ymzさんのレビュー一覧

ハッピーバースデー コミック

ymz 

友情の影響力は大きい

 ストーリーの構成や台詞にはぐっと心を掴まれた部分もあるのですが、萌えられる部分が少ないというか、くっつくまでの流れに徹して描いているので糖度はあまり高くないまま読み終えてしまいました。逆に、ここまで友情と恋愛をしっかりリアルに追求して描かれたBL作品も珍しいかと。3人の友情が一度崩れてしまい、でもそれぞれ誰かの言葉に背中を押されてまさに雨降って地固まるように更に強い絆になったように感じました。恋…

0

ハイ・ファイ・ランデブー コミック

ymz 

まさにランデブー!

中学3年生の筒二と孝司は過疎の村の末っ子として野山をのびのびと駆け回りじゃれ合い過ごしている。高校受験を控える2人は周囲の人々が踏み出す一歩に背中を押されるように、新しい道を選んでいく…

過疎化が進んむ村で趣ある木造校舎に通う2人の生徒が主人公。お人好しで猪突猛進、チョロい筒二。冷静だけど少しボケてて若干あざとい孝司。
田舎で人の目が少ないのをいいことに手を繋いだらはしゃぎ回ったりする2人…

3

さよなら、ヘロン コミック

ymz 

二人の幸せを祈る

表紙につられて、購入しました。
中立評価にしたのは、自分が求めているホッコリした気分になる内容ではなかったからです。
さらっと読み進められるのに、どこか考えさせられる感じがありました。愛という言葉は使わず、一緒に居られたらそれだけでいい。。。私には物足りなく感じてしまいました。
好みで評価が分かれる作品ですね。
こんなに深い内容なのに、初コミックでびっくりです。
ymz先生の、他の作品が…

1

キーリングロック コミック

ymz 

ゆっくりと未来へ。

今年3冊目ですね!
セカンドコミック以降なかなか新刊が出なくて飢えていましたが、あれよあれよでもう通算5冊目のコミックです╰(*´︶`*)╯

ほっこりと心があったまるようなお話が続いていましたが、今回は暗め。
デビューコミック「さよなら、ヘロン」寄りの低温で寂しげな空気感を纏ったお話でした。
率直な感想をちょっと先に書いてしまうと、今作はストーリー自体はやっぱりすごく“ymzさん!”っ…

1

キーリングロック コミック

ymz 

閉じていたもの


フリーターでその日暮らしをしていた唯(ゆい)はある雪の夜、道端で一人蹲っていた男、十識(としき)を家まで送り届ける。
帰ろうとする唯だが、十識に強引に引き止められ、気付けば朝まで酔い潰れてしまう羽目に。
今度こそはと唯は家を出ようとするが、外へ出るための扉には固く鍵がかけられ、背後には嬉しそうに笑う十識。
「俺、監禁が趣味なの」
それは他人をこの家に閉じ込めようとしてきた、十識のおかし…

8

あたたかい場所 コミック

ymz 

切なく愛おしい

田舎の市役所で自宅の訪問サービスをしている瑞人と東京でカメラマンをやってる健吾。
地元勤務で自由が利かない瑞人の元を、恋人の健吾が訪れて休日を過ごす…というお話。

変わらないと思っていた田舎の景色も、人々も少しずつ移りゆく…。
その切なさを胸に、だからこそ心の片隅に留まって残っていく愛おしいものを大切にしたい。
そんな気分にさせられる短編です。
田舎の秋の光に満ちた穏やかな空気感が作…

2

ハイ・ファイ・ランデブー コミック

ymz 

読み終わった後、タイトルの意味が一気にキます(T ^ T)

今作もめちゃくちゃ沁み渡りました。
ymzさんはキャラ達をしっかりと自立させて、その上で寄り添わせるようなお話を描いてくれるところがいいなぁと思います。
これは最初に読んだ「さよなら、ヘロン」で感じて以来、ずっと揺るがないymz作品の魅力。
いつも読み終わった後にじわ〜〜〜っとあったかいものがひろがります。
「ハイ・ファイ・ランデブー」(正確に表記すると「HIGH FIDELITY REN…

8

ラブラド・レッセンス コミック

ymz 

センスがいい

タイトル、めっちゃセンスいいなぁって思いました。
作中で、「ラブラドレッセンス」がどんなものかっていうのが
出てきますが、よくこんなもの見つけてくるなぁっていう
単純に、すげぇって思いました。

二人の関係の描き方がきれいでした。
というのも、「好き好き」と相手を責め立てることもなく
男性同士の恋愛に対する、よくある悶々系もなく
すごい、自然な流れでお互いを好きになったなぁと

4

ハイ・ファイ・ランデブー コミック

ymz 

在校生がたった二人しかいない世界

山で囲まれた小さな村、全校生徒たった二人しかいない中学校にいるお付き合いカプを描いています。二人はいっつも一緒の仲良しこよし。
読んでると、仔犬どうしがコロコロじゃれあってるのを可愛いねぇと目を細めているような気分になるというか。とにかく可愛いです。

学校に二人しかいないという特殊な環境にちょっと憧れました。
好き同士だったら天国じゃないですか。いつも二人っきりで邪魔者やライバルもいない…

5

ラブラド・レッセンス コミック

ymz 

意味深いタイトル

このお話の主人公は医者の睦と写真家の春次という二人。春次の怪我入院で出会います。主治医と患者という立場は早々に終わって、友人とも言えない知人のような関わりがスタートします。
タイプが全く異なるお互いにないものを持ち合う二人。
二人はノンケ同士だと思います。私は普段、ノンケ同士がすんなり葛藤もなくくっつくとかなりの違和感を覚えてしまうのだけど、この作品に関しては、同性がどうのこうのと葛藤しなくて…

2
PAGE TOP