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70/139(合計:1384件)
英田サキ 円陣闇丸
bonny
ネタバレ
トピで薦めていただいた作品。『ファラウェイ』のスピンオフで、アモンの悪友アシュトレトという名の悪魔が主人公。彼は悪魔だからかその欲深さが人間より一層人間っぽくって、わたしにはとっても魅力的なキャラクターだったんですよね。魂の一部を預けた相手に忠実なアモンとは対照的に、自分の持つ能力を最大限に謳歌しているアシュトレト。人間だったら不遜で身勝手な快楽主義者かもしれません。何度も生まれ変わり少しずつしか…
英田先生による人外モノ。続編を含めてとてもよく作りこまれたお話だなと思いました。ストーリー自体面白いし、一歩踏み込んで神々と人間の歴史、生まれ変わり、愛することとは…、など宗教的、哲学的なネタも拾いながら読む楽しみも提供してくれている壮大なストーリーでもあるっていうか。軒並み評価が低くてビックリしました。さすがに皆さまのBL小説経験値の高さ、中でも先生の作品を読まれて来た期待値が判断基準となってい…
愁堂れな 円陣闇丸
M+M
1冊すべて表題作の長編です。御園生(受け)の視点でストーリーは進みます。 御園生は、高校時代に自分を犯した相手・幸村(攻め)と殺人事件の操作をすることになります。被害者・聖也と御園生がセフレだったとバレると、幸村は予想外な要求をしてきて…という話です。 まず、幸村の行動が唐突すぎる!とビックリでした。嫉妬したからってフェラ要求って発想が分からなかったです。高校時代から自慰でそんなシーン…
和泉桂 円陣闇丸
1冊すべて表題作の長編です。 淳紀(受け)、慎(攻め)と両方の視点でストーリーが進むので、二人が互いに惹かれ合う過程が分かりやすいです。 裏表紙のあらすじに二人が「17日間を過ごすことになり」とあったのですが、私はその理由に思い当たらず、ちょっと悔しかったです。 有能だけど冷めているというある意味で似た者同士が、一緒に過ごした17日間で求めているものをお互いで埋めたという印象の話でし…
遠野春日 円陣闇丸
muccu
「艶悪」「艶恋」に続く3作目。 艶恋から2年ほど経過した話で、今回は東原が893になるきっかけとなった過去が明らかになります。 そしてその過去の因縁から命を狙われるのですが、今回は事件よりも、東原の過去にスポットが充てられていて東原という人間の人となりが分かる作品でした。 (やはり東原は魅力的!) また、遠野さんが艶シリーズのテーマは「変化」とおっしゃっているとおり、 二人の関係はど…
ひちわゆか 円陣闇丸
雲眠
皆さんの評価が高かったので購入して読んでみました。 〈運命の人〉をテーマにした王道ものですが、直球で胸にこみあげるものがあり、我慢していたのですが夜の草むしりのシーンで泣きました。(私はふだんめったに泣きません。。) ようやくふたりが結ばれたときはもう達成感でいっぱいでした。 新装版は描き下ろしSSが沢山あって嬉しいです♪ 車海老は駄目でロブスターはいいなんてどんな基準なの朋也(笑)。…
榎田尤利 円陣闇丸
漫画家シリーズ最終巻。 漫画の仕事量が増えてきた二木ですが、相変わらず生活能力は低く東海林に世話を焼いてもらっています。 恋人兼マネージャーのような東海林は、本業の美術商の仕事も忙しくなり生活に追われはじめます。 自分のせいで東海林がダメになることを恐れ、少しでも自立しようと掃除や料理にチャレンジする二木が健気でよかった。(ルコちゃん成長したな~) でも度重なる失敗に心が折れた二木…
生活遂行能力が著しく低い漫画家の二木。 片付けるのもお風呂に入るのも面倒くさくて、ほぼ大半の時間を布団にくるまって蓑虫で過ごすというつわものです。 幼馴染の東海林がいないと部屋は大変なことに。 でも二木だから許せてしまうのは何故でしょう(笑) そんな二木を自立させようと二木から離れた東海林ですが、二人とも依存しあって生きてきたから会いたくて苦しくてしかたありません。 マンションの下か…
薄雲
上巻による極悪な引きからの下巻です。 いったい全体この人達どうなるの!? という冷や汗展開で幕開けですが、もう最初っから飛ばしてますね。 異国での受難に続く受難に、いい加減心折れそうってところで本当にぽっきり心を折って下さった和泉さんには感謝したいです。 絶望の淵で慟哭する国貴の不憫っぷりにニヤニヤ……いえ、胸が押しつぶされそうな気分になりながら読み進めてましたら、ですよねーそうきますよねー…
朋也(受け)と叶(攻め)の交互の視点でストーリーは進みます。 私はご都合主義も偶然に頼るのもあまり好きじゃなく、何かと疑問を感じたり理由を求める理屈っぽいタイプなのですが…この作品ほんとうに良かったです! 「運命の人」との12年ぶりの再会も、叶が朋也について誤解してしまうのも、きちんと筋道が通っていて自然で無理がなく自分的にスッキリ納得で、思うがままに楽しむことができました。 「…