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3/5(合計:44件)
手嶋サカリ 北沢きょう
みざき
ネタバレ
作家買いです。 人間と半獣という種族が存在する、限りなく現代に近い架空の世界。 東京の外れにある、半獣達が多く住む半周諸島が舞台です。 雇われバーテンダーをしながら暮らす、ヒトと半獣のハーフで狼の"半獣"である一灰(イチカ)と、20年前に島に捨てられていた赤子で、偶然見つけた一灰によって保護され島で共に育った"人間"である楓。 一灰は、人間の父親…
あーちゃん2016
先生買い。ファンタジー設定なんだけど、対立する関係をどうするかといった所に手嶋先生らしいなあという印象なお話、本編260P超+あとがき。攻め受けにきゅんしたか?と問われると否なので中立よりの萌です。年下攻めにはあんまり萌えないんだよな。 ヒトの父には逃げられ、半獣の母を亡くし、施設で大きくなった狼の半獣である一灰(いちか)。亜熱帯に属する半周諸島で、雇われバーテンダーをして生計を立てています…
窓月
現代日本の架空の島を舞台にした、年の差ケモファンタジー。 人間と狼の間に生まれた一灰は、バーの雇われ店長。中学生の頃、捨て子だった男児を保護し、楓と名付けて弟のように可愛がってきました。 一灰が生活している島の住民はほぼ半獣で、唯一島民として黙認されている人間は本土の大学に通っている楓のみ。 時の政府が島にカジノを誘致し、やんわり隷属させようとする目論見に、島民達は不満を募らせま…
fandesu
好きな作家さんです。 この方の書かれる『触れなば落ちんという風情でありながら実は芯のある受けさん』も良いのですが、一番好きなのはその風景描写なんです。 今作の冒頭でも西日に照らされた一灰の部屋が書かれています。 南国の強烈な夕日に照らされて、畳の毛羽立ちまで赤く見える部屋。 このたった6行しかない部屋の描写で、静かに荒んでいて寂しい一灰の世界にスルッと入り込みました。 これだよ、これ! …
ぴれーね
実は前作で、その独特の世界観に魅了された作家さんになります。 で、今回も、その世界観が存分に味わえるのです。 ダーク寄りなアンダーグラウンドの世界で繰り広げられる、半獣と人間の対立。 そして、20年前の事故の真実ー。 えーと、推理サスペンスものとしてとても面白くて、グイグイ読ませてくれるんですよね。 また、その事故の裏に隠れていた、意外な真実に心を打たれると言うか・・・。 まぁ…
手嶋サカリ Ciel
kurinn
初めは本の題名を見た時はどうなんだと微妙な感じでしたが、面白かったです。ハヤトの翅をもっと見たかった!ミコトが周りを味方につけながら百花油の秘密と王を蘇えさせる方法に辿り着くまでが面白かったです。でも、蘇ってからが短い。協力店ペーパーの番外編が入ってましたが全然足りません。人間の女王がどう奮闘するのか知りたかった。戴冠式もまだだったしね。暗躍してた一宮がどうなったかも知りたい。是非続編お願いします…
まじでアリのコロニーでのお話でした。人外のお話は色々読んだつもりでしたが、アリはお初。さすが手嶋先生、各種設定、書き込みなんかは今まで読んだ先生の作品同様、リアルに感じられて、ファンタジーとして面白かったです。ただ攻め受けにあんまりシンクロしなかったなーと思ったので萌です。書き下ろしの本編のみ260Pほど+先生のあとがきでした。地雷は儀式として出てくる、ちょっとしたプレイかな?手ひどいものには感じ…
昨年の9月、前作『プライベートバンカー』を読み終えてから、待ちに待っていた手嶋さんの新刊。すごく期待していた所為もあって、点数が辛いです(ごめんなさい)。 いや、面白いんですよ。 でも「なんかもったいない感」が、どうしても拭いきれないのです。 蟻人が支配する世界(コロニー)。ごく稀に蟻人から人間も生まれてきますが、体が弱こともあって大変少数です。この世界では『人間は蟻人の祖先』とされてい…
初読みの作家さんですが、設定に惹かれて購入です。 人間と蟻が融合した「蟻人」が暮らす氷に包まれた世界と、ファンタジーなのですがSFっぽくもありと、何とも不思議な世界観。 特に、女王になるための儀式には萌えました!! 内容です。 氷に閉ざされ、わずかな大地・コロニーで暮らす女王を頂点とした「蟻人」達の世界。 蟻人達に蔑まれる「人間」であるミコトは、何故か女王崩御によって次代女王候補の徴…
手嶋サカリ 小椋ムク
にゃんみ
個人的に一番今後を期待している作家さんです。年一ペースなのかな?やっと来月新刊が出るということで、大好きなこちらを再読してみました。 タイトル通りバンカー視点のお仕事モノです。ちょっと硬めのクセのない文章で分かりやすくしっかりとこの世界を構築しているので、専門用語につっかかることなく読み進めることができます。最初からカタカナ・漢字・アルファベットが飛び交いますが、深く考えずにドラマを見ている…