悪ィのかィ」とか「いねンじゃねェかなァ~~」とか。カタカナが入ってて洒落てるんです。なのに全然読みにくくないのもすごい。

卍と百…

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百と卍 コミック

紗久楽さわ 

江戸もの

初読み作家さんです。だいぶ前にランキングで上位で、表紙が受け攻め髷だったのが印象的でした。ずっと気になっていたので、今回読めてよかったです。
ストーリーは表紙どおりエロエロでした。受けの百が幼少期に辛いことがありますが、最初の方が二人のいちゃいちゃが多く、そのような過去があることが到底信じられませんでした。ただ、時折見せる表情にああ、となりました。よく自分は売れなかったと百が言っていて、切なくなり…

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百と卍 コミック

紗久楽さわ 

新鮮

ちゃんと萌えはあるのか、難しいストーリーで理解できないのではないかという警戒心から時代物のBLって読んだことがなかったのですが、これはすごく良かったです。

百ってかわいい顔と裏腹に身長高いんですね、もうそこからギャップ萌えでした。私はシリアス系のお話が苦手なのですが、こちらは全然大丈夫でした。百の過去のことなど結構シリアスな部分もあったんですけどね…普段の2人のやりとりが暖かくかわいいものだ…

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百と卍 コミック

紗久楽さわ 

新風を吹き込む。

「このBLがやばい2018」で1位を獲っていたということもあり、ちるちるのレビューを見て購入しましたが、期待以上でした。特にストーリー構成やドキッとするような妖しい絵柄、素晴らしい。
たくさんの方が思うことでしょうが、こんなBL作品は今まで読んだことがありません。

江戸ものは初めて読んだのですが、日本的な美しさの源流が垣間見えて、紗久楽先生の作品への愛も伝わってきて、とても満たされた気持ち…

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百と卍 コミック

紗久楽さわ 

時代物ならではのエロス

江戸時代のBLものって、初めてで最初はどんな感じか全くわからなかったです。
結構序盤からエロシーンがあるんですが、百が結構たくましい体つきなのにものすごくエロいし、卍は男の色気があって格好良くて、すぐにハマりました!!!
自分は、ちょんまげの人にエロスを感じれるのか不安だったのですが(笑)、そこは杞憂でしたね。
百の過去から二人のすれ違いがあったり、BLならではの社会からどう思われるかという…

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百と卍 コミック

紗久楽さわ 

センスが半端じゃない!

絵のきれいさもそうですが、いろんなシーンに伏線があって(部屋の家具一つにさえも)何度でも楽しんで読める作品です。
最後についているおまけの陰間のコラムも歴史考証が付いていてアカデミックな感じも素敵です。私も時間もないというのにうっかり江戸時代について勉強しなおしたいと思いました。これから江戸ブームが来るのではないでしょうか!?このBL大賞も獲っていますし。
先生の江戸愛が伝わってきます。
百…

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百と卍 コミック

紗久楽さわ 

どこにも書いてないじゃん!?

タイトルの通り、どこにも書いてないのですが(※私の見る限り)まさかの続きものです。
今回の1巻は百(もも)の過去編と二人の出会いが描かれていました。

歴史的風情を感じるお話は大好きでよく読むのですが、これはすごい濃いです。
何が濃いって、時代背景はもちろん言葉遣いまで全てです!!
寝る前に読み始めたのですが、読解しながらだったので理解するのに結構時間をかけて読みました。
(22時に読…

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百と卍 コミック

紗久楽さわ 

線の美しさ

淫猥で妖美的、且つ華やかさと明るさを兼ねそろえた一作。

紗久楽さわさんの描く人々は、太腿がお美しい。そして何より研究し尽くされた江戸の雰囲気。
そこらの下手な時代物などとは比べ物にならないほどの美しい時代背景。

「おいど」やのばしたり同じもじが使われる際の文字、お百の独特な喋り方。

卍兄のお百を可愛がる気持ちや、切ないまわしと蔭間の絡み。
切なさから泣いてしまいました。

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百と卍 コミック

紗久楽さわ 

お江戸恋愛絵巻の見事な破壊力

丁寧な描き込みで、パラパラ眺めるだけでも素敵な一冊です。
画力も高いし、もっと暗いストーリーになってもおかしくない設定の中、
こんなに優しい恋愛作品にしてくるなんて。
暗い話敬遠派にも極上のやさしさー。

受け攻めのルックスがいい感じだな、なんて
軽く読み始めたら、ざっくり刺されて呆然とする羽目に。

着物とふんどしは、最高に粋で色っぽく、
二の腕から腿まで入れ墨の卍と、もっちり…

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百と卍 コミック

紗久楽さわ 

ん?続きもの?

最初読み始めると、色男の卍と陰間あがりの百の、けっこうアッサリとしたお江戸話かと思ってましたが、話が進むにつれて、今の百から想像できないような過去があったんだなと。 陰間あがりとなってたので、その時の客が卍かと思ってたらそうでもなく、実の兄も絡むちょっと切ない感じでした。 卍に拾われなければ、ずっとあそこにいたのかな…。 でも今はお互いが、すごく大事なもの同士になってるし、いっぱい卍に愛されてて良…

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