可南さらささんのレビュー一覧

ひと匙の恋心 小説

可南さらさ  カワイチハル 

一途なワンコは堪らんです(;///;)

「カップ一杯の愛で」スピンオフです。
スピン元(敬一郎×夏生)が未読だとまったく理解出来ない!というほどではないと思うけれど(あくまで既読の者の想像の及ぶ範囲で…)、そこそこ登場してはがっつりノロケてくれるので気になってくるかも…?興味があればセットで読むと尚良しかなーと思います(﹡´◡`﹡ )

今作は敬一郎の友人・竹内が主役。シングルファザーで周囲に助けられながらも仕事に子育てに走り回る…

8

恋を知る日 小説

可南さらさ  麻生海 

ヤリチン攻めが恋に気付いたときには……

いわゆる攻めザマァです。
小説・コミック含めて個人的には5本の指に入る大変良い攻めザマァだと思います。
あらすじに「生まれて初めて知る感情に雅臣がようやく気づいたとき、雪哉の姿はすでに傍になく――。」
とあるように、受けが姿を消してしまいます。

受けに去られて単に弱るだけではなく、きっちりと自分のしてきたことと向き合ってます。
己の言動の愚かさを噛み締め、自業自得という言葉を噛み締め…

6

約束 小説

可南さらさ  六芦かえで 

甘く幸せな記憶が切なく辛い

評価は神寄りです。

お話は大きく2つに分けられました。
~夏の章~は高校時代編で、
~冬の章~は時を経て再会するとなっています。

可南さんの作品の健気受けがすごく好きなので
この作品も涙ダパダパ流しながら読み終えました。
特に後半の切なさが堪らない…。

目の前にいるのに、いない。
同じ人物なのに、まったくの別人。

そんな淋しさや苦悩が切々と語られ、
身を刻むよう…

2

セカンド・ラブ 小説

可南さらさ  陵クミコ 

アホなの?この二人……と何度思ったことか……

さっさと「好き」と一言言えば全てがまるく収まるのに、なぜか言わないせいで、せっかく両思いなのに無駄に別れてみたり無駄に心痛めたりする話でした。
「好き」と言ったら死んでしまう病気にでもかかってんのか?と思うくらい言わない。

もっとも攻めは「他のヤツになんか、触らせるな」とか、「お前が女だったら孕ませて籍入れて……」とか、執着心全開なことをあれこれ言ってはいるんですね。
そして受け宅に押し…

1

恋を知る日 小説

可南さらさ  麻生海 

ストレスのないクズ攻め


ドラマCDが凄く好きで今回ようやく原作も読めました。
やっぱり好き~~~

受けの健気な気持ちにあぐらをかき調子乗っている遊び人な攻め。
クズに分類されるキャラではあるのですが、どうにも嫌悪感がわかないんですよね。
なんでだろう…と思いましたが、著者の書き方がとてもしっくりくるからな気がします。

物語は終始攻め視点なのですが、心の表現とかに違和感がなく、分かる!ってなっちゃうん…

2

約束 小説

可南さらさ  六芦かえで 

大丈夫

記憶喪失ものを読むたび思うのは、死んでなければ大丈夫ということ。
颯と有也はお互いの想いを確かめ合ったところで、颯が事故に遭いそれっきりになってしまったけど、生きていたおかげで再会出来、もう一度恋に落ちた。
終始、有也視点だけど、それでも颯が有也を大好きなことは夏の章から充分伝わってきたので、再会後、また有也に惹かれても当然に思えた。

鵜飼の正体が意外だった。
颯の代弁をするなら「もっ…

1

先輩とは呼べないけれど 小説

可南さらさ  穂波ゆきね 

クロさんというラブラドール犬の癒し効果大

単なる片思い相手との切ない再会ものかと思ったら、思わぬ地雷が潜んでてダメージくらいました……。

勤務先の保健所で高校時代の先輩・及川(攻め)と再会し、驚く理人(受け)。
理人にとって及川は初恋の相手でもあり、そして忘れたい相手でもあります。

クールな優等生だった及川が、飄々としたゆる〜いキャラに変化していて戸惑う理人。
そもそも大病院の跡取り息子のはずなのに、なんで保健所のセンター…

1

告白 小説

可南さらさ  六芦かえで 

コッテコテの少女漫画風味

「約束」が凄〜く好きなので、関連作品のこちらも読んでみる事にしたんだけど、途中からほぼ流し読み状態に…

というのも、まんま少女漫画なんですよ。
受けは男だけど、ヒロインといったほうがしっくりくる。
ノロマだけど頑張り屋さん☆で周囲からは何かと手助けされる愛されキャラ。
おまけに何かとやたら泣く。

で、お相手は、アイツだけは絶対にやめとけ!と言われる生徒会副会長。
そんな彼に一目…

2

左隣にいるひと 小説

可南さらさ  木下けい子 

萌えの宝庫でした

中高・親友同士だったのに喧嘩別れしそれっきり音信不通だった二人が5年ぶりに再会して……というやつです。

攻めは「天然王子」と言われるおっとりヘタレわんこで、対する受けは男前受けという私の好きな組み合わせ。
プラス、ノンケに恋する切ない片思い、そして再会なので、美味しさテンコ盛り。

前半は受け視点、そして攻め視点という構成で、攻めと受けの心情が丁寧に綴られていてそれがとても良いんです。…

6

旦那様の通い婚 小説

可南さらさ  高星麻子 

攻めに対して、何度このやろー!と思ったことか。

財閥の跡取りで深窓の令嬢みたいな受けと、その後見人となった攻め。
ところがいきなり「伴侶」となり、初夜も済んでいるという事後報告のような展開に呆気に取られましたが、何よりも攻めの東悟の人格の変わりっぷりにビビりました。

出会ったシーンは好印象だったのに、妻となった受けが体調を崩して1ヶ月近く寝込むことになったのをきっかけに、冷たい言葉を吐き邪険に扱うようになるんです。

不安になった受…

6
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