冥花すゐさんのレビュー一覧

I -イトウさん 2- コミック

冥花すゐ 

殺伐とした世界から、愛の世界へ

 イトウさんの生まれた経緯、恭介の過去が明らかとなる2巻。イトウさんとボスとの関係については、ボスからイトウさんへの矢印には愛も性的興味も含まれていて十分BLとしての要素はあったものの、個人的にはあまり引き込まれず。ただ、イトウさんが恭介に会うまでどんな日々をどんな感情で送ってきたのか、それを理解するには非常に重要な回想だったので、単純にストーリーとして面白かったです。子猫を拾った時点から、イトウ…

6

イトウさん コミック

冥花すゐ 

毒の中に1本花を咲かせるような冥花ワールド

◆イトウさん(表題作)
 男娼をやっている受けというのはそんなに珍しいわけではないですが、それに加え攻めが名前も境遇も謎の人物ということで、終始ダークでハラハラするような作品でした。イニシャルがIであることしか分からず、売り専のキョウスケにイトウと名付けられたミステリアスな彼。キョウスケに対しては常に紳士的で、暴力的に振る舞うことは一切ないけれど、時折凍てつくような眼差しになることもあり、途中ま…

3

イトウさん コミック

冥花すゐ 

イトウさんがカタカナの理由

殺し屋×娼夫のお話です。
紙媒体は絶版?になってるとかで、探し回りやっと読めました。

殺し屋のイトウさんは殺し屋のための英才教育を受け、感情がなく、愛がどんなものなのかも知らず、組織の、ボスのためだけに生きてきましたが、娼夫のキョウスケのためにはじめて個人的な感情により殺しをします。
そのことがきっかけで組織に追われ、キョウスケと共に逃避行するのですが、イトウさんはキョウスケの幸せを祈っ…

5

Kyrie #1-呪われた蛇- コミック

冥花すゐ 

冥花すゐ作ファンタジー。痛みも切なさもダークさも貴方の胸に。

以前冥花先生の「イトウさん」を拝読して以来あのダークな世界観にすっかり心奪われてしまったのですが、今回は獣人たちによる階級社会を舞台にした異世界ファンタジー。
正直あまりシリアスな異世界モノは得意ではないのですが思い切って挑戦してみました。
なるほど、このほの暗い世界観、間違いなく冥花先生の描かれる魅力溢れる物語でした。

まずは子供たちに見せる人形劇から始まります。
昔昔、神様が創られ…

3

Kyrie #1-呪われた蛇- コミック

冥花すゐ 

”敬虔” であろうとする弱さと、”地獄に堕ちる覚悟” を持つ強さ。

冥花先生の新作は、宗教的獣人ファンタジー!
聖騎士、悪魔祓い、獣人、+エロと贅沢コンテンツが盛りだくさん!


蛇に騙され、禁断の実を食べて地上に落とされた女が、獣と交わり子孫を残す。
いつか子供達が赦されて、楽園に帰る日を夢見て…

登場人物はカラダの一部に獣の印(シルシ)がある獣人たち。
”獣” が ”神” を拠りどころにしているって世界観からまずは惹かれます!


メイ…

7

Kyrie #1-呪われた蛇- コミック

冥花すゐ 

ほの暗いダークな世界観が非常に魅力的

作家買い。雑誌『Opera』で何話か読んでいましたが、コミックス化されるのを楽しみに待っていました。

冥花さんはシリアスな作品を描かれる作家さま、のイメージが強いですが、新刊もそのイメージを損なうことのないダークでシリアスなお話でした。

ネタバレ含んでいます、ご注意を。





獣人たちが住む世界が舞台。
悪魔に憑かれてしまった住人は処刑されてしまう。その処刑を行うのが…

11

in the cafe グッズ

EDGE COMIXっていいよね。

エッジコミックス自体がそもそも私の中で「お気に入りのカフェで気取って読みたいBLレーベル」的な位置付けのレーベルなので、エッジコミックスさん分かってるじゃん!(上から目線ごめんw)と嬉しくなるような、ここのレーベルの雰囲気によく合ったとてもステキな記念本でした。
作家陣もレーベルファンにはたまらない豪華さで、こうなふうに一堂に会すること次またあるのかな?!なんて思っちゃいます。
これは永久保存…

3

in the cafe グッズ

読めて嬉しいオシャレな記念本

OPERA Cafe(コラボカフェ、2018春)記念本。

A5版、156ページ、
ZAKKさんの裏表紙まで続くスタイリッシュなイラストの表紙
真ん中のタイトルの赤い四角はつやのある印刷、という非常にオシャレな作り。
なかなか後日談や番外編を描かれない作家さん達も勢揃い、という
嬉しい1冊です。

最初はOPERAの看板と言えば君たちだよね、という「同級生」の二人から
(エピソー…

4

in the cafe グッズ

小冊子というよりも、単行本並みの分厚さ

もっと薄いものを想像してたら、厚さは12mmもあって、これは小冊子というよりも立派な単行本!
ZAKKさんによる表紙がこれまたオシャレ!いかにもBLって感じではないし、中身もエロ度が限りなく低い。(日野さん作品でアナルプラグ挿入したままカフェに来て…という描写があるくらい)
99%電子派なんですが、これなら所持してても家人にバレなさそうだと購入しました。

コミックス既読のものについて掲載…

13

三角オペラ コミック

冥花すゐ 

期待し過ぎたのかも…

タイトルから分かるように、学園を舞台にした三角関係のお話です。表紙とタイトルに惹かれ、試し読みもして、すごく好みだと思い購入しました。期待が大きかったせいか、その分ちょっと残念でした…。

まず「学園の王子様」とか「情報屋」と言う呼び方が今の時代には合わないと思いました。また、仕方がないとは思いますが、序盤の登場人物のセリフが説明的で違和感がありました。

せっかくの三角関係なので三人の登…

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