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36/49(合計:485件)
波真田かもめ
フランク
ネタバレ
本当に申し訳ないんですけど、超辛口です。 私はノンフィクションBLは全く向いていないということが判った作品でした。 フィクションならぶっ飛んだ行動する変人キャラでも楽しく読めるんだけど、この作品はノンフィクションなんで、色々有り得ない攻めに、驚きの連続でした。 そしてその人物に好感が持てるからその人のエピソードを知りたくなるのであって、人物に対してありえない…と思った時点で興味を失うというの…
hepo
p.s.を読んだときに「もういいかな」なんて思っていたのに、やっぱり結局購入してしまいました。 電子版で読んだものもあるけれど、やはり紙媒体で手に取って読みたくて…。 カバー裏の年表によると「はじめての朝」「夏祭りの夜」「姉弟の夜」はp.s.の「そのあとのはなし」と「あらしのよるに」の間の話で、さらに本編2皿目のあとが「はじめての朝」「2度目の夜」「夏祭りの夜」と続いて3皿目へつながるとの…
ゆっくりとじっくりと、迷いながらも自分の気持ちを確認していく。 そうやって出来上がった踊場の恋、完結です。 木地さんが対抗馬にならずに理解者のスタンスを取ってくれたのが、何とも嬉しい。安易に当て馬や対抗馬で話を盛り上げるのは簡単だけど、そうじゃない方法でこの作品に現実味を盛り込んでいくのが波真田さんらしいなと思いました。 それにしても最終巻は若い若いと思っていた弥生に相当やられました。言…
「二人とも人間だけど…?」 この台詞と弥生の表情がたまらなく好きです。痺れます。 毎週金曜日に踊場の性欲を満たすことになった弥生。 童貞力の為せる技なのか、たぶんノンケだから女の子に接するように自然にしてしまうからなのか、若干空気が甘いです。 そこに抵抗を感じつつも、踊場としても悪い気はしないわけで。無理矢理湧き上がりつつある感情を切り捨てようとする場面が何度も出てきます。 起承…
何度かレビューを書こうと試みては挫けています。 本当に好きすぎる作品ほど言葉が出てこない。 同じ大好きでも、逆にすらすらどこまでも書けそうな気がする作品もあるし、不思議なものです。 全3巻の始まり。 恋人と別れて自暴自棄になったときに仕事で担当した大好きな作家の作品。 「死ぬならいっそ、この美しい島で」 その一文につられるように竹富島にやってきた踊場。 見知らぬ男に助けられて、旅…
何回読んでもカゲロウがいいやつ。 脇役が良い作品は良作ですね。 好きな女の子に振り向いてほしくて頑張った結果、全寮制の名門男子校に合格してしまった星朗。 女子はいない、スクールカーストでは底辺確定、と夢も希望もない高校生活がスタートしたかに見えたが…。 という始まりです。 努力の方向性を間違える主人公、好きです。 誰にも見られることなくお狸さまに好きな子の名前を書くと結ばれ…
4回目の読み直しです。 この作品、確実に読めば読むほど味が出るスルメ作品です。 胸が締め付けられるような思いや涙が出そうになるのは何度読んでも変わらないのですが、それぞれの登場人物の印象が変わっていくんですよ。 1回目は満夫がすごく自意識過剰で恥ずかしい子にしか見えないと思います。ちょっと話しかけられただけで過剰反応。何もかもに心の中で悪態をついて、斜に構えたい時期なんだろうけど「この子…
梅昆布
波真田先生の作品の中、というか既読のBL作品の中でもトップクラスに好きな作品です。 作品について語るよりも読んで頂きたい、購入してもらいたい、という気持ちがありますので、内容に関しては触れませんが、BLという枠組みにとどまらず、恋愛とは、人と関わるということとは、ということをシンプルかつ深く描いた良作だと思います。 恋する気持ちを遠ざけて心が固まっていた踊場さんが、どこかすっと突き抜けたような、…
2巻になると、ふたりの関係が急速に変化していきます。 恋人として振る舞いたい弥生君、もうそういうのから遠ざかりたい踊場さん、この二人の気持ちのベクトルがずれていきます。 といっても、ふたりの関係性はほぼ順調。ケンカしたりすれ違ったりしつつもきちんと前へと進んでいきます。 当て馬ではないけれど新しく登場する人物が弥生くんの同じ大学の篠くん。ゲイであることを公表している人物です。 弥生くんはいい意味…
とても好きな作品なので一冊ずつレビューしていこうかな、と思います。 まず1巻。 いつも思うんですけど、波真田先生って、ものすごく導入が上手な作家様です。 つかみというか、とにかく1話の面白さが群を抜いていると感じます。 旅先である南の島のねっとりとした甘く重たい空気まで感じさせる描写といい、熱に浮かされるように重なり合う(体ではなく)二人の関係といい、これからどんな風にストーリーが動くのか、大き…