文乃ゆきさんのレビュー一覧

ひだまりが聴こえる -幸福論- コミック

文乃ゆき 

神が拾ってその後に

この作品の厄介な所は、バイプレイヤーが
いても捨て役がいないと言う点です。
どんな登場人物にもそれなりの背景が
匂わされていて、そこが本筋に微妙に
干渉してきたりする。その結果、
通り一辺倒でない展開が生じる。
それをやるには創り手も底力が必要なんですね。
今回のこのページ数は、必然です。
物語自体がそれだけの紙幅を求めているのですから。

二重三重の壁をめぐる物語に丁寧に穿た…

7

ひだまりが聴こえる -幸福論- コミック

文乃ゆき 

変わらない繊細な描写

映画化のニュースで続編が出たことを知り、購入。
前作では2人のこれからが期待できるところで終わったので恋愛的な発展を期待して読みました。
感想としては、前回のラストを受けて2人は付き合いだしたと勘違いしていたので、正直まだくっついてなかったのか!と落胆したものの、話の丁寧さ・繊細さ、安定した素敵な画は変わらず好きでした。あととにかく受が可愛いです。
巻末で続編が出るとの記載があったのでこれか…

3

ひだまりが聴こえる -幸福論- コミック

文乃ゆき 

表紙が雰囲気を伝える

デビュー作で実写化!?というインパクトに惹かれ
今更ながらに前作と合わせて読んでみました。
読んでみて、確かに実写化に向く作品だなぁと実感。
ストーリーが、というよりも、背景を含めた場面の描き方が
映像向きな印象。

美しい緑色の表紙に興味をそそられながら、
そもそも何故 1作目に手を出さなかったのか?というと
どんな話かを知って、こういう話に共感できなかったりすると
自分がイヤ…

6

ひだまりが聴こえる -幸福論- コミック

文乃ゆき 

エロ度、なし!

前作のカバーイラストもきれいだったけど、この本のイラストも素晴らしく美しい。
ストーリーは太一が、幼いというか天然というか鈍感すぎて、はっきり言っていくら何でもBL未満っぽくはあるのですが、根底にあるのは、やはり、航平と太一が愛を育んでいくお話なので、これはBLでしょう。
今回、おじゃま女子マヤちゃんの登場や、太一の就職など、二人を取り巻くキャラが増えたのもあって、BL的な進展は遅々としていて…

2

ひだまりが聴こえる -幸福論- コミック

文乃ゆき 

大好きです

大好きな作品の続編ということでさっそく購入。
今回も綺麗な表紙だなあ~、まずそこで満足しました笑
そしてそれ以上にお話で萌え、号泣、大満足です!

前作ではBL要素が少なく友達以上恋人未満って言葉がぴったりの二人でしたが、徐々に変化していく心の変化がたまらない。そうそう恋ってこんな感じ!って共感してしまいます。甘酸っぱいです。好きです。
今作の二人の持つ感情はもはや「愛」ですね。お互いを…

5

ひだまりが聴こえる -幸福論- コミック

文乃ゆき 

私の平気を何故他人が決めるんだ

ひたまりが聴こえるの2巻が出るとは思ってもいませんでした
1巻の素晴らしさもさる事ながら2巻では二人の気持ちの距離も縮まりその過程で涙しました

文乃さんの描く太一の誰に対する時も思い込みや偏見、同情のないフラットな姿勢と思考に胸を打たれます
新キャラのマヤも後天性の難聴で、マヤなりの努力で懸命に生きるも周りには「大した事ない」と思われます
「私の平気を何故他人が決めるんだ」
この台詞…

11

ひだまりが聴こえる -幸福論- コミック

文乃ゆき 

この本の「萌え」は、どこにあったのか?

初めて、「ネタバレ無し」でレビューをしてみます。
これから買おうか迷っている人の道標になればいいな……。


本来、わたしはこういう物語は「苦手」です。
なんと表現したらいいか分からないのですが「いい子ちゃん」な
話が駄目なのです。
例えば、主人公の太一が猪突猛進に主張してくる「こっちが正義だ!」と
いうのを言われても、
「正義なんて一つじゃねーし、それが正しいと誰が決めたんだ?…

18

ひだまりが聴こえる -幸福論- コミック

文乃ゆき 

じんわりあったかい

エロを描くのは相当難しいと思うのと同じくらい
日常描写だけで表現するのも相当難しいと思っているので、
ご自分の得意な表現を100%発揮される作家さんなんだなあと
前作からリスペクトしておりました。
定期的にエロがどうだ、BLがどうだ、身体障害を話に~うんたらという
声が聞こえるかと思いますが
ご自分の表現を貫いていただきたい作家さんです。

例えばホモでも何でも無いキャラクターが1…

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ひだまりが聴こえる -幸福論- コミック

文乃ゆき 

ごめんなさい…

前作も評価が高くランキングに長いこと載っていましたが、あまり興味を惹かれず購入まで至りませんでした。が、続編が出るということで手に取ってみました。内容はすでに書いてくださっているので感想を。

評価の高い作品ですが、ごめんなさい、全然萌えなかった…。

登場人物たちに全然感情移入できないんです。

太一は頑張り屋さんで一直線で、物おじしなくて。そこがいい、という方がいらっしゃるのはすご…

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ひだまりが聴こえる -幸福論- コミック

文乃ゆき 

何度見ても、感動しました

本当にすごくよかったの作品でした。

エロさの求める方は、やっばりがっかりですね。今回もエロさゼロ。

でもBLはただ男二人がいっちゃいっちゃしてるものではありません。と私は信じています。

前作はBL度が薄い。でもこころをすごく温めました
今回いよいよ本題。二人の気持ちの行方の話。
太一の鈍感も半端ではないですね、最後の最後にとうとう自分の気持ちを気付き、そして今まで気付かないの…

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