杉原朱紀さんのレビュー一覧

敏腕社長は箱庭うさぎを溺愛したい 小説

杉原朱紀  猫乃森シマ 

『年下オオカミ君に愛情ごはん』のスピンオフ。

あらすじと、可愛らしい表紙に釣られて購入。

が、読んでいて、あれ?何かのスピンオフ?と思う描写がでてきまして。はい、杉原さん作品の『年下オオカミ君に愛情ごはん』のスピンオフでした。『年下オオカミ君~』は未読でしたが、これ単品でも問題なく読めました。

ネタバレ含んでいます。ご注意ください。




獣人が住まう世界と、人間と獣人が混在している世界、の二つがある。
人間の住まう…

6

くちびるは恋を綴る 小説

杉原朱紀  サマミヤアカザ 

感情移入させて抉ってくる…

劇団俳優と作家のお話です。
不憫健気受けのBLだなんてとんでもない、心理描写のしっかりしたドラマで読み応えがありました。

やな奴!でも気になる!と思っていた男が、大好きな小説家さんだった!!なんて夢のような展開で、ランチするシーンはこちらまでウキウキしました。そんな浮ついた空気はすぐに消え、昔の影が現れ…うまくいっていた舞台もプライベートも諦めなければいけないのか…というのが大まかなストー…

1

嘘つきな愛の囁き 小説

杉原朱紀  サマミヤアカザ 

力が入らなくても求める姿勢が最高

「おひさま色の〜」が良かったので杉原さんを連読しようと、喫茶店好きなので今作を選びました。杉原さんの文は、幾度か過去に飛んでもどの辺りなのか分かりやすく、飛び方も自然。視点は交互に進むのですが同じ場面があっても長く感じません。名前を多く出さない(実父とか、異母弟とか)ところも助かります。

心を通わせた相手が姿を消し数年後、そっくりの男が現れるお話。

美人受けに男前攻めは定番感もあり萌え…

0

おひさま色の愛しいひと 小説

杉原朱紀  六芦かえで 

涙で文字がボヤけて困った

序盤は椛(もみじ)の悲惨な生活と千景の優しさに泣き、中盤からは甘々に萌え泣き、文字がボヤボヤでした…
月村奎さん「ボナペティ!」でもそうだったんですが、不憫な子がちゃんとしたご飯食べる描写って泣けて困る。

椛(もみじ)は宿主の勝手な都合で下働きの下の下みたいな生活を強いられ、食事は残飯のつまみ食い、寒さは猫を抱いて凌いだりと不憫さMAX(涙)
不思議な縁から華族の千景に家族として迎えられ…

7

年下オオカミ君に愛情ごはん 小説

杉原朱紀  猫乃森シマ 

年下ワンコが可愛すぎて悶絶

ほのぼの可愛い、ご飯もの+モフモフ作品になります。
多少切なかったりジレジレする部分はあるんですけど、とにかく年下ワンコとおっとり美人受けの可愛い恋愛を堪能出来ると思うんですけど。
あくまで私の印象ですが、杉原先生の作品で今まで一番明るいと言うか可愛いんじゃないかなぁ。

それにしても攻め、可愛すぎるわ。
「柊也さん(受け)は俺が守るぜ!(キリッ」みたいにやってるのに、ひたすらニヤニヤし…

8

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22小編

小説は全て3段組です。コミックは未読のものが多く、申し訳ありませんが
コメントできないものあります。以下長文失礼いたします。

1.安曇ひかる先生「純情タヌキ、恋に溺れる」番外編「純情タヌキ、お仕置きされる」8P
 季史と鼓太郎が温泉へ旅行に行くお話+温泉エッチ話。

2.伊郷ルウ先生「王子様と愛され初恋二重奏」番外編「王子様と永遠の二重奏」8P
 本編未読。お風呂エッチ話。

5

ちとせの戀に巡る月 小説

杉原朱紀  榊空也 

未亡人じゃないんだけど

先月発行された『おひさま色の愛しいひと』の素直さが好ましかったので杉原さんのご本をもう少し読んでみようと思いまして手に取りました。

いや-、この本は大長編ですよ。
実際の長さもさることながら、お話の時間軸が長い。平安時代(だと思う)から現代までの1千年ですからね。人はどんなに長生きしてもせいぜい100年ちょっと。その10倍ですよ。

それもね、人生って主体的に生きていれば、楽しかろうが…

8

おひさま色の愛しいひと 小説

杉原朱紀  六芦かえで 

迷わない攻めが推せる!

幼少の頃に出会い運命的な再会を果たすカップルです!受けは不幸な目に遭いながらも健気でまっすぐ。自分なんて、と卑屈になり過ぎないので純粋に健気受けとして楽しめます。
また受けを小さな頃から育てて育ったところでくっつくという定番の流れですが、攻めが受けを一度も手放そうとしないところが良かった。この手のお話だと攻めが受けのためを思って一度は手放そうとすることが多い気がしますが、今回の攻めは自分の気持ち…

5

おひさま色の愛しいひと 小説

杉原朱紀  六芦かえで 

おひさま色の髪の毛

金髪攻めが大好物なのでget。さらっと読んでしまったので萌にしました。六芦先生の挿絵がぴったりな印象の健気ちゃん頑張るお話、本編+後日談のあまあま話+電子限定おまけ+あとがきでした。(シー○アさん、挿絵あり)

高級料亭「笹屋」で下働きの末端として働く小さな椛(もみじ)。不吉なことを言うと店中の人から毛嫌いされていて、食べるものもあまり与えられていません。ある日店の坊ちゃんに、お守りのように大…

4

おひさま色の愛しいひと 小説

杉原朱紀  六芦かえで 

光君と若紫

千年以上経っても乙女が萌えるお話のパターンじゃなかろうか?
可哀想な受けさま(若紫を受けと言うのはいかがなものかと思うけれどお許しください)が、孤独な魂を持つスパダリに拾われ、大切に育てられるお話。

あ、源氏物語だけじゃないです。
このお話の中には、少女(あるいは少女の心を持つ者)のはぁとを鷲掴みにするテンプレートが複数入れ込んであると思うんですね。継子いじめであるとか、過去に出会った『…

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