榎田尤利さんのレビュー一覧

夏の子供 小説

榎田尤利  茶屋町勝呂 

心に刺さる作品

「夏の塩」を読み終わった直後に間髪入れずに読み始めて読了しました。
引き込まれる物語です。
小説は時間の流れをうまく切り取ってシーンとしてつないでいくことで、その世界の空気やキャラの思いや関係性を読者に見せていくと思うのですが、切り取られるシーン、会話、モノローグのどれも素晴らしくてどっぷりその世界に浸かった数日間でした。
読み終わった後も何度も気になる箇所を読み返しました。
バッドエンド…

4

夏の塩 小説

榎田尤利  茶屋町勝呂 

言葉を失う体験。

電子書籍で購入し、すごく量がありそうだったのでなんとなく後回しにしていたのですが、読みだしたらもう止まらなくて、他のことが手につかないほど物語の世界に心がのめり込んでいました。
心揺さぶられる作品でした。
小林秀雄の何かの評論に「美は人を沈黙させる」という言葉があるのですが、本当に感動すると言葉は出てこない、という体験をすることができました。

1

少年はスワンを目指す 小説

榎田尤利  黒井つむじ 

青春とLOVEのハーフ&ハーフ

「(タイツなんてはいて)チャラチャラ躍って」「男のくせにバレエなんて」
そんな馬鹿げた偏見を軽やかにとびこえていく彼らを、爽快に思ったのが旧ノベルズ版でのこと。LOVEよりも『青春』小説という印象が強く残っていました。
今作はというと、付き合って10年後の彼らが登場する書き下ろし付きで、萌えが増量。大幅加筆もあって、青春とLOVEのバランスのとれた作品となっています。

王子様のような容姿…

16

はつ恋 小説

榎田尤利  小山田あみ 

あなたが生きていて良かった

我ながらびっくりですが榎田尤利さんの作品を初めて読みました。(…このフレーズ、つい最近、別の有名作家さんでも書きましたが…)

心温まるタイムスリップファンタジーです。小難しい印象はなく、複雑になりそうな展開がシンプルに読みやすくまとまっていました。要所々々に涙腺にグッと来るシーンがあって、読んで良かったなぁと思います。

俺様な主人公・久我山の一人称で書かれているため、序盤はその傲慢で身…

3

nez[ネ] Your Lovely Smell 小説

榎田尤利  湖水きよ 

BL要素以外でも楽しめる

電子にて。シリーズ4冊目。
いよいよ鳥が動き出し、物語は初めから緊迫したムード。
段々と解明していく謎と、驚き。まさか千代子ママ達3人がCASのメンバーだったなんて!
こういう展開大好きです!

鳥の正体や千里の過去が明らかになり、ハラハラの連続。
森の中での鷹目と千里の再開に安堵。
期待を裏切らない最高の面白さでした!

エチシーンがとっても丁寧に描かれてて、お互いを慈しむ気持…

2

nez[ネ] Smell and Memory 小説

榎田尤利  湖水きよ 

にやにやが止まらないシリーズ3

電子にて。シリーズ3冊目。
鷹目に甘える千里と、千里の事を可愛い愛しいと思う気持ちに戸惑う鷹目。
そんな二人が可愛くてこっちはニヤニヤが止まりません(///ω///)!

最後のエチシーン、お互いの愛を感じられてすんごく良かったです。
事後のイチャイチャ、ごちそうさまでした!
匂いとか関係なくお互いを求めて、やっとそれが何か気付いたかな。
でも千里を取り巻く空気は怪しくなるばかり。

4

nez[ネ] Sweet Smell 小説

榎田尤利  湖水きよ 

シリーズ2

電子にて。
相手に対する感情にまだお互い戸惑ってる感じが最高に萌えます。
あなたたち完全に両想いですよと言ってあげたい…!
仕事の話とloveのバランスが絶妙で、ぐいぐい物語に引き込まれてしまいます。

ここにきて千里の周りでなにやら不穏な動きが。。
火事の件も不可解だし、どうなっちゃうのかな(>_<)?!

1

nez[ネ] 小説

榎田尤利  湖水きよ 

最高に面白い

電子にて。初読み作家様です。

このお話、最ッ高に面白かったです!!!
途中まで、BがLする雰囲気が皆無だったので、もしや1巻ではlove要素なし?!と焦りましたが、後半でキターー!!ってなりましたw
焦らされた分、エチシーンがエロくて大満足!
鷹目の匂いは、チリにとってやっぱり良い匂いだったのね。
匂いって、なんかエロい要素含んでますよね…!!

2巻以降もさっそくポチります!

2

交渉人は諦めない 小説

榎田尤利  奈良千春 

シリーズ最大の盛上がり

シリーズ4から一気読み。
はー、今回は読み進めるたびに胸が痛くてしんどかったです…。
詐欺師の環が救いようのない歪んだ奴で、胸糞悪い。
でも芽吹の頭脳戦で、殺人の関与に関する証言がとれ、チーム芽吹が見事勝利!あのシーンは鳥肌たった!
いい仲間に恵まれたのは、芽吹の人徳だと思う。

兵頭との別れはほんとキツかった。
兵頭に対する芽吹の気持ちがどういう感情なのか今までいまいち分からなかっ…

2

交渉人は愛される 小説

榎田尤利  奈良千春 

教会にいる二人の挿し絵が美しい

電子にて。
前回のシリーズ4、5で山場を迎えた感があったので、今回はちょっと落ち着いて読めました。
兵藤の舎弟達がコントやってるようで楽しいw癒されるわ~。
それにしても芽吹サン、命がいくつあっても足りないんじゃ…(汗

兵藤と芽吹は、事件を解決するたびにより強い絆で結ばれて、今やお互いが身体の(魂の、かな)一部になってて良い関係だなぁと思いました。
シリーズ1で勢いでエチしちゃった頃…

2
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