円陣闇丸さんのレビュー一覧

真夜中の寮に君臨せし者 小説

夏乃穂足  円陣闇丸 

設定が多すぎる

色々盛り込んだのは続編が書きたかったからなのか?
受け攻めも脇役も魅力的なキャラなのに、設定が多すぎて、ストーリーや萌えに集中できない。
ラスボス登場も攻めの秘事も、突然感が半端ない。
タイトルも宙に浮いしまって合ってないと感じてしまいました。

ですが後半のエロは、喘ぎ声の羅列の表現から解放してくれます。さすがこの作者様だなぁと思いました。
イラストも大変眼福でした。
好嫌相殺で中…

9

真夜中の寮に君臨せし者 小説

夏乃穂足  円陣闇丸 

映ずる虚像と秘された真実

今回は学園創始者一族で現理事長を祖父に持つ孤高の同級生と
大女優を母に持ち華やかな容姿の特待生のお話です。

特待生入学した受様が仲間達と切磋琢磨する中、学園の七不思議が関わる
事件に巻きこまれながら進むべき未来を見つけるまで。

受様は一代で財を成した野心的な起業家と美貌の女優の間に生まれた1人
息子です。働きながら夜間高校を出た父は受様にかける金を惜しまず、
受様を各界の重鎮…

8

真夜中の寮に君臨せし者 小説

夏乃穂足  円陣闇丸 

日本の全寮制エリート校

高校生ものは苦手なんですが円陣先生なのでマストバイ。さらっと読んでしまい萌え萌えな部分があまり無かったので申し訳ないです、中立です。高校生ものでも萌え萌えになれるよう自分を改造したい・・・演劇話がお好きな方にもよいかも。本編340Pほど+あとがき。

瀬戸内海の島にある全寮制男子校に入学するべくやって来た瑛都(えいと)。母譲りの美貌のために、トップエリート校に集った高校生の中でも目立ってしまい…

6

真夜中の寮に君臨せし者 小説

夏乃穂足  円陣闇丸 

ネタバレ気味レビューです

6月は間をおかずに夏乃先生の新作が二冊刊行され、ファンとしては嬉しいお祭り月間でした。

キャラさんからの新作は学園もの。瀬戸内海の小さな島にある全寮制の男子校が舞台です。久々の寮ものはちょっとだけノスタルジックで新鮮でした。全寮制令和バージョンを夏乃先生の作品で読めるなんて、めちゃくちゃ嬉しいです!

書影を拝見した時、円陣闇丸先生のカバーイラストに鳥肌…。今回もシリアスめなトーンなのか…

5

真夜中の寮に君臨せし者 小説

夏乃穂足  円陣闇丸 

斬新なスパイスで味付けされた全寮制もの

作家様独自の設定が面白かったです。
いわゆる富裕層出身の者が集まる全寮制の男子校ものではあるのだけれど、耽美だったり陰鬱な雰囲気はあまり感じられません。
どちらかというと爽やかさと華やかさを感じるのは、演劇面の描写が多いことと、メインキャラクター周辺の学園内で育まれる友人関係が密に描かれているからなのかな。
そして何より、主人公の性格がとても良い!
全寮制学園+演劇という斬新さに、オカルト…

10

真紅の背反 コミコミ特典SS小冊子 再会の夜 グッズ

愛する人といる幸せ

本品は『真紅の背反』のコミコミスタジオ特典小冊子です。

本編後、2人が再会を果した日のお話です。

長く叶わなかった約束を果し再会した2人はホテルの庭で長く抱き合った
末に、サーシャはとにかく昼飯だと名物を食べようと誘います。

そういえばイリヤは駅についてからまっすぐにホテルの跡地にやってきた
ため、昨夜から何も食べていません。ただドイツの降伏で戦争は終結した
とは言え、ウィ…

0

真紅の背反 小説

和泉桂  円陣闇丸 

相反する想いを抱えて

今回は東欧の地下レジスタンスとドイツ国防軍陸軍中尉のお話です。

幼い誓いを大切にしていた2人が大戦下で巡り会い、敵対者として憎悪
しつつも、再びお互いの手を取るまで。

受様は実業家の父が旅先から連れて戻った赤子です。その後父は今の
母と結婚して妹が生まれますが、目に障害のある妹にかかりきり、厳格
な父も受様にはひどく冷淡でした。

ある年に一家は妹の眼の治療を受けるために、…

1

真紅の背反 小説

和泉桂  円陣闇丸 

クラウス推し

表紙買い。攻め受けは今一つ?だったのですが、当て馬?ヒール役?のクラウスがめっちゃ好きだったので萌にしました。彼のお話を読みたい・・・本編280P弱+あとがき。シリアスよりな話がお好きな方向けかな。

1943年、黒海に面したオデッサは、ナチス・ドイツ&ルーマニアの連合軍占領下にあり、アレクサンドルはパルチザンの資金面担当として活動を続けていましたが、ある日同じくパルチザンに参加していた兄ドミ…

3

真紅の背反 小説

和泉桂  円陣闇丸 

色っぽい軍服美人

軍服は乱されてこそ素晴らしい…という先生のインタビューを見てすぐ欲しくなり購入。第二次世界大戦中のサラサラ金髪の美しいドイツ人将校の受けが主役です。歴史ファンタジー楽しいです。実際の地名の写真とか見てイメージ膨らませられて。今回の舞台となったオデッサのカタコンベという地下基地も「こんな所かあー」とネット写真で見ました。

でもこのお話はクラウスという軍の上司の間男が強い存在感を出してます。何し…

5

真紅の背反 小説

和泉桂  円陣闇丸 

敵対する者同士の再会ラブ

第二次世界大戦当時のナチス・ドイツとソ連のレジスタンスという、対立する立場にある男たちの戦場BLです。
ソ連のパルチザンを描きたかったようで、史実に創作を加えた歴史ファンタジーになっています。

幼なじみの再会ものであり、復讐ものでもあります。
まぁー、とにかく間男の存在感が凄かった!
主役の2人が、完全に食われちゃってましたね^^;


少年時代、旅先で会ったロシア人の兄・ドミー…

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