おげれつたなかさんのレビュー一覧

ハッピー・オブ・ジ・エンド コミック

おげれつたなか 

読み終わったあとのジワジワ感が凄い作品

私はおげれつたなか先生の大ファンで、作品は全て拝見させていただいているのですが、この作品は今までにないくらいダークな雰囲気を持っています。先生はよく、「普通の家庭」との違いに苦しむ主人公たちを描いていますが今回の作品はその違いというものがさらに大きく、また容赦なく描かれている気がします。社会というものから孤立している2人だからこそ芽生えた絆の美しさと、その2人の悲しみが読者にひしひしと伝わってきま…

5

錆びた夜でも恋は囁く コミック

おげれつたなか 

すみません、エッチシーンが一番萌えました


健気ワンコの真山×DV彼氏持ちの弓

補足ですが、このDV彼氏かんちゃんは、のちに【恋愛ルビの正しいふりかた】に収録されている【ほどける怪物】に繋がり受けになります。ですのでリバが苦手な方は注意です。
私は「錆びた夜でも恋は囁く」→「恋愛ルビの正しいふりかた」の順番で読みました。

真山と弓の二人は中学生の頃に出会い、大学生になって再会。
真山は無口でコミュ障の陰キャ。
そんな時…

1

ハッピー・オブ・ジ・エンド コミック

おげれつたなか 

凄みが増して怖いくらいです

凄みが怖いくらい増しました
とおげれつたなか先生のこのルート(病み闇ルートと勝手に思ってる)に作品を読むたびに思うのですが
今作の凄みが凄いです(語彙力なくてすみません)

家族にゲイであるからと見捨てられ初恋の男にも二股をかけられた末に結婚するからと振られ自暴自棄の末ヒモになって日々食い繋いでいたカスと
そのカスを殴り倒してゴミと一緒に捨てた謎の男
(彼はきっと無国籍なんだろうなと推…

40

ネオンサイン・アンバー コミック

おげれつたなか 

BLでありがちな展開に反するストーリーが◎

大抵ノンケとゲイのBLですんなり済んでしまうエッチシーンが二人に壁を作る原因となることや、受けが攻めの胃袋をつかむ描写に大きい重心を置いていないこと等、よく見るBLにありがちな展開を打破してきたことに感服しました。

おげれつたなか先生の他作品『エスケープジャーニー』でもそうでしたが、殴り合いからの流血描写(今回は激しめ)が出てきます。

緒方(攻)が『エスケープジャーニー』の太一に似てい…

3

ネオンサイン・アンバー コミック

おげれつたなか 

読了後の余韻がエグい


ノンケ×ゲイで受けがチャラいように見えて本当に純粋。
対する攻めは感情が表に出ない、クールな黒髪。遊び慣れている感じはしないのに、女慣れしているけれど真面目。

互いに惹かれるシーンが、まるで映画のようでした。
クラブという喧噪のなか、こんなに素敵な恋の物語が生まれるのかと驚きました。

前半は、どちらかというと攻め視点。
後半は受けの視点、という構成が珍しいなと思いました。

2

恋愛ルビの正しいふりかた コミック

おげれつたなか 

前半後半で2作収録!

表題作は、
高校時代陰キャだったヒロ(攻)が、当時自分に付きまとってきていた夏生(受)と再会し、その挙句夏生(受)はヒロ(攻)だと気づかないまま告白してきます。
当時を黒歴史だと思うヒロ(攻)は当時の腹いせに付き合って惚れさせた挙句捨てて傷つけようとします。ま、惚れちゃうんですけどね〜〜
夏生がアホだけど健気で可愛いかったです。

2作目の「ほどける怪物」は「錆びた夜でも恋は囁く」で受け…

1

ハッピー・オブ・ジ・エンド コミック

おげれつたなか 

重くて深い

暗くて重めの雰囲気、アングラな世界に生きる男たち。そのなかに少しの甘さがあるような作品でした。

千紘は最初にそのクズさが目に付きますが
どうしてこんな風になってしまったのか自問するところはすごく切なかったです。
彼自身を見ると真面目だし、夢もあったし努力しようとしていたし…全然悪い人ではなくて。
親が千紘のことを認めてくれていたら。
恋人がちゃんと愛してくれていたら。
カメラマンの…

5

ハッピー・オブ・ジ・エンド コミック

おげれつたなか 

ダークなエロ

爽やかさはありませんし、もちろん胸キュンなんてものもありません。だけど読み終わる時にはこの2人には心から幸せになって欲しい、陽の下を2人で歩んで行って欲しいと思わされます。
おげれつたなか先生の作品ですからね、そりゃ一筋縄に行くわけないですし、読者も先生にはどんな世界を見させられるのかダークな中にどんよりしながらも期待してしまうんです。そして最後はなんとも言えない多幸感に包まれるんですよね、ほん…

8

ハッピー・オブ・ジ・エンド コミック

おげれつたなか 

読むのはしんどい

おげれつたなか先生の作品は、いつもダークでしんどい話が多いですが、今回もしんどかったです。

色んな闇を見せられているので、気分は段々鬱々としてきます。でもその中で登場人物にリアリティが出てきて、こんなにも作品に惹かれてしまうのでしょうね。

おげれつたなか先生の作品は毎回気分をズーンと沈められて、でも中毒性があって読んでしまうんですよね。

普段甘々好きなんで、正直ダークすぎてきっつ…

6

ハッピー・オブ・ジ・エンド コミック

おげれつたなか 

得られるべきものを得られなかった二人の話

今作は雰囲気とあらすじからかなり重そうだなぁと思い拝読しました。
元々こういうお話が得意な方だと思っているのでズドンとやられるのかなと思っていましたが…なるほど。

確かに二人とも痛々しいです。
過去のせいで年齢的には大人なのに大人になれていない二人。
不幸な生い立ちだからとそこにうずくまっているだけなら何も変わらない。
一人ではできなかった事も二人ならやれるかもしれない、不幸だった自…

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