円陣闇丸さんのレビュー一覧

呪われた黒獅子王の小さな花嫁 小説

月東湊  円陣闇丸 

辛く苦しい思いをしてきた王子に幸あれ!

雑誌掲載で読んで、ずっと続きが読みたいと思ってました!ボリュームありますが、わかりやすくイメージしやすい描写や展開のテンポがよく、世界に入り込んであっという間に読み終えてしまいました。王道ファンタジー系が得意な先生なのかな。

悲しく辛い黒獅子王の話からリラと出会い王子が変わっていく、感情や愛を知っていく描写が好きでしたが、王子としての成長や仲間も増え、周りも変えていく様子は読んでいてほっこり…

5

呪われた黒獅子王の小さな花嫁 小説

月東湊  円陣闇丸 

貴方だから愛しい

今回は黒獅子頭を持つ世継ぎの王子と
花嫁に指名された小人族の族長の三男のお話です。 

受様が攻様の得難い伴侶となるまでタイトル作と
攻様が受様と共に良き王となるまでの続編を収録。

攻様は大陸南端の広大な王国の第一王子として誕生しますが
父王の不用意な言動によって呪術師に呪われ、
黒獅子の頭を持って生まれます。

黒獅子は古来から悪の象徴とされた王国で
獅子頭の攻様を産んだ…

8

呪われた黒獅子王の小さな花嫁 小説

月東湊  円陣闇丸 

シリアス、でもハートフル。

作家買い。
月東さんの新刊はモフモフ&ファンタジー。今作品のモフモフはちょっぴり切なくって、でも温かい、そんなハートフルなお話でした。







ガルムザール王国、という国が舞台。
この国の第一王子・ダルガートは、黒獅子の頭を持って生まれてきた。「呪い」と言われ、彼の両親である王と王妃ですら彼を厭い、何とか亡き者にしようと策略している。それ故に彼は常に孤独で、食事に毒を入れ…

20

SASRA(2) (表題作 第3回(ローマ編)) 小説

Unit Vanilla  円陣闇丸 

対立関係

前作まではそうでなかったですが、今作は2カプとも対立関係にある立場に転生してしまった二人の物語でした。
立場的な障害はもちろんのこと、生きるか死ぬかという乱世を駆け抜ける二人の恋にハラハラさせられました。

ティティが二人に邂逅し、少しずつ距離を詰めていき恋を助けようともがく様も切ないです。

いわゆる「二人は末長く幸せに暮しましたとさ」な結末ではない悲恋である、というシリーズの特徴です…

0

SASRA(1) (表題作 プロローグ(現代編)) 小説

Unit Vanilla  円陣闇丸 

はじめての形式

4人の人気作家先生のユニット、どのような作業だったのか関心が有りましたが、リレー形式なんですね。
それぞれの先生の作品を大量に読破しておらず、未熟者の私にはどの先生がそのエピソードを担当されたのか予測もつきません。
逆に先生方の文章の特徴に気づけるようになりたい、という意欲を掻き立てられました。

物語導入の現代編プロローグ、ことの発端のエジプト編、中国編が収められています。
魂は輪廻転…

0

恋襲ね 小説

小林典雅  円陣闇丸 

受け様攻め様の苦悩に萌え(≧▽≦)

小林典雅先生といえは、コメディちっくなお話のイメージだったので、こんなお話も書かれるんだなぁって、しみじみ。
とはいえ、後半はそこはかとなくふふって笑いを誘う雰囲気も残されていて。
いろんな引き出しがあるんですね〜。


受け様は、藩主に寵童として召し上がられた鮎之介。
幼馴染の冬野とは、別れを告げた時にお互いに想い合っていた事を知り、髪を一房御守りにと送りあう。

お城では、身体…

2

墨と雪 小説

かわい有美子  円陣闇丸 

大人の甘さ

平河寮シリーズのうち「甘い水」のみ読んで、こちらを読みました。
本作だけでも分かると聞いていたので、本作だけ読むつもりでしたが
「甘い水」から読んでおいて良かったです。
読んでいたからこそ、篠口さんと黒澤さんの大人の割り切った関係の複雑さや篠口さんの黒澤さんだけに見せる砕けた対応に可愛さ感じまくり、拉致された時の切迫感にヒリヒリハラハラできたと思います。



だって、「甘い水」では…

2

愛に跪く時 小説

英田サキ  円陣闇丸 

ツンデレの主人公の変化が面白い

挿絵が綺麗、小説の内容とマッチしていて、素敵です。

美貌の貴族・ルキアノスは恋など無駄と、生涯恋をしないと誓っていた。
奴隷上がりの人気剣闘士・ドミナトスと出会い、恋をする。
最初は、金を渡してドミナトス抱かれていた。
事件に巻き込まれたドミナトスを助けようと、ルキアノスは女装をしたり、山越えをしたり、必死になっていく。
終盤のハッピーエンドまで、色々山があって、ハラハラ。
 

0

水に眠る恋 小説

可南さらさ  円陣闇丸 

読み終えることができなかった…

途中まで頑張って読みましたが、どうしても飽きてしまったので低評価でごめんなさい。
作者の『恋を知る日』とか好きですし、私のコンディション的問題も大きかったと思われます。


学生時代。いい関係になり大切な約束を交わした攻めと受けですが、諸々の事情があり受けが約束を破る形で姿を消します。
そして社会人になってからの偶然再会もの。

償いという形で攻めは受けを求めそれに答える不健全な生活…

1

愛と絆と革命の花嫁 砂楼の花嫁4 小説

遠野春日  円陣闇丸 

しみじみと良い作品✧*。

砂楼の花嫁第4弾。ザヴィアに関する事では酷い仕打ちを受けているのに、それでも助ける秋成が優しすぎまて心配になりました。危険を犯してもザヴィアに行く事を願う秋成をイズディハールが許し後押ししたのは、秋成の憂いを除く為だったんだな〜とイズディハールの愛の深さに感動。憂いものぞかれ、2人の絆がより深まって良かったです。合間で嫉妬するイズディハールが可愛かった。そしてハミードとサニヤ、サニヤはハミードを愛…

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