榎田尤利さんのレビュー一覧

夏の塩 小説

榎田尤利  茶屋町勝呂 

だんだんと引き込まれていく

序盤でストップしてしまって半年以上放置してしまい、やっぱり読もうと再開してまた止まり。。。2回ほどストップしてしまいました。

止まってしまった箇所は、チャプター1[夏の塩]魚住が飼ってたペットの死体を放置して久留米の家に転がり込んでた事が発覚して処置しに向かったところと、チャプター2[この豊かな日本で]の始まり部分、朝の身支度しながらの魚住と久留米の会話。

なんのお話読んでんだろ?って…

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Blue Rose 榎田尤利作品集 小説

榎田尤利  高階佑 

青い薔薇の男

榎田尤利先生の初期作品の新装版。
表題作「Blue Rose」、その後をえがく「Sleeping Rose」、そして新装版に追加された完結編的な「Weeds」の3作品収録。

表題作「Blue Rose」は構成がいい。
まず、疲れ荒みきった高瀬という男の描写から始まる。
そこに「贈り物」として高瀬の前に現れるのが美しい最上級の男娼・青だ…
このまま高瀬と青の話が続いてもBL的に普通だけ…

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永遠の昨日 小説

榎田尤利  丹地陽子 

ホラー的BL?

皆さんのレビューを見て読んだせいもあるんですが、ファンタジーすぎて入り込めず。泣けるか?というと全く…旧作を読んでみようかな。
毛色の違う作品なので、初心者や軽めのが良い方は合うかもしれません。最後に浩一と結ばれるシーンがありますが、必要だったかなぁ。でもアレがないとBLじゃなくなるか。
本筋よりも、途中に出てくる先生同士の痴情の縺れ(から発展して自殺まで事がおよんでしまった)が気になってしま…

5

永遠の昨日 小説

榎田尤利  丹地陽子 

明るい作風だけに切なすぎました

とても良い話でした。
榎田先生らしく軽妙な掛け合いが多くて、二人もクラスメートも個性的で可愛くて明るくて優しくて、厳密に考えると超常現象だし怖い状況でもあるのに、とても爽やかな雰囲気が続きます。
浩一くんをはねた人も、二人の家族も皆いい人。
だからこそ余計な感情をもたずに二人の恋に集中して読めました。

純粋な気持ちが、過去のエピソードと絡めてより分かりやすく、感情がとてもよく伝わります…

6

永遠の昨日 小説

榎田尤利  丹地陽子 

感想

最初はギャグなのかと思いました。なんか笑っちゃいけないところで笑いそうになった。
とんでも設定。
しかしどんどん引き込まれて、最終的には泣きそうになりました。
すき。

4

nez[ネ] Your Lovely Smell 小説

榎田尤利  湖水きよ 

シリーズ完結

34歳同士で大人気ないケンカップルのやりとりが面白かったシリーズここに完結です。34歳なのに今まで本気の恋をしたことがなかったみたいな2人。不器用ながらもお互い惹かれ合い求め合う感じが素敵でした。1.2巻あたりのコミカルな事件ものという雰囲気も好きでしたが。

3.4巻は千里の過去絡みで今までの謎が解き明かされていくシリアスパート。4巻はアクション満載です。千代子ママの格好良さに全て持っていか…

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erotica 小説

榎田尤利 

性欲もまた情なのだ

◆痛い靴
 その後の2人がとても気になった作品。サイズの合わない女性用の靴に無理矢理足を入れさせられ、窮屈に縮こまって悲鳴を上げる日高の足。男性にハイヒールを履かせて美脚を愛でるというシチュエーションはさほど目新しいものではないかと思いますが、久我はその靴擦れによってできた皮むけ、傷に色気を感じるという。最初は偏執的に感じたけれど、読み進めるうちになんとなく理解できてしまったり。日高がどんなに痛…

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「恋愛シリーズ」単行本未収録ノベル小冊子 小説

榎田尤利 

3つの短編

試読用として、小冊子から購読。
理屈屋の大学准教授・サガンとやり手の実業家・橘高のシリーズ。
考えすぎの勘違いによる、すれ違い。

2017年発刊の冊子。
説明に、
(※本作品はイラスト入りです。電子書籍化して配信するにあたり一部単行本と異なる仕様がございます)
・・と有るので、このシリーズの最新版は「電子本」という事みたい。

計3つ 
 橘高xサガン 2。
 英x淳平 1…

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猫はいつでも甘やかされる 小説

榎田尤利  紺野けい子 

イイ男

『放蕩長屋の猫』春彦編。まひろだけを思い続けてきた春彦と、半分外国の血が混ざったツンな女王様猫のお話。 

地元の商業高校で課外活動の一環として茶道を教えている春彦。英語講師として新しく雇われた花邑シュウと出会う。半分日本人でありながら日本を嫌悪するシュウには、アメリカで親友だと思っていた男に深く傷つけられた過去があった。

日本の高校生をバカにして授業そのものも軽視していたシュウは、春彦…

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放蕩長屋の猫 小説

榎田尤利  紺野けい子 

ダメ男

すでに出来上がっているカップルの危機。キュンキュンする。

東京下町を舞台に、受けがどんな環境で育ってきたかが冒頭に描かれている。榎田先生の最初の一行が好きだ。なんたってツカミがうまい。

まひろの幼馴染み、千鳥と春彦も準主役級で、春彦の方は大事なまひろを恋愛対象として思っていたがゆえに、バイで女の子好きな遊真(攻め)のことをよく思っていない。

実際、遊真からの猛烈なアタックから二人…

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