榎田尤利さんのレビュー一覧

猫はいつでも甘やかされる 小説

榎田尤利  紺野けい子 

春彦の花咲く

やはり主役が好きになれると萌もアップするというものです。
なので、前作でちょっと不足していた萌をここで充填できた気がします。

前作で振られた春彦がここで新たな出会いがあります。
金髪で顔はいいけど正確に難ありな日米ハーフの青年が登場。
日本人だった父親が浮気で母を悲しませたことや、好きだった人に人種的な悪口というか差別的な発言を耳にしてしまい日本嫌いになったハーフの青年シュウが来日し、…

2

放蕩長屋の猫 小説

榎田尤利  紺野けい子 

浮気チャラ男×忍耐強い健気な猫

もうずいぶん前に読んだのですが、リンク作品の『猫はいつでも甘やかされる』が手に入らなかったので、いつか読もうと思いつつようやく手に入れたので再読しました。

『浮気男と耐えるオンナ』のパターンは数多く、結末は大抵浮気男が後悔して謝って元サヤ というのがほとんどですが、浮気男がコテンパンにやられていろいろ痛い目見てほんとごめんなさい許してください、と取りすがってこそ最後にすっきりするものです。

6

海とヘビースモーカー コミック

榎田尤利  峰島なわこ 

寄せてはかえす海のように…

失ったもの、得たもの。

『海があるってことは…』
表題作のラストページのモノローグにすべてが集約されている気がします。

榎田尤利さんが峰島なわこさんとのコラボのために書き下ろした作品だそうです。
海をモチーフした3作品、榎田さんによる後日談SSが巻末に収録されています。

どの作品も攻様が受様をすごく好きなのが伝わってくる、すれ違いやトラウマ含みの切ない展開でした。

【海…

7

海とヘビースモーカー コミック

榎田尤利  峰島なわこ 

夏に読み返したい一冊

海がある街が舞台の3作品。

●海とヘビースモーカー

綺麗なオカルト。
2人が別れてしまう時の畠さんの言葉が
泣き崩れるシーンにリンクしてじんわりきてしまいました。

●海と王子様

故障し踊れなくなり入水自殺をはかるバレエダンサーが
もっと残念で冴えないサラリーマンに喝を入れられるお話。

後日譚にある、「おじさんが花束持ってる姿」のイラストが見たかったですw

1

nez[ネ] Smell and Memory 小説

榎田尤利  湖水きよ 

関係も事件も大きな進展が!

”相性診断”なるものを請け負うCASでコンビを組んでいる
常人以上に発達した嗅覚を持つ千里と、観察力に優れた元公安の鷹目の相性は最悪・・・
のはずが
という愉快な組み合わせの物語ですが、今回は前巻で触れられた千里の子供時代の失った記憶のよみがえりと、2人の関係の進展が、CASに来た依頼を通して描かれていくという実に心憎い程にグイグイと引きこまれる展開となっておりました。


敏感な嗅覚…

9

ソリッド・ラヴ 小説

榎田尤利  高橋悠 

かなり

14年ほど前の発売の本で、榎田先生初期の作品となっているためか
文体が独特で、今とは若干違うのですが、キャラクターが立っていて
小気味いいテンポで進んでいくストーリーは、読んでいてだれることなく
昔から上手い作家さんなのだと思わされました。
現在ではもしかしたら入手しづらくなっているかもしれませんが、
ファンならば読んでおきたい一冊だと思います。
エロスな部分はそれほど多くはなく、次巻…

0

nez[ネ] Smell and Memory 小説

榎田尤利  湖水きよ 

やっとラブラブ?な3巻!!

甘くないのに甘い二人です。
おっぱい大好きチリちゃんと潔癖でゲイな鷹目

チリを猫っかわいがりするレイに対して知らず知らずヤキモチやく鷹目とニャン(情報屋でゲイ)と鷹目の間を勘違いして怒るチリ。

鷹目とのエッチを伏せて相談までしちゃう。


性格は好きになれないのに身体をほぐされて気持ちが迷走じれったい〜〜
チリの過去もミステリアスに絡んで不吉な予感しないんですがもうそれがドキ…

5

nez[ネ] Smell and Memory 小説

榎田尤利  湖水きよ 

この安定感!!!

とんでも嗅覚の持ち主・千里と
陰険で人間味が薄い理論的な鷹目の
バランス悪そうでがっちり歯車噛みあうコンビ、第三弾!!!

個人的に、新書でシリーズものってやっぱり気構えてしまう傾向にありますが
そこは榎田さんですもの……一気に読ませていただきました!!

二冊目の『Sweet Smell』で不穏な影がまた徐々に広がって
千里のぼやけた幼少期の記憶が
千里自身が見てしまう夢と、美…

7

nez[ネ] Smell and Memory 小説

榎田尤利  湖水きよ 

たまらん展開です

待ちに待ったnez(ネ)の続編です!
本当に待ち過ぎて前2作品を何度読み返したことか・・・

今作、とにかく千里が健気で可愛かったです。
千里の過去に関係する「モズの森学園」ですが、今作の一番重要な要素となっています。
記憶が曖昧ながらも不吉なシーンや洗脳教育と思しき場面が散りばめられ、千里は悪夢にうなされる様に。
そして何とあの超嗅覚にまで異常が及んでいくため、物語は一気に不穏な空気…

13

吸血鬼には向いてる職業 小説

榎田尤利  佐々木久美子 

シリーズですが

漫画家シリーズらしいですが、繋がってないみたいなので
そして、佐々木久美子先生のイラストが好きなのでこちらを購入しました。

吸血鬼コメディ!
表紙からコメディ感が現れてる気がします。
吸血鬼ならシリアス物とか恋愛物が良いな。
トワイライトとかフライトナイトとかね(*^^*)

読みやすくて、面白さもあるのだけれど……
私には漫画家の黒田と担当の藍に恋愛要素を見いだせなかったです…

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