円陣闇丸さんのレビュー一覧

まばたきを三回 小説

凪良ゆう  円陣闇丸 

面白い!

こういう非リアルな内容の、現実感のあまり感じられない内容のお話はどうも苦手で敬遠していたんですが、あらすじ知らずに購入して、読んでみて、自分のなかにあった苦手意識が吹っ飛びました。
面白い。
途中までは「幽霊とかそういう類いのお話なの?」とページを捲るスピードも遅く読んでいたのですが(令だけ幽霊かと思いきや一佳も幽霊になっていて頭のなか???でしたし(笑))、二人して人形に乗り移って令の両親の…

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ゆるがぬ絆 -花嵐- 小説

遠野春日  円陣闇丸 

強くゆるがぬ絆ができたという気がします

前話『ついの絆』の数ヶ月後。
前巻の後、次は佳人のビジネス上の苦労と多忙さにすれ違う二人の話かなと想像していました。
それから、貴史が図らずも海外でリクルートすることになった千羽のその後が非常に気になっていたので、相変わらずのようですが貴史ともうまくやってるらしいです。
また半人前の以下だった、相当手こずらされた新米秘書の潤が少しは進歩して使えるようになったのかな…
そんな気になる部分がち…

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ついの絆 -芝蘭の交わり- 小説

遠野春日  円陣闇丸 

攻めに対してちくび攻め、言葉攻め、縛り?

今回は1冊を半分ずつで2カップルのお話で、どちらも新キャラ登場です。

佳人の起業した仕事も順調にスタートを切り、秘書との兼業も厳しくなった頃、取引先からの紹介で佳人が引き継ぐ秘書の後継者 潤がやってきました。
しかし、それが茶髪のチャラ男で礼儀も社会常識もなく困惑する佳人。
指導の甲斐なく進歩のない潤。
初めは、軽薄でいい加減な坊ちゃんに疑問を持った佳人でしたが、失敗しても挫けない明る…

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たゆまぬ絆―涼風― 小説

遠野春日  円陣闇丸 

青年実業家佳人の誕生

習い始めお茶の教室で出会った陶芸家の作品に触発されて販売ルートのモデルケースを企画する佳人。
お父さん譲りの血でしょうかね。
遥と対等に肩を並べて歩きたいという男同士ならではの次へのステップだと思います。
誠実さと才覚で人望がある愛されキャラです。

遥はいつになっても無口で必要なことさえ口にしない人ですね。
多分それは一生治りそうにありませんが、佳人には少ない言葉と表情でちゃんとわか…

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さやかな絆 -花信風- 小説

遠野春日  円陣闇丸 

事の始まり 佳人の両親の死の真相

「情熱シリーズ」の第二部の開始。

両親の無念を知り悲しむ佳人でしたが、事実を受け止め前向きに生きていこうとする強い精神と支える遥の愛情に感動しました。
悲しみは簡単には癒えないでしょうが心の整理がついてよかったと思います。
佳人の今後目指して行く道を暗示するようなエピソードもあり、新たな物語のスタートという感じがします。

佳人と友人の貴史さんとの場面はどうしてもゆりゆりしく見えて…

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夜天の情事 小説

遠野春日  円陣闇丸 

短編集

これまで同人誌やCDブックレットに書かれていたものや、今回旧版に加えて書きおろされたショートストーリーを含めて短編11編を集めた一冊を堪能しました。

『初春の鼓動』
結晶の直後。
佳人はを苦しめてしまったことを後悔しこれまで以上に愛してる大切にしたいという思いに溢れた短編でした。
不器用で無愛想でそっけないことを反省はしてもそう簡単になおりそうもないのですが、同じように不器用で意地っ張…

2

艶悪 小説

遠野春日  円陣闇丸 

こっちもやっと言った「愛してる」の言葉

色悪から2年半出会いから3年ほど経った頃。
遥 × 佳人のシリーズでいうと結晶で記憶喪失から回復してより一層結びつきが強くなり雨降って地固まるといった事件の一月後、佳人が貴文の家から出た8日後になります。
同居していた佳人が遙の元に戻りふと自分を振り返った時、東原との虚しい関係を考え直したほうがいいと思い直した貴文。

手放す気はないと言いながらもちっとも優しくないし愛情が伝わらないでは…

1

艶恋 小説

遠野春日  円陣闇丸 

大事なものを守るためヤクザとしてはかっこ悪くても…

ヤクザ幹部と弁護士

こちらも遙×佳人に劣らず不器用で言葉の足りない二人です。
気ままに呼び出しては抱くだけの関係の貴文が拉致され動揺する東原。ただ気が向いたときに呼び出して抱く都合のいい男、でもたまに合わないときに思い出してはモヤモヤする心情を持て余して困惑している。
そうなったらもうお互いの相手を意識しまくり両思いでしょう。
というのはすぐわかるのですが、東原は恋愛に関しては遙以上に…

4

情熱の結晶 小説

遠野春日  円陣闇丸 

記憶喪失編

第1部完結

出会いから1年半
日常の何気ない触れ合いに幸せを感じいつまでもこのままでいたいと思うと佳人。
同じ部屋にいてもあまり口もきかず、それでもお互いの感情がわかり気詰まりにはならない関係。
なんか熟年夫婦というより長年連れ添った老夫婦の境地でしょうか。
そこで初めてのお泊まりデート(旅行)です。

遥が旅先で事故に遭いなんとここ2ー3年の記憶を失うという悲劇に…。
当然佳…

2

情熱の飛沫 小説

遠野春日  円陣闇丸 

意地っ張り、見栄っ張り攻め

出会いから1年
相変わらず心では思っても口には出せない二人です。
遥が、佳人の過去に嫉妬することはない、過去も現在も未来も全てひっくるめて愛してると口には出さず語るシーンが好きです。
遥が過去にこだわれば、心ならずもヤクザに囲われ今の体を作ったことをますます厭うことになることを知ってその独占欲を抑えて優しく愛おしむ姿に愛を感じました。

佳人は佳人で辛いこともも哀しいこともひっくるめて一…

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