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可南さらさ 円陣闇丸
薄雲
ネタバレ
高校生だった9年前、想い合っていながらも、何も告げずにある日突然姿を消した受、尚哉と、何も知らずに置いて行かれた攻、久住の再会もの。 もうね、せつなくてせつなくて、胸がぎゅんぎゅんしました。 砂を胃袋にでも詰められたみたいに苦しかったです。 王道も王道なすれ違いなんですが、このすれ違いっぷりが9年という歳月を跨いで展開されるのがたまらないです。 呼んでてずーっとやきもきします。 …
月東湊 円陣闇丸
だん
後味がすごいしんみりして余韻が楽しめた作品でした 最初は2人の出会いからでほのぼのを楽しめたのに 突然の嵐が! 受け様の立場上の任務や攻め様の立場とか いろいろなことが絡み合って、本当に2人は幸せになれるのかと 不安になりながら読ませていただきました 後半の受け様の衝撃的な存在価値が「え!」と驚いてしまいましたが なんとか・・・なんとか2人が幸せになれたんだと 想像できる最…
成瀬かの 円陣闇丸
fur7004
獣の理の続編。今回はグレンの住む異世界に飛ぶという話。グレンは自分といる為にこの人間界で一緒に暮らしているけど本当にいいんだろうか?と悩んでいるところにグレンの部下・リュドヴィックとアルシ王がやって来る、熊族の襲撃を受け、グレンは異世界シルヴァに飛ばされ、聖明はグレンの後を追いかける。戦いの話ながら殺伐とした部分はほぼなく、聖明が危機的状況をくぐり抜けるのも意外に上手い。今回はモフモフ要素が少なか…
砂原糖子 円陣闇丸
M+M
1冊すべて表題作カップルの話です。浅名(受け)の視点で進みます。 「シンプル・イメージ1」で二人は恋人同士になり、 「シンプル・イメージ2」で不安を抱きますが未来へ歩む決意をし、 「シンプル・ライフ」は引っ越して3年後のラブな暮らしです。 航(攻め)は、文章では年下らしい若々しさが会話や描写に垣間見えているので年齢に納得ですが、表紙イラストでは高校2年生は無理がある大人な落ち着きぶ…
遠野春日 円陣闇丸
もこ
前作、「花束に託して」で盛り上がり買ったはずの続編を 今頃掘り起こしてくるとか(-_-;) なんて思いつつな読み始め。 開始数ページでジーンの可愛さに悶絶しているワタクシでございます。 あまつさえ見目が秀逸であるがゆえに あまつさえ仕事がバリバリにこなせてしまうがゆえに あまつさえ思ったことをあるがままに口からこぼしてしまうがゆえに どーにも高飛車でプライド高く見えてしまう受。 …
英田サキ 円陣闇丸
muccu
病床の祖父が会長を務める会社の社長に就任した水城。 就任早々に持ち上がった買収話。 しかもその買収を持ちかけてきた相手が、水城の高校時代の同級生の鴻上でした。 そして鴻上が買収話に1か月の猶予を与える代わりに提示した条件は、水城が鴻上の期間限定の愛人になること。 高校自体自分を傷つけた鴻上が再会してもなお、自分にひどい仕打ちをするのか理解できない水城でしたが、病床の祖父の為に取引に応じ…
和泉桂 円陣闇丸
ぺぷ氏
第1部のラストが余韻のある終わり方で好きだったので、第2部完結編が出ると知った時に正直蛇足になるのではないかと思っていました。 上巻を読んでの感想は、国貴と遼一郎の別れや和貴の誘拐など、定番ネタだけれども1つ1つの描写が濃いので退屈はしないといった感じ。 第1部でわりと吹っ切れたと思ってた和貴も、年齢を重ねるごとに感度が良くなりすぎて逆にコンプレックスということで、1周回ってちょっと笑って…
snowblack
壮大な一族絵巻の完結編、その後編。 明治から大正、昭和、そして戦後へ…… 長い苦難の果てに辿り着いた、それぞれの愛の行方、 タイトルの通り、まるで呪われたかのような一族の 光さすような結末が描かれた読みでのある一冊だった。 話は4つ。 『暁天の彼方に降る光』国貴編 1933年暮れ列車事故に巻き込まれて遼一郎を失った国貴。 駆けつけてくれたサラと共に、パリに向かうのだが…… …
AshNY
好きだった人が結婚する事になり、 恋も仕事もすべて捨てて、田舎暮らしをする事にした千晶が 引越し先で地元の高校生永倉と知り合い恋に落ちるというもの。 若いからこその曇りない気持ちと、年を重ねてるからこその臆病を伴う相手への気持ち、 それが読んでて楽しい年の差カップル。 よくあるタイプの話といえばそうなんですけど、 やはり人気作家砂原糖子さん、上手いし面白かった。 2話お話が入ってて、…
愁堂れな 円陣闇丸
Krovopizza
あらすじ: 高校時代、テニス部の先輩らに輪姦された過去を持つゲイの刑事・御園生(受け)。 ある日、セフレ(ネコ)の一人が何者かに殺害される事件が発生。 捜査のため本庁からやって来た警視・幸村(攻め)は、高校時代御園生を強姦した男で… 全編通してとにかく御園生が酷い目に遭うお話。 加害者(犯人や攻めの幸村)がさほど糾弾されず美談風に終わるという、何とも座りの悪い作品でした。 愁堂さん…