可南さらささんのレビュー一覧

カップ一杯の愛で 小説

可南さらさ  カワイチハル 

コンデンスミルクな攻め

しりとりで教えていただいた当作。
カワイ先生目当てでgetしていたのが 
なんと手元に2~3日前に届いたところだったので、こりゃ読まねばと
手に取りました。

ファンタジーで異世界放浪が多く、
現実世界で、しかもゲイを忌み嫌方々が出てこられるシチュが久しぶりで
なんだか「ををを、こんな世界だったかー」と ちょっと くらくら。

それをただ現実としてしっかり受け止め、擦れるでもなく…

5

旦那様の通い婚 小説

可南さらさ  高星麻子 

え?今ドコ?

主人公の鈴音が自分の家と東悟の家と家出先の家を行ったり来たりします。「え?今ドコ?そこドコ?」と少々戸惑いながら読みました(笑) いつまで経っても「通い婚」な展開にならないので、旦那様は一体どこに通うのだろう…と思ったり思わなかったり。

その行ったり来たりの間に、二人は何度もイイ雰囲気になってあまつさえ自分の想いを告白している気がしたんですが…違いますかね。なのに最後の最後に「はッ…まさか、…

2

旦那様の通い婚 小説

可南さらさ  高星麻子 

好きになれる人がいないよう

他のお姉さまの攻めさんぼろっかすレビューで大爆笑して、
読みたかった本。
最初に「むかつくで」と聞いていたためか、
思いのほかムカつかずに無事、読了(笑)

攻めさんは確かに、あんたな、もうちょっとものは言いようやろ 
と思いましたが
それよりなにより腹立ったのが、女子!
同性やと思うだけで、嘆かわしいふるまいをする女子が出てきます。

私は女子が出てきても全然平気な方ですが

2

水に眠る恋 小説

可南さらさ  円陣闇丸 

これまた名作です(T-T)

水に眠る恋は、全部で3つの章からなります。

1章目が本編であり、タイトルと同じ「水に眠る恋」です。
出会いから9年後の再会愛。お互い思いあっているのに、すれ違うという王道ストーリーです。
ここでは攻めの母親が見識の高いキツイ女性で、二人の間を引き裂こうとします。受けはその母親からお金を受け取り、攻めの前から消えるのですが、事実とはかなり違っておりました。でも攻めはそのことをずっと根に持っ…

5

カップ一杯の愛で 小説

可南さらさ  カワイチハル 

ムッツリスケベにご用心 Σ>―(*・д・*)→

うん、読んでみて正解でした。とっても面白かったです。
ムッツリスケベなゲイの敬語攻めと、口が悪く男前なのに可愛いノンケの受けの、甘いラブストーリー。
それぞれのバックグラウンドは暗く、脛に傷持つ二人。というのも、攻めの山沖は学生時代に男同士で駆け落ちし家族に疎まれる存在で、受けの夏生は施設育ちの過去を持っております。
ともすれば暗い展開になりがちな物語なのに、そうはならず比較的明るいノリのほ…

8

約束 小説

可南さらさ  六芦かえで 

甘くて、切ない

甘くて切ない雰囲気の作品です。後半と特に、切なくて胸がギュッと締め付けられる思いもしましたし、涙がポロリとこぼれてしまったシーンもありました。
派手なエピソードなんてありませんが、心理描写に心が揺さぶられていきます。相手を思いやる心が美しいと思います。
有也のツンデれっぷりが本当にかわいいですね。つんつんしていた子がほだされ、心を開いていく様子がたまりません。
三角関係なのに、ドロドロになら…

4

告白 小説

可南さらさ  六芦かえで 

王道も寮ものも好きですが

クールで辛辣な攻めに小さくて可愛くて少女のような受けの学園ものでした。寮のある閉鎖された学園内のお話は好きですが、そこまで寮ものという感じはしなかったかも。
王道・寮もの・健気な主人公も好きな設定ですが、それを差し引いても読み始めてからどうにも自分には合わない…と思いました。

ストーリーは割愛しますが、合わないと思った理由は分析したら色々あると思います。
主人公のは攻めに一目惚れするので…

1

北上家の恋愛事情 三男編(表題作 愛してると言ってくれ) 小説

可南さらさ  花小蒔朔衣 

ツン要素多目のツンデレ

北上家三兄弟シリーズ、三男編です。
資産家の息子である大学生の攻め×ツンデレブラコン受け、というカップリング。
次男編では幼なじみ攻めのあまりのアホっぷりに怒りを覚えつつ読んだものでしたが、こちらの三男編を読んだら攻めがすごく出来た人で、こっちの攻めと向こうの受け次男がカプだったらよかったのでは…と思ってしまいました。
余った2人、あちらの幼なじみ・匡×こちらの三男・忍というカプは犬猿すぎて…

1

北上家の恋愛模様 次男編(表題作 恋の時間) 小説

可南さらさ  花小蒔朔衣 

デリカシー皆無の攻め

北上家三兄弟のそれぞれの恋愛模様、次男編です。
隣に住む幼なじみ・匡×北上家次男・祥平というカップリング。

とにかく文体というか、作風が古いなぁ、という印象。相手に突拍子もないこと言われて「…はぁ?」と聞き返すとか、「相手が何を言ってるのか理解できない」とか「何でここで○○が出てくるんだ?」とか、そういう昔よくあった、わざとらしいまでの理解力のなさ。頭のいいキャラなのに飲み込みが悪く、故意…

1

先輩とは呼べないけれど 小説

可南さらさ  穂波ゆきね 

クロさんグッジョブ!

はー…やっぱりいいですね可南さんの作品は。
読んだ後幸せな気分になれます。今まで読んだどの物語も、カップル二人がただラブラブな描写だけではなく、脇役が魅力的だったりします。二人を支えたり、見守ったり、ときには壁となったりする人物もいるわけですが、今回の二人を繋いだのはラブラドールのクロでした。

あらすじは他の方が書いて下さってますので割愛させていただきますが、クロさんがいなければ恐らく及川…

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