座裏屋蘭丸さんのレビュー一覧

リカー&シガレット コミック

座裏屋蘭丸 

愛おしくて エロくて

幼馴染のタバコ屋のカミロ(攻)と酒屋のテオ(受)が、互いを意識しつつ、踏み出せない一歩の焦ったさを感じて私もモジモジ笑(〃ω〃)お互いに昔から分かっていた相手への"特別な"感情。大好きな両片想いのお話でした!

バイと公言するカミロですが、テオへの想いがあっても叶わぬ想いだから、"バイ"になったんだと思いました。テオはテオで、ストレートと言いつつ、&qu…

10

リカー&シガレット コミック

座裏屋蘭丸 

甘くて。酔いそう♡

わー♡
待ちに待った座裏屋先生の新作は…
甘くて、可愛くて。そしてもちろんエッチ♡
描きこまれた風景や人の名前、建物や石畳の階段。照り返すであろう陽の暑さ。空気感。そこここに私は痕跡を探してしまう。ここは、何処なの?
…今度はスペインかしら。ポルトガル?もしくは南米?
カミロのセクシーな感じ。長めの髪。テオの灼けた肌。何も付けて無くても良い匂いがしそう。
2人の醸す空気感は少しだけロイ…

7

眠り男と恋男 コミック

座裏屋蘭丸 

美しきエロティシズム

エロさにもストーリーにもどちらにも偏る事無く、むしろ両方のいい所を極めるところまで極めた作品だと思います。
絵の美しさはもちろん物語の構成、題材も素晴らしい…なによりエロい……
エロいけどエロ本にはならないエロさ…

2

掌の檻 小説

宮緒葵  座裏屋蘭丸 

タイトル通り掌の檻

さすが宮緒葵先生の腹黒ヤンデレはすごい面白かったです。
座裏屋蘭丸先生のイラストも良かったです。
表紙の椅子に座る受けを、耳元で何か囁くようにして後ろから抱きしめる攻め。
お話を読んだ後に表紙を見ると、受けの虚ろな目に2人の関係性をみた気がしてゾクゾクしました。
前情報なしで読んだ方が絶対いい作品です。

2

眠り男と恋男 コミック

座裏屋蘭丸 

とても美しい、ロードムービー。

「ペット契約」もそうでしたが、おそらくアメリカのどこか。明確には描かれていないけれど。
国道66号線だとか。もしくはメキシコへ向かうあの砂っぽい道のどこか。

セクソムニア(別名 sleep sex)をモチーフにした、ロマンティックな物語。

座裏屋先生のそれはいつも。映画の様に美しい。
私は「Flying Pickets」の「Only you」を頭の中で流す。天使の歌声。歌詞もぴった…

4

VOID コミック

座裏屋蘭丸 

映画的な。あまりにも映画的な。

美しい物語です。

過去に聞いた受け売りですが、優れた映画監督と言うのは、観客が次に見たいシーンや風景をきちんと観せることが出来るのだと。
観客が見たいところにカメラを向けるのだと。
座裏屋先生の演出、カット割にはニクいまでにそれを感じます。

物語自体はヒューマノイド(クローン)との恋という、極めてSF要素の強いファンタジーですが、何処か見覚えのある風景や建物の様子が、リアルに押し迫…

6

神の飼育―真白き神の恋― 小説

沙野風結子  座裏屋蘭丸 

まさしく『昇天』していましたよ

切なく麗しく格調高いお話なのに、今回もエロシーンでチャレンジをかましてくれる佐野さん。
ご本人があとがきで書いている様に『触手』がメインなのですが、私が感心しちゃったのは天人である桐羽が『感じると浮く』というくだり。一歩間違うとギャグになっちゃう様な話なのですがとてもロマンティック、かつ、震えがくるほど美しい!「このシーンを読めただけでも価値があったーっ」と夜空に向かって叫びたい様な気分です。

5

PET契約 コミック

座裏屋蘭丸 

圧倒的フェティッシュ

書下ろしの「ペット契約」以外は、商業誌以前のものを纏めた短編集です。
その為、今の映画的な座裏屋先生の作品からすると、とても粗削りに感じられます。
非常に実験的な作品群と言えます。
先生自身も後書きに「萌えよりエロス」と書かれてらっしゃるので。
ストーリーは…ございません。
特に「緊縛」や「mob」は、中年と言ってますが、壮年と言っていいほどのエロ親父攻め‼︎
最近の著書、美しい青年同…

3

神の飼育―真白き神の恋― 小説

沙野風結子  座裏屋蘭丸 

触手三部作の1作目 お話を大きく感じます

真白き神の恋 というワードで購入、何も考えずに読み始めたら、触手は苦手なんだけどそれでも途中でやめられなくなったほど引き込まれました。結構壮大なお話な気がします。なんと触手3部作とのこと(各々独立、そして絵師様も違うらしい・・by先生あとがき)。ファンタジー、触手が大丈夫な方、せつなさたっぷりなお話が好きな方には安心してオススメできると思います!!それに加えて、神って平和って何?とちょっと考えちゃ…

2

神の飼育―真白き神の恋― 小説

沙野風結子  座裏屋蘭丸 

何もかもが麗しい

沙野さん×座裏屋さん、と聞いたら買わずにいられようか、という事でお買い上げ。沙野さんは作家買いしている作家さまですが、めっちゃ面白かった…。

もう一度言う。
めっちゃ面白かった。

沙野さんの新刊はファンタジーもの。ネタバレ含んでいます。ご注意を。





主人公は輝土国の「神」である桐羽。
ほぼ彼視点でストーリーは展開していきます。
「神」である桐羽は人とは異なる時…

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