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波真田かもめ
藻とカレー
ネタバレ
社会人になるってメンタル的に大変ですよね。 自分のことでいっぱいいっぱいで余裕がなくなる。 温のように平凡で特に秀でたものがないと自覚している人はそれを突きつけられてへこんでしまう。 (その就活や就職すらできない人間もごまんといるけれども) でもマジメだから地元で就職してちゃんと働くし、ずっとつばさのことを思っている。 つばさもマジメだから母と同居して美容師になる夢に向かってがんばってる…
波真田先生作品好きなんですが、たまに個人的な好みとしてハマらない作品があり本作もそうでした。すみません。 「恋かもしれない」系と言いますかもだもだ系なのかな。 ライター業キャラ好きですし、郡司もよかった。 ですが、泉水がどうも落ち着きはらってかわいげなく感じてしまって。 充は20歳も年上で小説家を目指したような人なのに余裕がない。 焦って郡司といるところを泉水に見せようとするとか、なんだ…
古い趣ある家が絵になります。 庭があってレモンの木よあるなんてステキすぎる。 憂いある倫太朗がきれいなお兄さんでちょっとエロい。 愛は家事ができるしっかり者だけど夜が怖かったり子どもっぽい部分もある。 倫太郎の家への思いが在りし日の家族に重なって、それが愛への気持ちに変わっていった。 2人の気持ちがレモンの味と重ねて描かれ、爽やかな香りと酸味と苦味のなんとも言えない味を思い出し、嗅覚と味…
波真田先生作品やっぱり好き〜! 読んでよかったです。 BL続編によくある新キャラやっぱり出てきますよね〜と思いましたが、テンプレの当て馬ではなく2人を刺激する役目のノビ多(ネーミングおもろ)でした。 ノビ多が好きという気持ちだけで映画作りを続けらられないとわかっているという言葉が、忍と夏喜の関係にも重ねて見えて。 波真田先生作品は脇キャラもよく特にお年寄りが人生の年輪をやわらかく感…
波真田先生作品好きでして未読分を何冊か続けて読もうと思います。まずその1冊目。 幼なじみBLはたくさんあれど、波真田先生らしく舞台(今回は団地)がしっかりしていて、そこに暮らす人々という視点の中、メイン2人の恋愛が描かれる。時間経過が季節で表現されるのも好きです。 夏喜視点で進みますが、忍がかわいいったらない。 大人っぽいんだけど、子どもの頃は内気で素直で。その性格は今も変わっていないの…
maymaron
作者さんの作品で初めて読んだ作品ですが、すっかりハマって、ほとんど制覇しました(笑) 今は40代でもカッコいい人います!なので自然に読めました。 甥っ子くんの積極性にあたふたして、意識しまくるオジサンみっちゃん。小さい頃からの関係や、運動会でカッコよくて自慢のみっちゃん。お父さんとも血は繋がってないけど、みっちゃんの方を好きになったんだね。微笑ましくて、切なくて、キュンキュンしまくりです。展開…
ちょこーぬ
二人の直面してる問題や悩みがリアルすぎる。 ファンタジーではなくもはやリアル。 だから沁みる。気持ちが分かる。惚れた晴れたでキャッキャ甘々とかそう言った作風ではない。 なので余計心を鷲掴みにされる。 名作です! 社会に出てある程度の年齢重ねてきたら余計リアルに感じると思います!
emimimi
こちらのシリーズも4作目。 波真田先生の描くお話はとても日常を丁寧に描かれているので、とても共感できる部分があります。 攻めの久慈と受けの朔太郎。二人共40歳ということで先生の作品の中でもかなり大人な二人。若さと勢いだけで恋愛できる年齢ではないけれども、二人で過ごす時間がとても甘くて暖かくて穏やかな時間が素敵です。 それぞれ自立しているので、それぞれが自分の仕事にも真剣に取り組んで、恋愛以外…
波真田先生の描くお話は優しいお話が多い印象なのですが、こちらはちょっと過去の辛い思い出があったり、二人が離れたりしんどいところもあるのですが、それでも根底には優しさがあるなと感じられて、大好きな作品です。 温とつばさは互いに相手のことを想っているんだけど、現実は厳しくて。 それでもやっぱり忘れることも出来なくて。 そして月日が経ってまた再会。 やっぱり、収まるべきところに収まる。離れていた…
あき
高校時代の憧れの先輩に再開したら、クズになっててヒモにしたお話です。シリアス調なのですが、わりと勢いで読ませる感じでした。先輩である下野、そんな言うほどかっこいいやつかー?と思うんだけど、恋は盲目だからか、椿は拗らせに拗らせてて下野一直線。囲って飼って家から一歩も出したくないほどの偏愛です。 下野が、身体で仕事を取ってた(上司に取り入ってた)ってエピソードが、このお話では必要だったんだろうけ…