波真田かもめさんのレビュー一覧

スモークブルーの雨のち晴れ 4 コミック

波真田かもめ 

改めて神シリーズ

こういうBLのシリーズ作品が読みたいんよ〜めちゃくちゃいい、好き〜と何度も思いました。
おはようシリーズの時も感動しましたが、本作はその大人バージョンのようでこれまたすばらしい。

4巻の前に3巻を読み返したのですが、やっぱりめちゃくちゃよくて。
なのに私は発売後すぐに読んだ時、なぜ神にせず萌2にしたのか!?大馬鹿者です!すみません!(土下座)

今やBL続編において、当て馬キャラが出…

7

スモークブルーの雨のち晴れ 4 コミック

波真田かもめ 

中年期の実感やら共感やら…

相変わらずすんげー好きでしたので神。
シリーズって巻数重ねるとちょっと中弛みってのがあるはずなんですけど、こちら全然弛まない!周辺キャラが増えても全然ウザくない。それぞれの物語がさり気なくきちんと描かれていてちゃんと人物が見えるっていうのがよき。さらに、ささやかな物語が繰り返されることによる日常の奥深さ豊かさが感じられてきて、総じて人生って尊いんだぜって思える、こういうアプローチって刺さるんです…

9

スモークブルーの雨のち晴れ 4 コミック

波真田かもめ 

家は変わっても…

静の実家は無くなって、じゃあどうする。となって結局朔太郎はまた静のマンションに通う。彼の居場所は静の家=静なんだとハッキリわかる4巻。人間は急には変わらず根っこは全く変わらないと描くのがリアルです。朔太郎の学生時代の話で彼は人の好意は受け入れても、自分の好意には臆病で無意識に深い関係が築けないことがわかる。その根はかなり深い。だから現在でも勇気を持って「久慈と一緒にいたい」と初めて愛の告白に近いこ…

9

スモークブルーの雨のち晴れ 4 コミック

波真田かもめ 

いつまでも見守っていきたい二人

こちら大好きな作品。4巻心待ちにしていました♪

攻めの久慈と受けの吾妻、共に40歳。ほとんど恋人のような関係だけど、はっきりそうなってはいない二人を、日常を交えて描いている作品。

3巻ラストでそれぞれ新居で暮らし始めたけれど、吾妻は久慈宅に入り浸っている。正式にお付き合いしているわけではないけれど、お互い大切な存在。

とはいえ日常ではそこまで甘々ではなく、落ち着いた関係性。でもお…

9

スモークブルーの雨のち晴れ 4 コミック

波真田かもめ 

4巻目

4巻目。
まだ4巻目という感じ、なんだか8、9巻くらい出ているんじゃないかという感じなのはなんだろう。

私たちとたいして変わらないような日常生活を送っている久慈と吾妻。
私たちと書いたが彼らよりずっと変化に富んだ日々を送ってるよ!波瀾万丈だよ!っていう読者だって多そう。
そういう人は緩やかな日々を暮らしている2人で癒されているのだろうか。
「私たち」は自分とたいして変わらないような2…

6

スモークブルーの雨のち晴れ 4 コミック

波真田かもめ 

LIFE IN SMOKEY BLUEかぁ…❤︎

1話の間に挟まれるページに、こう書いてあるのを見つけて、私もしみじみと思ってしまいました。

先生の日常を描きながら語られる作風が好きで
改めて考えたことがなかったんですけど、
スモークブルー〜の話は、特にそれを感じられる作品だなぁと。

人生を送るあいだに
他人と関わるということ
この自分と付き合うということ
繰り返す出会いと別れに
ともすると疲弊していきます。

じゃあ…

6

スモークブルーの雨のち晴れ 4 コミック

波真田かもめ 

熱量だけじゃないお話

好きーー!と突き進むBLも好きですが、じわじわと染み込む想いが綴られるこのお話が大好きです。

告白ではなく報告だったりそれに対する答えや、世間的にはおじさんだけど好きな人の前ではカッコつけたいホンネだったり、自分の気持ちから目を逸らしがちな、目を逸らし慣れた思考だったり。
40歳になる今まで積み重ねてきた時間が二人の間で上手く馴染んでいく様子に目が離せません。
新刊が出る度に続きが気にな…

4

スモークブルーの雨のち晴れ 4 コミック

波真田かもめ 

おうちがだんだん遠くなる~って気分

電子で買ってるとどうしても読み始める時間が朝イチからできてしまって
発売日飛び出し禁止なのはわかっていても読み終わった勢いでつい飛び出してきてしまう

いやはや 発売日は高評価レビューしかみたくない方々には何かとご迷惑をおかけしておりますが ここはどうかお許しを


くゆる紫煙に燻る思い ───
そんな けだるげでアンニュイな雰囲気に流されるがまま読んではおりますが 正直ここまでひっ…

2

スモークブルーの雨のち晴れ 4 コミック

波真田かもめ 

共に歩む40歳

久慈×吾妻


時間がただ流れて、
2人の微細な瞬間、小さな変化が、
日常の大切さをじっくりと教えてくれる。
40歳の中年に差し掛かって、
人間関係の奥深さや不安が錯綜し、
切ない気持ちもしみじみ・・・。
その人生の「居場所」を模索する時期で、
一緒にいてくれる人がいることで尊さが感じられて、
胸がポカポカになっていっぱいになる。


2人の関係が、
一軒家でなくても…

6

スモークブルーの雨のち晴れ 3 コミック

波真田かもめ 

大人の男たち

イケメンアラフォー男2人の恋愛だけじゃない、生活、過去、未来、人生の全部が詰まった壮大な作品です。
それを言葉だけじゃなく、登場人物の指先や視線て表現され、ともすると甘くない2人のやりとりを丁寧な背景が包み込むような、ビターでおしゃれで、でもどこか温かな作品です。
それぞれの家族や仕事もフォーカスされていて、惚れたはれただけでないところが読みものとしてとても面白いです。
2人の身体の関係も、…

2
PAGE TOP