冥花すゐさんのレビュー一覧

I -イトウさん 2- コミック

冥花すゐ 

「イトウさん」の育て方。正しい愛(アイ)の育み方。

多くのレビュアーさんが、この続編と併せて読む事をお勧めされていて。その事に納得が行く。
前半は、前作の為のプロローグにあたり、「イトウさん」の成り立ちの説明になっている。
「イトウさん」はやはり、マッドサイエンティストであるボスに、幼ない頃に拐われ、脳をいじられ、殺人兵器として育てられた。名前を付ける事は、余計な感情を生むと思われ、この頃彼は「I」というコードネームを与えられる。
I=アイ。…

8

イトウさん コミック

冥花すゐ 

大切なことは、心の奥深くに沈めて。

ちるちるの記事で「殺し屋」稼業というのに心惹かれて購入しました。
以前から気にはなっていた作品なんですが、とても重苦しい雰囲気と、絵の独特の怖さに恐れを為していたのです。
キョウスケくんの、何も映していないかの様な瞳。もしくは瞳孔が開きっぱなしにも見えて。
それはとても恐ろしい。
対する「殺し屋」である「イトウさん」の、いつも薄目で笑っている様な。
閉じられている様な、眼も恐ろしい。

7

Kyrie #2 -隻眼の狼- コミック

冥花すゐ 

大好きな先生

‪呪蛇キリエ(受け)を一目見て恋に落ちた‬聖騎士の‪シグレ(攻め)。‬
‪#1を読んだ後、神に忠誠を誓い、天国への道を求める元奴隷だった攻めが受けのためどんどん堕落していく話かと思いました(受けの美しさに天使だと勘違いし発情しひたすら求める描写が最高に好き。罪人である受けに恋して罪を犯した自分の目をえぐり出すのも、もぉ〜)‬
‪#2→受けを愛して落ちていくというより、受けと出会ったことによって…

4

Kyrie #2 -隻眼の狼- コミック

冥花すゐ 

愛をください

究極で唯一の愛をビリビリ感じさせられました。
シグレはキリエの為に神様をも捨てて、全てを捧ぐ…煮えたぎる様な愛でした。

ヤンデレ攻め界隈にニューヒーローが登場しました笑
かなりの上位です。

作家買いの作品でした。2巻楽しみにしてました。
仄暗いが作品が多いけど、必ず救いがあります。ハッピーエンド。この世界観が好きです。
もっと読んで欲しい。ハマる人はきっとハマるはずです。
ち…

3

Kyrie #2 -隻眼の狼- コミック

冥花すゐ 

ダークさと、そこに差し込む「光」に萌える。

『Kyrie #1-呪われた蛇-』に続く2巻目にして完結編。
続きものなので前作未読だと理解できません。前作未読の方は1巻を読んでからこちらを読まれることをお勧めします。

冥花先生お初となるファンタジーものの今作品は、奴隷階級が存在する、獣人たちの世界が舞台。下位下層である狼族のシグレは戦争孤児。子どものころから神に尽くし、鍛錬に勤しみ、清廉に生きてきた彼が、蛇族のキリエに出会いー。

8

I -イトウさん 2- コミック

冥花すゐ 

幸せな行く末を信じたい

フォロワーさんから数が月前にオススメされていた『イトウさん』
題名はポップなのに、中身がものすごくてしばらく手を付けられずにいた。
今回勇気を出して(苦笑)読んでみたら…ドハマり。
すぐに『I』を読みました。

『I』の出自。成育歴。
彼が何故こうなったのか。
キョウスケとの真の出会い。
再会。そして恋をして…イトウさんになる。
ああ…これは本当に痛い。
壮絶すぎる。こんな不幸…

1

三角オペラ コミック

冥花すゐ 

あるがままの愛のカタチ

『三角オペラ』というタイトルから想像はしていましたが、
やはり三角関係のお話でした。

常に正しくあろうとする音楽教師・貞木をめぐる
男子高校生・山口と大河内。
タイプの全く違う2人が同じ人を好きになります。

自由奔放な山口と王子である大河内。
2人とも先生を好きになりましたが、
その理由は全く別のものだったと思います。

先生が本当はどちらを好きなのか分かりませんが、

0

Kyrie #1-呪われた蛇- コミック

冥花すゐ 

堕ちる、ことの甘美さ

 冥花先生の退廃的な雰囲気を含んだタッチと、禁忌を犯すストーリーが合っているなぁと感じました。天使に間違われるほどの美貌を持った呪蛇・キリエと、彼に堕とされまいと必死に抗う聖騎士・シグレ。シグレは敬虔な信徒で戒律を本当に真面目に守ってきたキャラなので、なんとか自我を保って欲しいと思う一方で、そんな彼が堕ちたらどうなってしまうんだろうという好奇心も抑えられず、ここからの展開が非常に気になります。

0

I -イトウさん 2- コミック

冥花すゐ 

この作品は間違いなく「上下巻」ものとして発刊すべきでした。

1巻だけ読んで合わずにやめてしまった人がどれだけいたかと思うと悔やんでも悔やみきれません。
2巻目は間違いなく「神」です。最高に切なくて愛おしくて心が洗われるような素敵な1冊でした。
もちろん1巻あっての2巻なので、できればレビューも1・2合わせてという形で表記させてほしいくらいです。

1巻の、どことなくファンタジックな展開。映画のような世界観。悪く言えば中二病の夢物語。
内容が濃いよ…

6

三角オペラ コミック

冥花すゐ 

不自然なドラマチックさ

 読み始めた頃は三角関係ものだし、学園だし、教師と生徒だし、といろいろ萌え要素が詰まっていてハマれそうな予感がしました。が、読み進める内に脈絡がないなぁと感じる点がいくつかあり、物語に集中できなくなってしまいました。冥花先生のタッチとこの題材はよく合っていると思いますが、登場人物の言動が浮いているように感じるというか。途中からご都合展開っぽく感じてしまったので、中立評価に落ち着きました。

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