涼子さんのレビュー一覧

トロイメライ 上 コミック

涼子 

不安定な心

高杉の纏う仄暗い雰囲気と勇の幼い執着はすごくアンバランスで、その気持ちはどうやっても交わらないんじゃないだろうか…というところからお話は始まりますが、少しのキッカケで関係はカタチを変え、徐々に距離が近付いていくふたり。 
でも高杉の本心はなかなか見えないので、なんとなくハラハラしながら読み進めた上巻でした。

最初は「肩甲骨とワンピース」のスピンオフだと知らずに読んでいたので、高杉の過去が随…

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肩甲骨とワンピース コミック

涼子 

好みが分かれますね

気になっていましたが、ショタ、女装や女性の下着のBLにはあまり興味がないので読んでいませんでした。でも「トロイメライ」を読み、今作のスピンオフと知り、高杉の過去を知りたくて購入しました。
その為、最初から高杉の目線で読んでいたせいか、ひかると二葉の恋愛を純粋に楽しめなかったので、この作品から読めばよかったなと思いました。


女装やかわいいものが好きなゲイ、28歳の二葉は古文を教える高校教…

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トロイメライ 下 コミック

涼子 

成長したその先

「トロイメライ」とはドイツ語で「夢」「夢想」を意味する語で、ドイツの作曲家ロベルト・シューマンのピアノ曲。親しみやすい旋律にもかかわらず、ドイツ・ロマン派特有の複雑な書法もみられ、高度な内容もある音楽となっているとのこと。
作中で勇が弾いているピアノ曲で、ふたりの関係も物語っているようなタイトルでした。

「肩甲骨とワンピース」のスピンオフですが、今作を先に読みました。
その為、最初から高…

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トロイメライ 上 コミック

涼子 

前作の謎が解ける

「トロイメライ」とはドイツ語で「夢」「夢想」を意味する語で、ドイツの作曲家ロベルト・シューマンのピアノ曲。親しみやすい旋律にもかかわらず、ドイツ・ロマン派特有の複雑な書法もみられ、高度な内容もある音楽となっているとのこと。
作中で勇が弾いているピアノ曲で、ふたりの関係も物語っているようなタイトルでした。

「肩甲骨とワンピース」のスピンオフですが、今作を先に読みました。
その為、最初から高…

3

トロイメライ 下 コミック

涼子 

そもそも 受けが中学生にしか見えなかった時点でアウトだったかも

出だしこそノりきれませんでしたけど
汚泥のように鬱積した感情が大好物なので 前巻最後のアレは そそった

まぢよかった あの剥き出しになった嫉妬や執着

自分がその好意を信じきれないくせに求めて 疑って
何なんだよコイツ ってウザさがね
って おかげさまでやっと下巻に突入はしましたが 瞬間感じた いい はそこだけだった

なんかずっとぐずぐずうじうじしてるだけで 高杉って男が…

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トロイメライ 上 コミック

涼子 

浅いところを漂いすぎ

おほほほほほほぉん

寝覚めの表紙買いだったんだけど
うすっくらいの読みたいなぁ って気分だったの あの日(予約したのはバレンタイデー)は
てか当日の朝頼むと最速夕方には届いてるのに 予約で買うと発売日から2~3日遅れて届くのってなんか意味あるのかしらね?

不思議でしょうがないわ この現象


読んでみてびっくり 承認欲求の塊というか 拗らせすぎてイカれちゃってて
それが …

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トロイメライ 下 コミック

涼子 

時間が解決

上巻がインパクト強かったからか、下巻はサラッと読めてしまいました。
え?もう読み終わっちゃったの?という感じ。

本来、勇は良い子なんでしょう。上巻は、自分を見て欲しくて、ちょっとわがままな所もあったけれど、下巻は先生を癒したい気持ちが強いせいか、すごく良い子でした。
そのせいか、インパクトが薄くて気付いたらエンドロールでしたよ。
先生も牙が抜けた感じで…

上巻に比べて下巻があっさ…

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トロイメライ 上 コミック

涼子 

必要とされたい

恋愛とは何か。
自分の価値とは何か。

誰もが、自分の価値について、一度は悩むんじゃないでしょうか?自己評価が低い人でも誰かにとって特別になりたいと思っていると思う。
高杉先生と一条くん。
2人はすごく似ていると思います。
でも、一条くんのほうが若い分、柔軟というか糸口を見つけた感じがしますね。
高杉先生は二葉さんとの恋愛を見ても威圧的なところがありますよね。
もっと、素直な気持ち…

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トロイメライ 下 コミック

涼子 

美しいトロイメライは共依存のメロディー

高杉×勇


『トロイメライ』は、
孤独を不安定な旋律に乗せた、
切なく美しい共依存のメロディー。


下巻

人は孤独に弱い生き物だ。
寂しさ、虚しさ、苦しさ・・・限界に達することもある。
不安定な旋律に渦巻く独占欲や欲望が、
心の中や夢まで、
衝動から逸脱した妄想に宿ることもあるのかもしれない。

高杉は、
学校で自分の前ではなくてもピアノを弾く勇の姿に憎悪の…

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トロイメライ 上 コミック

涼子 

切ないトロイメライは共依存のメロディー

高杉×勇


『トロイメライ』は、
孤独を不安定な旋律に乗せた、
切なく美しい共依存のメロディー。


2人の視点から、
心の欲求をリアルに描いており、
その描写は衝撃的でありながらも、
精神的な苦悩をリアルに表現しています。

『肩甲骨とワンピース』のスピンオフ作品であり、
未読でも問題ないが、
先に読んだ方が人物関係の理解に役立つでしょう。

29歳の臨床心理…

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