五月女えむさんのレビュー一覧

エゴイストにはなびかない コミック

五月女えむ 

恋愛不器用な者同士

正木は手加減を知らないセックスで相手が痛がらせたり、青原には抱かせろヤラせろばっかり言ったり。
とんだ暴君野郎だな!と憤りを感じていたのですが読み進めると不器用すぎるほどに真っ直ぐな人なのだというのがわかって印象が変わりました。

エゴイストというほど他を蔑ろにしているようには見えなかったけど、聞く耳を持たずにグイグイいくのは正木の悪いとこなのかもしれませんね。
相手が何を考えているのか、…

3

優しい淫魔とワルツを コミック

五月女えむ 

含蓄が深いストーリー

悪魔に対する嫌悪感がとても強い有馬という天使が、佐伯という悪魔と出会い、佐伯のことを好きになるといったお話です。


有馬は、【腹上死しましたが何か?】では星内や黒石に酷いことを平然と言う程に悪魔を嫌っていますが、上司からの指示で、悪魔である佐伯さんの手伝い(不死鳥のヒナの世話)をすることになります。

佐伯さんと接するうちに、(有馬自身は否定していますが)悪魔である佐伯さんに好感をもつ…

0

サハラの黒鷲2 sideアルキル コミック

五月女えむ 

愛も、信頼も、安心も

黒鷲(ロキ)とアルキル、お互いがより一層特別な存在になっていく2巻。

二人だけでなく、マダムやグランの想い、そしてアルキルの弟・ヴェンの想い…。様々なキャラクターの心情や関係性が深掘りされていきますが、とても読みやすくまとまっていて、ググッと引き込まれます。

アラブもの(王族もの?)って、守る側と守られる側がクッキリ分かれている作品が多いイメージですが、こちらの二人は対等なのが良い。幸…

1

天使の囁きは悪魔を堕とす コミック

五月女えむ 

文字全部レインボーにしてやれ

【天使の囁きは悪魔を堕とす(腹上死しましたが何か?)】

星内が黒石へ想いの丈を伝えるところがとても素敵でした。
好きだ・愛してる等の言葉を使わずに、「忙しくてもかまってほしい」・「~紹介したかったんだ」・「~君中心に~」、等の台詞で、星内の深い想いを伝えているところがとても心に刺さりました。

また、星内の想いの丈が描かれた後の、腹上死した夜に考えていた事を黒石が思い返すシーンは、泣き…

1

サハラの黒鷲 コミック

五月女えむ 

これが“くっころ”ってやつ?

絵が綺麗でHシーンが激しくてえろい作品でした。お話は面白かったんですが、進行に不要な設定が凝ってて分かり辛いところがありました。元王族がマダムに買われて今はパートナーとか、調教師なのに身分は高いとか、別作品で使われたキャラなんでしょうか。
連れ去られた黒鷲は、アルキルに淫乱にさせられそうになりますが、媚薬が効かない体ってことで気に入られてしまいます。精液に催淫効果なんてオイシイ設定があっさり無意…

0

イノセントを穢すキス コミック

五月女えむ 

ワイルドな山男と高潔な美人王子の組み合わせは最高です!

裏表紙のあらすじにロマンスとは程遠い愛憎劇とあったので、ちょっと覚悟して読みましたが
どこが~?すごく良かったです。2人の名前が星ということにもロマンを感じます。
オンブラのシリウスに対する愛憎みたいな、好きで好きでたまらないのに、憎いみたいな複雑な感情がたまりませんシリウスを殺したら自分も死のうと思ってた見たいで切ないです
でも結局シリウスも被害者なんです。幼い頃の両親のゴタゴタに巻き込ま…

3

19歳のポルノエンデバー コミック

五月女えむ 

おっさん×ガキ最高

とにかく最高でした♡
自分の中で一番の推し作品です♡

1

サハラの隻眼狼 コミック

五月女えむ 

片想いと無表情

「サハラの黒鷲」で寡黙ながら圧倒的な存在感を放っていたイングルのお話。
隻眼で無口なんて、好みにどストライク過ぎてどうしようかと思いました。

殺し合った過去を持つ二人がどのように心の距離を縮めていくのか、読み応えがありました。
表情を表に出せないイングル、他人に理解してもらうことを諦めてしまった彼の闇も深ければ、蛇と心を通わすことで奇異の目で見られてきたビャクもまた傷ついた過去を持ってい…

3

イノセントを穢すキス コミック

五月女えむ 

森のクマさん

協力者店おまけ漫画1枚 森のクマさん
この一枚漫画がとても好きでした。本編では最後こそ情熱を見せたものの、ずっと"シリウス嫌い"の体でいたオンブラが、シリウスのこと白雪姫とか言っちゃってます。蓋を開ければ盲目溺愛攻めだったねぇ…こういうひたすら甘いシーンをおまけでもっと見れたらなぁ。
お話の展開、オンブラが自分の心がねじ曲がってしまっていたことをしっかり認識してシリウスに伝…

2

イノセントを穢すキス コミック

五月女えむ 

何度も読み返したくなる作品

登場人物の生い立ちや設定がとても丁寧に書かれている作品でした。
作中にちりばめられた要素が、後に生きていて無駄な要素がなく読み応えがあり何度も読み返したくなる作品です。

ストーリーは再会から始まる復讐劇。オンブラに復讐心があるとは知らず一緒に過ごすシリウス。次第にオンブラに惹かれていくシリウスが戸惑ったり照れたりする姿は初々しく愛らしいです。コミカルなシーンもあるので見ていて微笑ましい反面…

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