手嶋サカリさんのレビュー一覧

死にたがりの皇子と臆病な花守 小説

手嶋サカリ  yoco 

大切な気持ちに気付けて良かった

タイトル、イラスト、物語の世界観が究極にマッチした作品でした。
中世〜近世ヨーロッパ時代を想起させる大人のおとぎ話風な物語に、BLが濃厚に絡み合うストーリー展開はシリアスな事件を中心に見どころド満載。

物語の裏に隠された真実が終盤で明らかになったとき、この物語の奥行きや奥深さを実感することになるでしょう。ストーリーの構築や設計の秀逸さを実感した一冊でした。

見えている情報が全てではな…

9

死にたがりの皇子と臆病な花守 小説

手嶋サカリ  yoco 

ネタバレなしで読んでほしい作品

挿絵買い。
タイトルからして、とても自分の好きな感じなんだろうなぁって思っていました。

一気にお話に惹きこまれて最後まで読んだのですが、
思ってもみなかったところにとてもびっくりしました。
まさかの!?って声に出して言いたくなりました。

色々と感想を書こうと思ってたのですが、
このお話はなるべくネタバレがない方がいいな…と思いました。
なので、なるべくネタバレなしの感想をと思…

3

死にたがりの皇子と臆病な花守 小説

手嶋サカリ  yoco 

深い、深い愛情のお話。

yocoさんの描かれた美麗表紙に釣られてお買い上げ。

手嶋さんの新刊は大国・アス皇国の皇子×薄幸少年。
という、BLでは王道かつ個人的大好物の設定のお話。

うんうんうん、薄幸少年がスパダリに愛され幸せを手に入れる話ね?

そんな風に思いつつ手に取った一冊でしたが。
いや、そうきたかー!という、二転三転するお話でした。ということでレビューを。いつもネタバレ上等でレビューを書きます…

12

S捜査官は跪かない―Dom/Subユニバース― 小説

手嶋サカリ  みずかねりょう 

攻の関西弁が素敵なDom/Subもの

表紙に惹かれて購入しましたが、手嶋サカリ先生!プライベートバンカーですごく好きだなーと思った作家さんでした。

性別とは別に、支配欲と被支配欲があるDomとSubどちらでもないNomalに人間が分かれているということが近年判明した世界。受の静は警察官。Dom Subを擬似体験でき、元々Dom Subの人はその傾向が強くなり快感が強烈なものになるセックスドラッグを追う対策本部に、エリート官僚の櫛…

2

S捜査官は跪かない―Dom/Subユニバース― 小説

手嶋サカリ  みずかねりょう 

エリート官僚とエリート警察官のDom/Sub

Dom/Subユニバースが好きでコミックスでは色々と読んでいましたが、小説では初めて読みます。
どんな風に表現してくれるのか楽しみでしたが、結論としてとても面白かった!
しかも、設定は好みの警察もの。サスペンス。犯罪の謎解き的な。

主人公はエリート警察官の羽田静。
勿論本人が優秀なんだけど、彼は実は国会議員の庶子。周囲も皆知っていて七光りと見られている。
そんな静だが、父親の息のかか…

1

S捜査官は跪かない―Dom/Subユニバース― 小説

手嶋サカリ  みずかねりょう 

ある意味純な二人

Dom/Subはコミックス、小説共に経験無しで、こちらが初めて読んだ作品です。
そもそもオメガバースは刺さらずで、最初は小難しい設定やなー、どうかなー、と読み出すまでが長かった…。ついつい後回しにして他の作品を読んでしまったり(笑)

で、読みだしたら意外とスルスル進んで、警察ものというのもあり、挿絵のDom(攻め?)がイイ男ですっかり一気読み。

ストーリーは違法ドラッグの摘発を主題に…

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S捜査官は跪かない―Dom/Subユニバース― 小説

手嶋サカリ  みずかねりょう 

関西弁…

「君が優しくせんとってって言う時は、優しくしたい」

Dom/Subユニバースを活かした事件と捜査のお話で面白かったです。性指向を操作できるクスリ(ニュートラルをSubに近づけたり、より快楽を生むセックスドラッグ)は確かに気になるし蔓延るのが理解できる。

捜査の流れは面白かったのだけど、静はクスリに巻き込まれて2度も危うくなるのは流石におっちょこちょいが過ぎるし、大体危機の前は櫛田が不在…

1

「夜のやくそく」プライベートバンカー番外編Amazon限定ペーパー グッズ

晃の葛藤や父との約束

晃視点です。
二人で香港のお屋敷に越してきた後のお話のようですね。

晃の父を慕う想い。やっと二人の会社を取り戻せたのにもう彼はいない現実。香港の夜景を見ながら父を思い出す晃。

でも今は清吾がいる。
清吾を騙しながらも父との会社のために自分の恋心を抑え込んで、でも溢れて抱いてしまったこと。

清吾が自分を甘やかし心配してくれて、清吾がいれば父の言葉を叶えられる。幸せを噛みしめる晃…

0

プライベートバンカー 小説

手嶋サカリ  小椋ムク 

仮面をはがせる相手

とてもハラハラしました。なかなか最初は読み進まなかったけど、すぐに一気読みでした。

金持ちコンプレックスというか、貧乏から抜け出し東京で勝ってやる!という執念がハラハラしつつも、清吾がギリギリで生きてる感じで痛ましくて。

お話はとても凝っていて、晃の目的や清吾が心酔してる内川やお仕事描写や興味深かったです。

いつの間にか愛してしまった。裏切られても捨てられても忘れられない。清吾〜…

1

S捜査官は跪かない―Dom/Subユニバース― 小説

手嶋サカリ  みずかねりょう 

こんな攻め最高だよ〜!

初めましての作家さんと小説では初めての設定です。

支配とか服従とかちょっとな…と思ってましたし、読んでみてやっぱりその部分はそこまで萌えなかったのです。
ストーリーや事件捜査や犯人を突き止めたりがとても読み応えがありました。

そしてなにより攻め櫛田!最高だよ!
受け静視点でしか書かれない櫛田。静を通してしか櫛田のことはわからないのですが、こんなん惚れるわ!

美形エリートで無表…

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