円陣闇丸さんのレビュー一覧

旅の勇者は宿屋の息子を逃がさない(2) コミック

あんどう  ジツヤイト  円陣闇丸 

早過ぎる「これにて完結⁈」

続きを待ってました、まだまだ続くのかと思ってたのに。まさかの2巻目で完結だという。
人気無かったのかな、と心配してしまう。
というのも。諸々未回収っぽい気がするのだ。「勇者」とされて旅に出たアレクは前巻の終わりでとりあえず想いは遂げた。愛するルースに受け入れて貰えたのだから。とりあえず。身体だけ。
鈍過ぎるルースにアレクの恋情は届いてはいない。哀れ、アレク。
強者のいなくなった村は次の魔物…

0

情熱の灯火 小説

遠野春日  円陣闇丸 

このシリーズは続いてほしい

とうとう冬彦くんを迎えて家族になった遥と佳人。
もう彼らの絆というかラブラブっぷりというか、、、彼らの行く末を伴走し続けたい気持ちになります。

ヤクザに囲われていた佳人を遥が見受けしたところから始まるわけですが、色んなことがありつつ、最初はつれなかった遥も今じゃ、佳人にメロメロです。まぁ、それを表には出さない人なんですが、佳人の方も口で話さなくても通じ合えてるって思っているし、実際そうなの…

1

旅の勇者は宿屋の息子を逃がさない(2) コミック

あんどう  ジツヤイト  円陣闇丸 

打ち切りエンドですか

2巻で完結巻らしいですが、全く話は終わってないようなので、打ち切りで続きは小説での流れでしょうか。

1巻も引っ張り出して読んでみましたが、ストーリーが面白くなってきた!とか、続きが知りたい!という気持ちにならないまま、2巻が終わってしまいました。

原作小説を読んだことがないのですが、こんなに淡々と進む話だったのでしょうか?
ファンタジーの説明にページを割かれているのか、そんなに盛り上…

3

墨と雪 2 下 小説

かわい有美子  円陣闇丸 

「墨と雪」3冊でひとつの物語

身体に受けた傷は治るけど心に受けた傷は残る、というような事を言いますが、下巻はまさに精神的苦痛との戦いが描かれています。
上巻こそ、病院の外泊許可をとって入院生活から逃避するように、年末年始、黒澤としばしの休息にようやく息を吐けた篠口ですが、下巻では、職場復帰するもののフラッシュバックに悩まされたり、よくなったと思うと突然揺らいだり、日常生活を送ることすら思うように行かない日々です。
そんな中…

1

真紅の背反 小説

和泉桂  円陣闇丸 

上官副官軍服とパルチザン、ミリタリー欲が満たされる

舞台であるww2時代の歴史が大好きなので一気に読んでしまいました。

当時の民族的アイデンティティ、アプヴェーア上層部が反体制派だったことまで絡められており、創作物として扱いづらいであろう時代にもかかわらず細かな描写が光っています。
軍服は各々で仕立てていたというのも史実ですので、間男さんの毛皮のコートというディテールの細かさにもぐっときました。
金髪美人と軍服の組み合わせも最高です……

2

墨と雪 2 下 小説

かわい有美子  円陣闇丸 

まだ読んで無い人にお勧めします!

上巻では篠口が年末に病院から外泊許可を貰っていましたが、下巻は黒澤の自宅マンションから病院に戻るお話から始まっていました。

そして下巻ではいよいよ篠口が退院して職場復帰していました。この職場復帰当日のシーンでは泣かされてしまいました。とくに男泣きする谷崎さんに感動してしまいました。
それにしても良い職場に配属されて良かったです。

これも黒澤のあの時の采配があったからなんですよね。そし…

4

墨と雪 2 上 小説

かわい有美子  円陣闇丸 

黒澤の深い愛を知る…

こちらの続編も凄く良かったです。
淡々としながらも前作に足りなかった部分が書かれていました。

そして当事者にとっては拉致監禁から救出されて、めでたしではない事を改めて痛感させられました。

肉体の傷は治っても心の傷はなかなか癒えない…、篠口の苦悩とそれを包み込むような黒澤の愛情に萌えまくりました。決して無理矢理じゃなくて、あくまでも篠口に選択肢を与えるスタンスが素晴らしいんです。前作か…

5

墨と雪 小説

かわい有美子  円陣闇丸 

面白かったです!

「墨と雪2」の上下巻が発売されると知って全巻購入してみました。

なので誰が篠口を拉致監禁したのかを知っているので、黒澤の警告を本気にしない篠口にハラハラしながら読みました。

絶妙な距離感を取りつつ篠口を見守る黒澤に痺れました。自分が動けないので他者に篠口の救出を任せるしかないジレンマを思うと泣けて来ました。

「墨と雪2」の上下巻も読んでの感想なのですが、こちらの巻では篠口の救出ま…

7

墨と雪 2 下 小説

かわい有美子  円陣闇丸 

おかえり篠口…!!!

上巻以上に穏やかな展開なのに萌えて萌えて仕方ない下巻でした。
成熟した大人同士のラブストーリーとして、そして壮絶な経験をした人が再起するドラマとして、読み応えのある重厚な作品です!

事件の痛手から徐々に回復していこうとする篠口を全方位安全圏で包み、守り慈しむ大人の男道・師範の黒澤さまの愛に、上巻から引き続き痺れました。

二人の間で交わされる、無駄のない洗練されたコミュニケーション。ス…

10

墨と雪 2 上 小説

かわい有美子  円陣闇丸 

黒澤のあり方に大きな安心感を感じました

ページをめくってもめくってもただただ黒澤が篠口と一緒にいて、病室を見舞ったり年末年始病院から外泊許可をとって双方の家に行ったりホテルに泊まったり、なんにも展開することなく、時々、私は何を読んでいるんだろうと茫然とすることもありました。
でも、その裏でこの事件がワイドショーを賑わしている現状が知れたり、PTSDに苦しむ篠口が描かれたり、時が止まったような静かでやさしい時間の中にも、苛烈な現実が垣間…

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