円陣闇丸さんのレビュー一覧

二重螺旋 小説

吉原理恵子  円陣闇丸 

癖になる痛々しさ

王道のJUNE物。
グチャグチャ、ドロドロ痛々しいのに引き込まれていきます。

2

まばたきを三回 小説

凪良ゆう  円陣闇丸 

期待し過ぎた

ちょっとご都合主義な気がしました
超常現象とか、幽霊ものとかって
科学のように縛りがなく自由に設定を決められる分
安っぽくなりやすいというか フィクション臭が消しづらいと思います
今作は『そういう設定なんだー』と思ってしまって
いまいちのめり込めませんでした
二人がけっこう序盤から恋人同士だったからなのもあるかも
感情移入する前にくっ付いてるので
死も別れもその後の日々の辛さも他人…

1

好きの鼓動(新装版) 小説

岩本薫  円陣闇丸 

猪突猛進ワンコ×発展途上のしっかり女房!

いやもう攻めの悠介の執着っぷりが凄い。
それに押されて戸惑っている大和が、普通っぽくて可愛い。

いわゆるアイドルスターに愛されちゃってるストーリーなのですが、
当たり前に、こういうのは現実感薄い。
ピンとこないというか……

「不器用な純情」の織田さん、
こっちではちょっと別人のようにマネージャー然としてる。
せっかくのシリーズ物なので、もう少し絡んできてもよかったかなぁと。

0

不遜で野蛮 小説

岩本薫  円陣闇丸 

まさしく「不遜で野蛮」!

「不器用な純情」シリーズということで手にとってみたのですが、
このお話は前作と特に絡みがあるとか、キャラが出てくることはないので、
確かに繋がりはありますが、単独の作品と考えてもいいかも。

話自体は、すれ違いの両片思いが成就するまでなのですが、
安定の岩本さんの甘々具合で、安心して読めます。

ワイルドとクールビューティーの組合せで、定番の展開なのですが、
なんとなく先がわかって…

1

墨と雪 小説

かわい有美子  円陣闇丸 

面白くなるのはまだこれから

いわゆる「平河寮」シリーズの1作。

「甘い水」で、遠藤に恋して実らなかった篠口がこちらの主人公。
本作では、篠口には10年来のセフレがいた事が明かされます。篠口よりも階級も男振りも上位の、公安の「オモテの理事官」黒澤がその人。
黒澤の方は篠口をセフレとして消費しようとはしていない感じが出ている。でも篠口の方は黒澤の本意を測ろうともしない。なぜなら、黒澤の事はすっかり割り切っている感じなん…

3

愛に跪く時 小説

英田サキ  円陣闇丸 

不器用だけれど必死な二人の恋にキュン

恋なんてしたことがなかった強気で美人な貴族ルキアノスが、まさかの粗野な剣闘士ドミナトスに一目ぼれ。えっ、剣闘士はお金で買えるんだってー!じゃあお金あげるから抱いてくれ!処女なんだけど、抱いてくれ!という、スタートダッシュではじまる作品です。

前半の表題作「愛に跪く時」ではローマ帝国風の世界観の説明と、出会い、濡れ場シーンがメインで描かれています。きちんと話は通っているのですが、ちょっとだけ性…

6

愛に跪く時 小説

英田サキ  円陣闇丸 

筋肉×美貌

ローマ帝国っぽい架空の古代都市が舞台の、剣闘士と貴族の甘々ストーリーです。

若くして領地を継いだ貴族の受けは、絶世の美形ながら学問バカで恋愛に興味のない朴念仁。そんな受けは、生来の強気な性格から街で揉め事に巻き込まれたところを、人気の剣闘士である攻めに助けられる。貴族である自分を敬わない攻めに、イライラするのに気になって仕方ない受けは、慣れたふりを装って攻めの身体を買うことにしたが…。

6

墨と雪 小説

かわい有美子  円陣闇丸 

ゾクゾクしました

『甘い水』で当て馬な立ち位置だった篠口と、『Zwei』でチラと出てきて存在感あった黒澤のお話。
大人でセフレな二人…とワクワクして読んでたら、篠口がとある人物から拉致監禁されるとは!
物語の大半が篠口か監禁されてるから、サイコでスリリングで痛々しくて怖かった…(;ω;)

事件はさておき、篠口のお相手の黒澤が見せる篠口への執着が萌えました。
傲慢に見えるが、篠口を大事に思ってるんですね(…

2

愛に跪く時 小説

英田サキ  円陣闇丸 

安定の切なさ!!

古代ローマ帝国をモデルにしたバルマン帝国に生きる貴族の美しい青年・ルキアノス(受け)と剣闘士・ドミナトス(攻め)のお話。

貴族の家に生まれ両親に早くに先立たれたルキアノスは、母親譲りの美貌の持ち主にも関わらず学問好きの堅物人間で、初恋の苦い経験もあり特に色恋事からは22歳の今まで遠ざかってきました。そんなルキアノスが最強の剣闘士・ドミナトスに偶然二度も助けられ、その類稀な力強さや、解放身分に…

4

愛に跪く時 小説

英田サキ  円陣闇丸 

筋肉隆々な剣士攻めにツンツン貴族受け

筋肉隆々で余裕綽々でどこか笑ってしまうような言い回しをする攻めがめっちゃツボでした!
対する受けは、こんな奴いたら腹立つわーと苦手なツンツン可愛くないタイプ。
感情的に幼い受けを包み込む攻めの男らしさが際立ちました。
攻めはよく頑なな受けの心を懐柔できたなーと感心!
前半はドキドキしながら楽しく読めたのですが、後半の逃亡劇はあっという間の急展開で、やや置いてきぼり感がありました。
シリア…

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