中庭みかなさんのレビュー一覧

沈まぬ夜の小舟(下) 小説

中庭みかな  テクノサマタ 

もういい。もう、頑張らなくていい。

不憫受けをよく読むので、不憫受け耐性がわりとついていると思っていたのですが。

高野先生のこの言葉。
「もういい。もう、頑張らなくていい」
その一言に、読んでいた自分まで許された気になって、次の行を読むのが辛くて切なくて仕方ありませんでした。

上巻のレビューで、水底に沈んでいる創と表現しましたが、まさにそんな主人公をやっと掬いあげてくれた瞬間がこの時だったんだと、はっきりと感じられる…

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沈まぬ夜の小舟(上) 小説

中庭みかな  テクノサマタ 

三角関係が苦手な方にも読んで欲しい

健気な不幸受けが、懐の大きい年上の攻めと出会って救われる。
そういう王道なパターンが大好きでそんなお話ばかり読んでいます。
この作品も、ちるちるの掲示板で他のお姉様方が積極的にお勧めされていたのを拝見して手に取りました。

実物は思った以上に内容がみっちりで、読み応え抜群。食事しながら食べるには重いですが、それさえも愛おしい重さでした笑

大体の内容については他の方もレビューされている…

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沈まぬ夜の小舟(下) 小説

中庭みかな  テクノサマタ 

不憫さより健気さに萌えた。

WEBサイトで読んだ当時、眠る時間も忘れて読み耽った作品です。

ずっとずっと紙の本になることを祈り続け、やっと実現して感無量です。

この作品を未読で「中庭みかな」という作家さまを評価しないでいただきたいと思うくらい最高傑作だと思います。

中庭みかな作品といえば不憫受けだけど、それ以上に創の健気なところが私には萌えました。

創が誰と結ばれるのかドキドキしながら読み進めたのだ…

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沈まぬ夜の小舟(下) 小説

中庭みかな  テクノサマタ 

幸せになって

瀬越先生と高野先生の間で、どうなるのかハラハラしながら読み進める。やっぱり高野先生と一緒になるのはわかっていたけど、それでも、瀬越先生の存在は大きい。このお話が、他のBLと違うのは、瀬越先生がいるからだと。
高野先生、不幸な結婚生活を乗り越えてきたから、創ちゃんを優しく包む愛が持てたんだろうと。(それにしても元奥さんが信じられない!)
そして父親と再婚相手も信じられない!あんたたち何考えてるん…

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沈まぬ夜の小舟(上) 小説

中庭みかな  テクノサマタ 

大好きなお話

みかな先生のサイトの頃から「これを紙本で読みたい!」と、切実に思っていました。何度も後戻りするので。
創ちゃん。不憫。もうちょっと上手く生きていけないのか?と、何度も思うのだけど。母親は多分、生きるのに必死だった。父親は我が子の扱いが酷い。だから自己肯定感が低すぎて。なんでこんな方向に行ってしまうのか?と、何度も思った。
高野先生がしっかり愛してあげられるか・・・と、思っていたら、伏兵?の瀬越…

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沈まぬ夜の小舟(下) 小説

中庭みかな  テクノサマタ 

私にはドンピシャでした

自称夜明けの腐女子で、不憫薄幸受けが大好物なのですが、今まで読んだ中でかなりの上位に来る不憫薄幸さんです。しかも「こんな境遇でも頑張るぞ!」みたいな強さもなく、ただ、自分の境遇を受け入れるし、優しくしてくれる人はみんないい人に見えちゃって、そんな優しくしてくれる人にこんな顔させるのは自分が悪いからだ、と考えちゃう、チョロくて優しい17歳の子が受けさんです。

読んでいてここまで辛くなるのは久し…

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金平糖の海 沈まぬ夜の小舟 after story 小説

中庭みかな  テクノサマタ 

ドキドキしました!

沈まぬ夜の小舟の上巻下巻を読んでから楽しめます。
完全書き下ろしの電子限定で初読みなので発売までとても楽しみにしていました♪
内容は、結構びっくり!でも創の優しさが出ているのかな。
そしてうまーくまとまっています。満足(^-^)

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沈まぬ夜の小舟(上) 小説

中庭みかな  テクノサマタ 

何度も読みました

商業作品になる前から何度も読み、この本が発売になって感無量です。
いつ読んでも創が健気で泣けます。

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むすんで、ひらかないで 小説

中庭みかな  倉橋トモ 

可愛いのに仄暗いエロス

読み終えたくなくて、ゆっくりゆっくり読みました。これが作家様の二作目だったんですね〜…。先に『黄金のひとふれ』を読んでしまったけれど、あー、なぜデビュー作で挫折してしまったんだよ自分!ちゃっちゃと次にこれを読んでたら一気に落ちたんだけどなーってめちゃくちゃ後悔してます。うん、こういうのはタイミングだと思おう。

律視点で描かれる本編は、なぜ久弥がなにも言わずに突然自分の目の前から消えたのか、そ…

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沈まぬ夜の小舟(下) 小説

中庭みかな  テクノサマタ 

幸せになってくれてありがとう…

下巻も途中まで辛い展開が続いて、まだ続くのかこの苦しみは…という気持ちでした。
早く高野に助けを乞えばいいのに、と何度も思いました。
高野だって創に何らかの気持ち、少なくとも安らぎを感じているのは確かだったので、状況を話せば必ず助けてもらえるのに…ともどかしくて堪りませんでした。

瀬越には酷いことをされたり言われたりしましたが、創の気持ちに共感していたからか、瀬越の隠れた気持ちに気付いて…

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