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榎田尤利 峰島なわこ
御影
ネタバレ
海のように大きな人間になりたいという願い このコミックには、表題作の「海とヘビースモーカー」「海と王子様」「蜜柑の海」という3つの海にまつわるお話が収録されています。どのお話も人情や切なさに溢れていて、大人のしっとりとした雰囲気が素敵です。 「海とヘビースモーカー」 肺がんを宣告された畠と、彼の友人である和久井のお話です。かつての二人は恋人同士だったのに、若すぎるが故にこの恋…
榎田尤利 町屋はとこ
cryst
長かったです。 コラボ企画なので漫画と小説のペースを合わせていたそうで、そのため通常の小説のペースに比べてずいぶんとゆっくりしたペースのお話でした。 4巻かけて約1年余りの時間。物語の中でどんどん時間が過ぎていくのを当たり前のように思っていましたが、これを読みながらふと、現実ってこうかもしれない、と思いました。 丁寧に日々を追って描かれているし、キャラ達にとっては激動の1年だったことでし…
榎田尤利 円陣闇丸
漫画家シリーズ最終巻です。 割と軽めでエンタメ色の強いシリーズだと思ってましたが、ルコちゃんたちに予想外に大きな波乱が起きてしまいます。 前回は無事にくっつくまでのお話。なぜ惹かれあうのかの部分はあまり掘り下げられていなかったのを、今回しっかり掘り下げてありました。それぞれがラブコメ的な好きではなく、もっとしっかりと自分の気持ちに向き合っているのです。 榎田さんお得意の愛のムチをぴしりと…
高律
勘違いとすれ違い・・・ もう、なんでだよ~とつぶやきながら読んでいました。 辛い過去の恋愛の傷を、二人で乗り越えた淳平と英。 お互いに好きだと、一番大切だとやっと気づいたはずだったのに・・・ 勘違いと早とちり?から淳平は英が橘高とうまくいったのだと思い込み あんなに幸せだった同居を解消してしまう。 自分の気持ちを伝えることもなく・・・ 読んでいてもうもどかしくて仕方ありません…
榎田尤利 志水ゆき
ついにオーナーのお話。これまでのキャラが出てきたりして、最終章らしくまとまっていました。 杏二のキャラ(洋二でなく)が演技というせいもあってか本当に蛇っぽくてよかったので、そのままのキャラで行ってほしかったなぁ。蛇に飲み込まれる仁摩がどうなるのか見たかったです。しかも暗くならないハッピーエンド。せっかく風呂敷広げたんだから榎田さんだったら見せてくれるかも??と期待しましたが、残念ながらそれは…
前2作に比べて、これは私には今一つでした。 最初に結末はわかってしまうので、ならばそれまでのいきさつで楽しませてくれるかと思うとそれも今一つ。 その理由は、雨宮のキャラ。彼に共感できなくて最後まで楽しめませんでした。 コンプレックスはわかるし苦労したんでしょうが、あまりにも思いやりがなく子どもっぽい。自分が苦労したならなおさら、孫たちにもいろんな事情や思いがあるとは考え及ばないんだろ…
榎田さんの作品はどう転がるのか本当にわからないので、完全に身を委ねていいように転がされるのが快感なんだとこれを読んでやっと気づきました。 ええ、もう好きにしてください(笑) そうは言ってもこのお話は激しくて、翻弄されるのが苦しかった。巧みな文章で感情移入させられてしまうから余計にきつかったです。 深見があまりにも下衆で、不快でたまりませんでした。何度心の中で「深見、滅びろ~!」と念じ…
犬を飼うことにした。 この一文だけのページから始まります。 たったそれだけでこの世界を理解させて引き込んでくる。すごいことしてくれますね。 同時に、このページを破り取って持ち歩きたいと思うほど撃ち抜かれてしまいました。 榎田作品全制覇を目指すことが決定した瞬間でもあります。 やばかったです。久しぶりにこんな突き抜けた萌えを経験しました。・・・はぁ。神様ありがとう(泣) 確か…
榎田尤利 佐々木久美子
ほのぼのからはじまったこのシリーズ、今度はコメディ色が強いものでした。 非日常な設定はコメディと相性がいいようで、もういっそのことラブシーンなしで最後まで行ってくれてもいいんじゃないかと思ってしまいました。 ちゃんとあるし、雰囲気もいいんですけどね。 感心するのが場面ごとにがらりと雰囲気を変えてめりはりがあるのに、流れが自然なんですよね。テンポもよいし、読みやすい。明るいエンタメ作品がう…
コミカライズの方を読んでから読みました。 お話は二つ。「きみがいなけりゃ息もできない」と「きみがいたんじゃ転居できない」です。 息も~の方は、漫画とはちょっと違っていました。それぞれの心情がより詳しく書かれていたり、大筋は同じでもそこに至るまでのエピソードが違います。 なので、漫画ではとことん訳の分からない悪人だった鼎にも、少しだけ救いが見えました。そうだよね、やったことは最低だけれど、…