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1/3(合計:24件)
榎田ユウリ 岩本ナオ
まふ17
ネタバレ
こまかいことを気にしない会社員の久留米と、トラウマ満載の大学院生の魚住のお話です。味覚障害になってしまった魚住が、久留米のアパートに居座るシーンが、とても好みで、たのしくよむことができました。 BLに女の子は必要ないとおもっていますが、この作品に登場する久留米の元彼女のマリが、サバサバした性格で、この物語にかかせない存在だとおもいます。 まだ序盤ですが、これから、どんどんおもしろくなり…
renachi
シリーズ最終巻。まとめ方が綺麗でじわっと感動させられるけど、読後に悲しみや辛さが残る。最後の魚住にたくさんの感情が生まれたが、その中で一番強かったのが寂しさな気がして。PTSDと向き合う描写に物足りなさも感じる。 魚住と久留米の関係性は好き。個人的には前作がピークだった。 留学話が持ち上がるなか、PTSDを発症する魚住。さすがの久留米も普段通りではいられない様子で、二人のバランスが崩れそう…
記念すべき……!という感じのシリーズ四冊目。 最初のエピソードは、なんだかドタバタしていて、狭い世界がつながっていくコミカルな展開。フィクション楽しい~とわくわくする感じ。 それにしても、男にキスされたと悩む魚住は、自分が伊東にしたことを忘れているんだろうか。そんなに悩むようなことを軽くやらかした自覚が先では。 明良はまさに当て馬。魚住と久留米をくっつけて、自身は振られるために登場し…
シリーズ三冊目。これはなんといっても、未遂事件が描かれた巻、になるのかな。 最初からずっとそうだが、本当にたくさんの人が魚住のことを考え、魚住のために動き、ときに振り回されながらも魚住を支えている。本人がどこまで分かっているか不明だが、“死”以外の近くにあるものにも気付いて欲しいと願う。 「お母さんになってくれる?」と言う魚住はよく分からなかったけど、その相手が目の前であんなことになれ…
シリーズ二冊目。榎田さんて昔からこういうの書きたかったんだなあと思った。弱者擁護の思想をキャラに込めて吐き出す主張強めな作風。名作や伝説と言われる理由がこっち方向にあるなら、期待とはズレるかも。 魚住が監禁される、不穏なお話から始まる。貴史は本当に何をしに来たのか。魚住を見てみたかったからとは言ってるけど、手錠を準備して押しかけて来て、ただ見てみたかったなんて嘘くさい。そんな男と仲良くなる魚…
いろんなところから出版されているらしい本シリーズ、角川文庫にて初読み。 最初はあまり好きになれなかった魚住だけど、周りの人たちがどう受け入れているかを知っていくうちに、少しずつそのキャラに馴れていき、気付けば可愛いかもしれないと思えていた。久留米は最初から好き。 書かれた時代によるものかな、と思ったのは、気遣いの範囲が狭い点。誰のためか分からない配慮がなされた言葉選びがキャラクターを越えて…
ももよたん
魚住くんシリーズ最終巻。 前作では無事に結ばれて晴れて恋人同士になった2人。 恋人同士になったからと言って始終くっついてる様な関係じゃなくて、お互い仕事や研究で忙しいしイチャイチャもままなりません。 でもスイッチ入ると久留米の求め方が情熱的で素敵。 車のブレーキ音が引き金となり魚住がPTSDを発症します。 こんな時は恋人と甘々な時間を過ごして2人で乗り越えて欲しいというのが私の願望な…
シリーズ4作目。 前作のラストのキスシーンでは悶えました…本作はもう残すところアレしかない!と期待満々で読みました。 久留米から濃厚キスを受けてからの魚住は誰かに触れられたりするたびに過敏に反応してしまうようになります。 一方の久留米は営業から慣れない部署に移動となり、次に魚住に会って何を言えばいいのかという気まずさもあってしばらくまた連絡が滞る。 そんな間に2人は新しい出会いをするの…
裏表紙のあらすじの最後に「シリーズ最大の衝撃」と書いてあり、一体何が起こるんだろうとドキドキしていましたが、予想以上に衝撃でした。 魚住の周りには何故こうも死が近くにあるんだろう。 辛くて、胸が押しつぶされそうでした。 感情をあまり表さない魚住が、研究以外をシャットダウンして久留米までも拒絶して…読んでるこちらも苦しくなりました。 その後に魚住が起こす行動も衝撃的で、私のライフもゼロに…
魚住くんシリーズ2作目。 情報がたくさん詰まっている文体なので、そんなにサクサク読める作品じゃないと思うのですが、面白くて早々に読了しました。 魚住の育ってきた環境がまた少し明らかになって、魚住という人物を形造ることとなった背景がまだぼんやりとですが見えて来て、少しだけですが魚住に近づけたような気になります。 別に死ぬ事など怖くない、感情をどこかに忘れてきたような魚住が久留米や友人たちと…